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本屋さんの閉店後のスペースをお借りして、東京文京区で読書会を主催しています。気軽でおし…

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本屋さんの閉店後のスペースをお借りして、東京文京区で読書会を主催しています。気軽でおしゃれな社交の場を作りたいとはじめました。お酒を呑みながら、ワイガヤで文学について語れる会を目指しています。こちらの「note」では、その読書会のレポートを主に掲載していきます。

マガジン

  • 週末の夜の読書会 2019年開催レポート

    我が読書会は2019年の8月に第一回目を開催しました。 当時は飲み会で知り合った友達を呼んでの開催でした!懐かしい~♪

  • 週末の夜の読書会 2020年開催レポート

    2020年はコロナに翻弄され、開催日時を延期したりと想定外の対応に追われ、戸惑いながらも手探りで会を運営していました。

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【受付中】第47回:週末の夜の読書会 大野 晋『日本語の起源 新版 (岩波新書)』2024年1月21日(日)18~20時 @東京

2024年最初の読書会は毎年日本語を考えようというお題で課題本を選書しています。 今回も迷いに迷って……やはり本格的な国語学者の本を取り上げたいと思い、国語学研究者の巨匠、大野晋先生の本から選ぶことにしました。 一年の始まりに普段何気なく使っている日本語を通し、日本に思いを馳せ、いいスタートができるような時間にしたいなと思っています! 第47回 週末の夜の読書会 ・課題本:大野 晋『日本語の起源 新版』(岩波新書) ・参加資格:課題本の読了 ・持ち物:課題本・筆記用具

    • 第45回読書会レポート:追悼 大江健三郎『われらの時代』感想・レビュー

      (レポートの性質上ネタバレを含みます) 今回は3月3日に逝去された大江健三郎氏を悼み、『われらの時代』を課題本にしました。 キャンセル待ちの上に、定員オーバーの11名と大盛況で、この上ない追悼読書会となりました。 その内初参加の方は4名と、大江健三郎氏の影響力を垣間見ました。 なぜ『われらの時代』にしたのか? 選書の理由 2023年上半期、当会では明治文学を順に追っていきました。 今日の日本の閉塞感について、明治まで遡れば何かヒントがつかめるのでは? となんとなくそ

      • 【終了】第46回:週末の夜の読書会 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』2023年12月2日(土)18~20時 @東京

        毎年年末は子供向けの名作を課題本として選んでいます。 2023年ラストの課題本は、随分前から決めていました。 恥ずかしながら、ディケンズは読んだことがなく、ホリエモンが毎年『クリスマス・キャロル』のミュージカルを主催されていることを知り、興味が一気に高まって読んでみようとなりました。 今年も色々な本を取り上げてきましたが、最後はこの本で♪ 今年ラストの読書会! たくさんのご参加お待ちしています! 第46回 週末の夜の読書会 ・課題本:チャールズ・ディケンズ『クリスマ

        • 第44回読書会レポート:川上未映子『乳と卵』感想・レビュー

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 2ヶ月ぶりの読書会は満員御礼キャンセル待ち回となりました! いつも申し込みしてくださる皆さまに感謝です!! さらには、このお休みの間に Twitterのフォロワーが100人を超えました٩(๑´3`๑)۶ 本当に嬉しいです!ありがとうございます! 今回は際どい内容だったため、思わずワインを持参しましたよ。 シラフでは語りにくい(;´∀`) さらに常連さんからも差し入れワインが! お気遣いありがとー!メンバーに恵まれて本当に幸せ♪ 二

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        • 第45回読書会レポート:追悼 大江健三郎『われらの時代』感想・レビュー

        • 【終了】第46回:週末の夜の読書会 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』2023年12月2日(土)18~20時 @東京

        • 第44回読書会レポート:川上未映子『乳と卵』感想・レビュー

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          【終了】第45回:週末の夜の読書会 大江健三郎『われらの時代』2023年11月12日(日)18~20時 @東京

          ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏が今年の3月3日に逝去されました。 心よりお悔やみ申し上げます。 11月の課題本は追悼の意を表して『われらの時代』にします。 数多ある作品の中から色々悩みましたが長編にしてみました。 大江健三郎の戦後とはいかに。 日本の行く末を彼の視点から改めて読み解ければと思います。 第45回 週末の夜の読書会 ・課題本:大江健三郎『われらの時代』 ・参加資格:課題本の読了 ・持ち物:課題本・筆記用具 ・参加費:800円(現金or PayPay

          【終了】第45回:週末の夜の読書会 大江健三郎『われらの時代』2023年11月12日(日)18~20時 @東京

          読書会_気持ち悪い (´゚д゚`)

          会社にて暇を持て余してGoogleで「読書会」を検索しようとしたら…… 検索候補に「読書会 気持ち悪い」というワードが、、、 びっくりして仕事中であることも忘れるほど動揺((((;゚Д゚)))) うーんたしかに、馴染みのない人にとって 読書会? なんだそりゃ? となるのは当然かも! 実際に私も「読書会って何やるの?朗読するの?」などと質問をよく受けます。 「そういうのはたいてい宗教や儲け話の集まりだからやめておきなさい」(゚∀゚)アヒャ なにか得体のしれないものを買

          読書会_気持ち悪い (´゚д゚`)

          第43回読書会レポート:お陰様で4周年!紹介型自由形式(感想・レビュー)

          おかげさまで4周年になりました\(^o^)/ 皆様に支えられてここまでやってこれましたことに御礼申し上げます。 また、いつも快く場所を提供していただいているplateaubooksさんにも感謝します。 今回は定員枠を1.5倍に増やした上でのキャンセル待ちということで、嬉しい悲鳴をあげることとなりました! 8月は毎年紹介型自由形式にしています。 今年も文芸書やビジネス書はもちろん、海外作品やマンガ、図鑑などさまざまなジャンルの素敵な本が集まってきて、和気藹々のワクワク

          第43回読書会レポート:お陰様で4周年!紹介型自由形式(感想・レビュー)

          【終了】第44回:週末の夜の読書会 川上未映子『乳と卵』2023年10月1日(日)18~20時 @東京

          週末の夜の読書会は9月はお休みし、次回は10月1日に開催します! 満を持しての課題本は…… 川上未映子さんの芥川賞受賞作品『乳と卵(ちちとらん)』にしました! 選書のきっかけは、、、 今年の3月に取り上げた、樋口一葉の『たけくらべ』を調べている際に、川上氏が訳した全集を拝読。他の訳とは一線を画した、一葉の息吹を感じる訳に衝撃を受けて、川上氏に興味を持ったことにあります。 最近の本をあまり読まない主催者ですが、今後はもう少し最近の作品も取り上げていこうかなと思っています笑

          【終了】第44回:週末の夜の読書会 川上未映子『乳と卵』2023年10月1日(日)18~20時 @東京

          第42回読書会レポート:永井荷風『濹東綺譚』(感想・レビュー)

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 7月の回も、満員御礼定員オーバーのキャンセル待ち回となりました。 永井荷風には失礼ですが、『濹東綺譚』で正直こんなに席が埋まるとは思っていなかったのでびっくりです。 コロナも明けてリアルで集う場が求められていると感じています。 これからも文学をツールにより楽しく、おしゃべりしてスッキリできる読書会を追求していきます! どうぞよろしくお願いします。 ご参加の皆さまの感想 ・当時の雰囲気が伝わってくる ・小説?随筆?世相史?

          第42回読書会レポート:永井荷風『濹東綺譚』(感想・レビュー)

          【終了】第43回:週末の夜の読書会 お陰様で4周年!紹介型自由形式 2023年8月6日(日)18~20時@東京

          ※定員枠増やしました!10名→16名(8名2班) おかげさまで4周年\(^o^)/ 8月は毎年周年記念として、紹介型自由形式をとっています! 読書会に興味はあるけど……と躊躇していたそこのあなた^^ ぜひこの機会に遊びにきませんか? おすすめ本を持ち寄ってください! 本の形式ならどんなものでも構いません。 小説や啓蒙書、ビジネス本、専門書、詩集などなど…… 写真集・地図帳・資料集・漫画もOK♪ 感謝の気持ちを込めて特別価格でご案内します! 文学の素養は必要あり

          【終了】第43回:週末の夜の読書会 お陰様で4周年!紹介型自由形式 2023年8月6日(日)18~20時@東京

          第41回読書会レポート:田山花袋『蒲団』(感想・レビュー)

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 今回は満員御礼!定員オーバーの大盛況!! 遠くは茨城県から足を運んでくださる方もいらして感無量でした(;_;) 初めての方はなかなか発言できなかったりしますが、 ぜひめげずに2回3回と通っていただき、 場に慣れてたくさん発言していただければと思います!! またのご参加お待ちしています^^ ご参加者の皆さまの感想 ・田中はクズ ・共感!時雄はピュア! ・みみっちい!(不倫)しろよ! ・うじうじ ・田中を気にして時雄は小さい ・他人

          第41回読書会レポート:田山花袋『蒲団』(感想・レビュー)

          【終了】第42回:週末の夜の読書会 永井荷風『濹東綺譚』 2023年7月9日(日)18~20時 @東京

          お陰様でキャンセル待ち登録もたくさんいただきましたため、受付終了といたします。 多くの方に興味を持っていただき感無量です! 明治からいっきに昭和へ…… 今年の上半期は時代を順に追って課題本を取り上げてきました。 いよいよ7月は、永井荷風先生にご登場していただきましょう~ 第42回 週末の夜の読書会 ・課題本:永井荷風『濹東綺譚』 ・参加資格:課題本の読了 ・持ち物:課題本・筆記用具 ・参加費:800円(現金or PayPay) ・定員:10名 ・日時:2023年7月9日

          【終了】第42回:週末の夜の読書会 永井荷風『濹東綺譚』 2023年7月9日(日)18~20時 @東京

          第40回読書会レポート:二葉亭四迷『浮雲』(感想・レビュー)

          (レポートの性質上ネタバレを含みます) 今回は、近代日本文学史上、重要な作品に挑戦してみました! 言文一致体を使った初めての作品と言われる『浮雲』。 後の文豪達にも影響を与えたと言われている衝撃的な試みは、果たしてどのような作品だったのでしょうか? 明治の風を感じながらの読書会となりました。 参加者のご感想 ・文語体が残っている ・言文一致に苦悩が感じられる ・早く職を探せ! ・とにかく職を探せ! ・感情移入しずらい ・第十八回でお勢が豹変したのが気になる ・明治の男は

          第40回読書会レポート:二葉亭四迷『浮雲』(感想・レビュー)

          第七回課題本: サン=テグジュペリ『星の王子さま』レポート

          さまざまな出版社から色々な訳者の手による本書が出ていますが、わたしは倉橋由美子訳(文春文庫)のものを選びました。 翻訳されたような違和感はなく、初めから日本語だったかのような自然な翻訳で、たいへん読み易かったです。 これが彼女の遺作となったとのことでした。 『星の王子さま』は『聖書』や『資本論』に次いで世界中で広く読まれてきた、などと言われています。 なぜ国を超えてこんなにも読み継がれるのでしょうか。 倉橋氏はあとがきで、 「これは本屋の児童書のコーナーに置かれて子供た

          第七回課題本: サン=テグジュペリ『星の王子さま』レポート

          【終了】第41回:週末の夜の読書会 田山花袋『蒲団』 2023年6月18日(日)18~20時 @東京

          2023年上半期は、明治時代の作品から順を追って課題本を選んでます。 今回の課題本は、中学生のときの国語の先生(女性)が「気持ち悪い」と顔を歪めて評していたために、自然と遠ざけていた作品にしました笑。 「キモイ」のか「純真」なのか? その原点を探求!? 集え!お布団の匂いフェチ笑 第41回 週末の夜の読書会 ・課題本:田山花袋『蒲団』 ・参加資格:課題本の読了 ・持ち物:課題本・筆記用具 ・参加費:800円(現金or PayPay) ・定員:10名 ・日時:2023年

          【終了】第41回:週末の夜の読書会 田山花袋『蒲団』 2023年6月18日(日)18~20時 @東京

          第37回読書会レポート:金子みすゞ『金子みすゞ名詩集』(感想・レビュー)

          初めての試みで2月は詩を取り上げてみました! 以前から気になっていた金子みすゞさんにしてみましたよ! 感性が研ぎ澄まされる時間は濃厚で、これから毎年2月は詩を課題にしようかなと思いました。 参加者の方々も、どの詩を選ぶか重なることはなく、思い思いに金子みすゞワールドに浸りました~ 老若男女に愛される彼女の詩は繊細で慈悲深く愛に溢れた世界だとあらためて実感しましたよ。 ご参加者の皆さんの感想 参加者の皆さんにあらかじめお好きな詩を一編選んでいただき、 それぞれ皆んな

          第37回読書会レポート:金子みすゞ『金子みすゞ名詩集』(感想・レビュー)