チェスター編〜半日で巡れる観光地〜
リヴァプールから日帰りでチェスター観光へ。
半日ほどで主な観光地を巡れてしまう丁度いいサイズ感に心惹かれた。
リヴァプールから1時間
チェスターには、
リヴァプールライムストリート駅から電車に乗り、1時間ほどで到着した。
事前に調べたところによると、半日くらいで主要な観光地を回れるということだったので、今回はチェスター駅から全て徒歩で行くことにした。
イーストゲート時計台
最初に訪れたのは「イーストゲート時計台」。
この街のシンボルとも言える時計台の前に立ち、趣ある街の雰囲気をしばし味わった。
「今いる道からどうやって時計台のところまで行くのかな」としばらくあたりを観察したものの、結局、城塞を割と長い距離移動してたどり着いたのであった。
チェスター大聖堂
リヴァプール大聖堂もかなり良かったけど、
「チェスター大聖堂」も負けず劣らずだ。
受付の前では、様々な言語で書かれた「チェスター大聖堂へようこそ」がお出迎え。我らが日本語の絶妙なフォントになんだか親近感が湧く。
大聖堂の中に入ると、リヴァプール大聖堂と似たような建築様式が見られ、こちらもステンドグラスから差し込む光が美しい。
一際目を引いたのは、この部屋。
窓から差し込む光が室内を優しく包み込み、どことなく温かみを感じる。
思えばこのタイプの建築様式が好きなのかもしれない、と後々思う。
ザ・ロウズ
白黒の格子模様が目を引く「ザ・ロウズ」。
街の中心部に位置するこの特徴的な建物が目当ての人も多いようで、観光客たちがそれぞれ写真を撮影していた。
美しい街並みに溶け込んだ建物たちは、ファンタジーの世界に迷い込んだような気持ちにさせてくれる。
チェスターの城壁を散歩
長い長い城塞を散歩するのは、
とても気持ちがいい。
街の中心部を抜けたあたりから登り始め、少し高い目線から街を眺めた。
大きな通りを見下ろすと
「本当に綺麗な街並みだな」と感動。
城塞の上には、所々にパン屋さんやカフェなどのお店もあり、ただ歩いたり、景色を眺めたりするだけでなく、ちょっと一休みすることもできる。
街の至るところから昇り降りできる城塞は、きっと生活の中によく溶け込んでいて、ここに生きる人は街を移動する時の近道として使っているのかな、と想像を膨らませた。
小さなベーカリーは美味い
昼食は、地元民っぽい人たちが並ぶ
小さなベーカリーへ。
会計カウンターしかないようなこじんまりとした店内に入り、サーモンとアボガドのサンドイッチをテイクアウトした。
お店のお姉さんたちは、
とても愛嬌があって優しかった。
味の良し悪しも大切だけど、
こういう温かさもお店には大切だよね。
注文したサンドイッチを持って川沿いのベンチに座る。ピクニック日和のような心地よい天気が心地よい。
肝心のサンドイッチは、
ほどよく塩気があり、とても好みの味。
文句のつけようがないランチだった。
イギリス編・完
チェスター観光を最後に、
11日間滞在したイギリスともお別れ。
憧れていた英国のカルチャーを見られたのは、とても良い経験だった。UKロックにまつわる場所を巡れたし、ロンドンのおしゃれな人々も見ることができた。憧れていた世界を自分の中に取り込むことができて嬉しい。
次の目的地は「フランス」。
チェスターからリヴァプールに戻り、
ロンドンを経由して目指すのは「花の都パリ」。
大学で習ったフランス語が
ついに役立つ時が来た?
あとがき
イギリスの旅を思い返すと、
とても便利だったな、と思う。
当たり前だけど、大都会ロンドンですから何不自由なく暮らした印象がある。英語に関しても、自分の思いを正しく伝えられないことは多々あったけど、レストランの注文や美術館の入場など日常的な部分で困ったことはなかったと思う。
日本に帰ってきてからイギリスが最初でよかった、としみじみ感じた。
旅に行く前からイギリスのBBCが無料提供する「BCC Learning English」で勉強してきたけど、イギリス国内でさえ、イギリス人以外の人がたくさんいる。
たとえブリティッシュ・アクセントに慣れたとしても、いろんなアクセントの人がいるからそれだけではダメなだった。
それぞれ十人十色の英語があって、
いろんな人と話すことで、
いろんな英語を学んでいく。
でも、一番大事なのは、
言葉というよりも、
「コミュニケーションする気持ち」、
じゃないかなと思う。
次回からフランス編へ。
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