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空福(くうふく)のススメ
私は最近ブームの「小食」を実践している。
少々太っていたので健康の為に痩せようという事と、食費を抑えたかった事、この二つが主な理由だ。
私が今実践しているのは次の二つのことだ。
・朝食は食べない
・夕食は控えめにして食べる
この二つだけである。
とはいってもそこまで自分に厳しくやっているわけではない。
「無理はしない。」
それが私のモットーだ。
どうしても食べたくなったら食べるし、飲み会などがあれば友人と一緒のものを食べる。
たまに実家に帰るときにも、せっかく作ってくれる料理を食べないわけにはいかないので、そういった際は遠慮なく食べる。
そういう緩ーいルールのもとに小食を実践している訳だが、始めてまた一ヶ月そこらで早速多少の身体的・精神的変化が表れたので、少しこの投稿で触れようと思う。
小食にして感じた3つの変化
1.体が楽になった
体が何に一番エネルギーを使うかというと、食べ物の消化である。
よく言われることだが、一日三食食べた場合はフルマラソンを走ったのと同じだけのカロリーを消費するとの事である。
エネルギーを摂取するために食べ物を食べるのに、その消化にエネルギーを使うとはなんとも皮肉なことである。
消化に大量のエネルギーが使われるために食後は眠くなる、という訳だ。
つまり一食減らすことにより体への負担を減らす、というのが朝食を抜きにする理由だ。
また夕食を少なめにすることで、食後の眠気を抑える事ができ、夕食を作る手間も減らすことが出来、夜の時間を有効活用する事ができるし、食べるのが少ない分、消化が早く出来、次の日の昼食までに内蔵を十分に休ませることが出来る。
私はこの方法を実践してから自分の為に使える時間が増えたことを実感し、また、朝起きるのが非常に楽になったのを感じた。
2.早くもベルトの穴一つ分腹がへこんだ。
始めてまだ一ヶ月程度だが、早くも腹がへこんできた。
夕食時は基本的に大体腹七分目ぐらいに抑えている。
米は食べるときもあるし、写真のようにマグロ納豆のみで夕食を済ませる場合もある。
納豆は個人的に神食材と呼んでいる。
肉の代わりにたんぱく源としてよく食べている。
実践し始めて、当初は空腹感でやっぱり辛いのかなーと思っていたが、案外そうではなかった。それにどうしても腹が減った場合は、我慢せず何かを食べた。
無理をしない、これが小食を続けるコツだと思う。
そして、個人差はあると思うが、効果が意外に早く表れたこと、これが何とも嬉しかった。
3.飯がうまくなった。
1番空腹感を感じるのは体の中が空っぽになった朝から昼食までの間だろう。
だが朝食は食べない。
よく朝食を抜くと頭が回らないと言われるが、私個人の感覚としては、腹減っているからと言って頭がボーッとすると言うようなことはない。
朝食を抜いたことで子供の成績に影響があるとよく報道されるが、科学者の武田邦彦先生はこれを否定している。
また空腹の時には免疫力が上がるという研究もある。
そして何より、この小食を実践して感じるようになったのは、飯が美味い!と言うことである。
特に腹が空っぽの時に食べる昼食は最高である。空腹感が飯を美味くし、人をハッピーにするのだ。
まさに空福(くうふく)である。
なんでも手に入る時代になり、現代人は少々栄養過多なのではないかと思う。
江戸時代なんかは1日2食であった。
芸能人なんかも1日1食を実践されている方も多い。
マイクロソフトのビルゲイツなんかも、1食であるが、あそこまでの成功を収めた。
人間それほど食べなくても生きていけるのである。
小食を試してみてそれが実感できた。
ご興味がある方は是非試されてはいかがだろうか。
まずは、朝食を抜きにする、あるいは夕食を少し減らす。そのどちらかを実践するだけでも、少なからず身体に変化が出てくると思う。
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