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空き家の「維持管理」について考える①屋外編

皆さん、こんばんは!

親が長年住んでいた実家が、

 ・親が亡くなってしまった
 ・高齢者施設へ入ってしまった

などの理由で、現在空き家になっていませんか?

空き家は維持管理をしていないとすぐに劣化してしまい、
荒れてしまいますし、資産価値も下がってしまいます。

これから「空き家の維持管理について考える」という事で

①屋外編
②屋内編
③遠方に家がある場合編
④防犯対策編


という4回に分けて
元不動産屋で、地方に「おひとりさまの母」がいる私が
2~3分で読める程度に書いていきます。


今日は「①屋外編」です。


1.なぜ屋外の維持管理をすべきなのか?


先日、空き家になったら考えるべき問題点についての
記事を書きました。


屋外の維持管理をすべき主な理由は以下の5つです。

①「空き家」と明らかにわかってしまうと泥棒や放火のリスクがある
②ゴミを不法投棄されてしまう
③虫が湧いてしまう原因となる
④小動物が住み着いてしまう
⑤近隣に迷惑が掛かってしまう



2.基本的なチェックのやり方


まず、基本的なチェックのやり方の例です。

①ポイントを項目別に書き、日付の入ったチェック表にする。

②現地にチェック表を前回分も併せて持参し、履歴を見ながら
チェックをする。


③視線は上から順に視線を移動させながら見ていくと
 見落としを防ぐ事が出来る。


3.屋外でのチェックすべきポイント


次に、屋外でのチェックすべきポイントを書いていきます。


①屋根 
 瓦が割れていないか・瓦にズレや風で飛ばされている箇所はないか

②軒裏
 雨によるシミ・我・汚れ・剥がれ・スズメ蜂の巣などはないか

③雨樋
 外れていないか・詰まっていないか・割れていないか

④外壁
 ひび割れ・シミなどないか

⑤基礎・土間
 ひび割れ・シミなどないか

⑥床下の換気口
 穴・割れ・小動物の侵入などないか・入口を何かが塞いでいないか

⑦設備・配管
 古いアンテナが倒れていないか・配管の割れ・配線のむき出しなどないか

⑧ブロック塀・フェンス
 ひび割れ・破損・シミ・倒壊などないか

⑨庭木
 隣家・道路などに枝がはみ出していないか・台風で木が倒れていないか

⑩雑草・落葉
 蔦や落ち葉で隣家に迷惑をかけていないか・通路を塞いでいないか
 排水口を落ち葉・泥・ゴミなどが塞いでいないか

A4の用紙に①~⑩の項目と・現地確認日・メモ欄などを作って
チェック表を完成させましょう。

意外と、前回いつ訪問したのか・前回の不具合箇所などは忘れて
しまっているものです。

前回のチェック表も必ず持参し、見比べながらチェックすると良いです。

4.シーズンごとに手入れが必要


空き家のチェックやミニ清掃などは、少なくても月に1・2回程度は行い、
庭木の剪定や草むしりなどの大掛かりな作業はワンシーズンごとに
行うと、お隣さんやご近所さんからもクレームが少なくて済みますね。


5.まとめ


・なぜ屋外の維持管理をすべきなのか?
・基本的なチェックのやり方
・屋外でのチェックすべきポイント
・シーズンごとに手入れが必要


今日は以上の項目を見てきました。

これらのチェックを日頃からやっておくと、外から見ても
「手入れのしていない空き家」には見られないと思いますよ。

最後までお読みいただきましてありがとうございました!






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