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就活で重要なのはインプットとアウトプットのサイクル

※当記事は約5分で読めます【約2,200文字】

1. 就活におけるインプットとアウトプット

様々な場面において当てはまりますが、特に就活においては、

インプットとアウトプットを繰り返す

ことが非常に重要だと私は考えています。

これはちなみに、私自身が就活当時、最も意識していたことです。

就活で言うインプットとアウトプットは、以下のようなイメージになります。

インプット:
・自己分析によって自身の価値観や構成要素を理解する
・業界や企業理解を深める
・グループディスカッションやケース面接のノウハウを理解する

アウトプット:
・自己PRやガクチカを言語化・可視化し、人に対して発信する
・志望動機を言語化・可視化し、人に対して発信する
・グループディスカッションやケース面接の模擬練習を重ねる

インプットとアウトプットを見比べていただくと、上から順に対応するイメージでまとめてあります。

2. インプットとアウトプットどちらか一方では意味がない

インプットとアウトプットはどちらか一方だけ注力していてもあまり成長に繋がりません。

一方だけに注力した場合のイメージを例に挙げてみます。

(1)インプットだけに注力した場合のデメリット

・インプットが自分自身にどれだけ定着しているのか把握出来ない
・インプットを重ねる間に、過去のインプットが忘れ去られていく
・実践で試す機会がないことで、自分自身の改善点やボトルネックが見えてこない
・改善点が明確でないため、効率的な改善ができない

インプットだけに注力してしまっている例として、日本人の英語教育が挙げられます。

海外の若者の多くは英語が話せますが、一方で日本人は学校で何年も勉強しているにもかかわらず、話せる人は少ないです。

これは、シンプルにアウトプット量の差です。
海外の人は文法的に完成度が低くても恥じることなく、どんどんコミュニケーションを取ろうとします。
その中で、伝わらなかった言葉などを体感として理解し、少しずつ改善していきます。
それを繰り返していく中で、気づいたときには、日常会話として問題ないレベルで話せるようになっています。

しかし、詰込み型のインプットをかなりこなしていても、いっこうに話せない日本人が多くいるのは、上記のようにインプットだけに偏ってしまっていて、アウトプット量が足りないからに他なりません。

つまり、インプットはアウトプットにつなげて初めて意味があると言えます。

次に、アウトプットだけに偏ってしまっている例を見てみましょう。

(2)アウトプットだけに注力した場合のデメリット

・インプット(新しい気づきや工夫)が無いため、アウトプットの質が変わらない

主に、上記が言えると思います。

ここで注目してほしいのは、インプットとアウトプット、どちらか一方に偏るのは結局成長に繋がりませんが、インプットだけに偏る方がデメリットとして挙げられる項目が多いことです。それだけ、アウトプットが重要だということがわかります。

そして、英語教育に端を発するように、アウトプットが極端に少ないのは日本人の弱いところでもあります。これが英語という言語の側面において顕著に表れているわけです。

しかし、インプット量の未熟さから、アウトプットの質の低さを実感しても、

「アウトプットの引き出しを増やすためのインプット」

の努力をしない人もいます。

こういった人も、結局アウトプットの質(レベル)が変わらないため、成長が見られないです。

このように、インプットとアウトプットはどちらか一方だけ努力しても成長実感に繋がりにくいです。

3. インプットとアウトプットの繰り返しが成長の鍵

インプットしたことをすぐにアウトプットして、周りの反応や結果を確認してみる

これを実践している人は非常に成長が早いです。

これは、
「トライ&エラーを繰り返している」
もしくは
「PDCAサイクルを回している」
とも言い換えられます。

起業をした実業家や、最近ではすっかり人気の職業にもなったyoutuberなんかでも、成功している人の共通点として、『インプットとアウトプットを繰り返している』ことが言えます。

考えを形にして、世の中の反応を見てみる
        ↓
想定の結果が出なかった場合、何が問題か考える
        ↓
改善策を実践してみる
        ↓
いいところは引き続き伸ばし、良くなかったところを改善する
        ↓
以前よりさらにいい結果に結びつく

このようなイメージです。

そして、これは就職活動においても同じです。

おそらく志望度の高い企業から内定が出ている人に確認してみると、自分の考えを発信しては、改善するといった工程を繰り返しているはずです。

例えば、

「前の(模擬)面接で話した時、こう聞かれたら答えられなかったから、今度からはこう答えよう」

とか

「前の(模擬)面接で話した時、とっさにこう答えたら自分の考えがすっきりして、面接官も納得してくれていたから、今度からも同じように答えよう」

とか、このような気づきがあるのは必ず、アウトプットの場面となります。

4. まとめ

以上のように、気づきを得るためにも自分の考えを発信するアウトプットが重要で、さらにそのアウトプットの精度を上げるためにインプットが重要となってきます。

ここでもアウトプットのためにインプットが重要といったように、むしろアウトプットを先にしても良いくらい「走りながら考える」ということを意識してみてください。

そうすると、どちらかに偏っていた人は、今までの数倍、成長が実感できるはずです。

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