見出し画像

【要注意】選考以外でも合否判定されているポイント

※当記事は約6分で読めます【約2,300文字】

1. 当記事の目的

実は、選考以外にも評価に関連してくる内容があります。

私がコンサルティングさせて頂いている企業様において、実際にあった具体例を添えて、選考以外の評価ポイントについてご紹介していきたいと思います。

2. 選考以外の評価ポイントとは

この評価ポイントが何かというと、ずばり、

選考のつなぎ目(過程)の対応

になります。

どういうことかというと、下記の具体例を見てみてください。

(1)書類選考の提出

書類選考において、指定のファイル(拡張子)で提出できていないなど、条件に沿って適切に対応できていないと、完遂能力の欠落と判断されてしまいます。

これは、仕事において任された仕事を指示通りにこなすことが出来ないということを、ある意味、書類選考の時点で証明してしまっていることになります。

そのため、必ず指示内容を隅から隅まで正確に把握し、ダブルチェックをするなどして仕事同様に細心の注意を払いましょう。

もし、どうしても理解が難しい場合は、質問すれば大丈夫です。
質問することがマイナス評価になるかもと考えている方がいれば、それは大きな間違いです。

実は社会人においては、この「質問力」もプラス評価になります。
というのも、正しく期限までに仕事を完遂してもらうためにも、
「意図を正しく理解すること」は非常に重要で、ゴールイメージのすり合わせを主体的に行おうとする姿勢は、前述とは逆に完遂能力があるとみなされるからです。

期限がある仕事で、前日とかに部下から勘違いをして指示とは違った成果物を提出されて、もうどうしようもないみたいな事態になったら非常に困りますよね!?

こういったことは、職場でも信頼の失墜となり、今後大きな仕事を任せてもらえなくなります。一方、この完遂能力が高い人は、どんどん仕事を任せてもらえるようになり、昇進ルートを駆け上がっていきます。

それほど大切な能力であり、就職活動においても、それらの点において懸念点が見えると不採用となってしまうわけです。

(2)面接日調整など企業とのやり取り

正しい言葉や文章を使えるかどうかが顕著に見える場面になります。
このとき、社会人同等レベルで対応が出来ているとかなり印象が良くなります。
しかし、実際のところ、意外と正しく使いこなせている学生は少ないです。

特に、下記のような点には注意をするべきです。

・「ありがとうございます」「失礼いたします」「申し訳ございません」などの最初に伝えるべき言葉

・敬語や丁寧語、尊敬語、謙譲語などの正しい使い方

・日本語(文章)の言い回し

・日程変更の依頼などの際、失礼が無いように、変更希望日を自ら複数日提示するなどといった常識

・メールであれば、署名の活用、社会人が送る形式(冒頭や末尾)などを理解する

メールのポイントについては、以下の記事にて詳しく説明していますので、気になる方は、合わせて読んでみてください。

これらの内容は簡単そうに見えて、入社1年目に上司に指摘されやすいポイントだったりします。
こういったことが適切に行えることも、社会人においては大切な顧客を任せても良いという信頼に繋がるため、非常に重要です。

(3)面接前の心構え

リモート面接であれば、当日に接続ができないなどのトラブルがあると、「運が無かった」と、つい環境のせいにしたくなるかもしれませんが、社会人においては、ただの確認不足・準備不足とみなされます

相手の大切な時間を割いてる時点で多大な迷惑をかけているわけです。

逆に、企業のWEB説明会に参加する際、就活生が待機しているのに、何の連絡もなく、企業側の問題で接続不可などといった事象に見舞われたとしたらどうでしょうか?

説明会だけでなく、日常のサービス全てに当てはまります。

「いつも時刻通りに来ている電車が何の連絡もなく一向に来ない」、

「Web配信によるライブチケットを買って指定のURLに入ろうとしたら入れない」、

このようなことがあると、信頼を失って、今後サービスの利用を控えたり、採用の説明会であれば応募をやめようかなと考えるきっかけになってしまいますよね。

こういった事が無いように、企業では、常に環境の確認や起こりうる不具合の事前チェックなどを徹底しています。それでもどうしても起こってしまうことは時にありますが、その際も迅速な報連相など相手に最大限迷惑をかけない姿勢を見せる必要があります。

3. 『神は細部に宿る』

具体例でご紹介したように、こういった日常的でさり気ないところが、すごく重要だったりします。
日常的だからこそ手を抜きがちで、しかし日常的だからこそ日々のこの癖付けがその人の印象と直結します。

「あの人は丁寧に仕事をやってくれる」

逆に、

「あの人はいつも雑で信用できないから、ちゃんと自分でも再度確認しないと」

どちらの印象がある人を企業側が採用したいかは明確です。

そして、この目次テーマにも書いた「神は細部に宿る」という言葉を私は以前上司から教えてもらいました。

サービス(提案)を受ける側は、細かいミス一つでもあると、不信に繋がります。

提案書における誤字や脱字一つもそうですし、こういった誰でも丁寧にさえすれば出来ることをどこまで徹底できるかは、簡単に聞こえるかもしれませんが、本当に出来る人とそうでない人との差として一番に表面化するところです。

「神は細部に宿る」という言葉を、皆さんも頭の片隅に常に置いておくことで、一つ一つの些細なことから信頼の積み重ねを実践していってみてください。

4. まとめ

当記事で話した内容を認識しておくことで、内定のチャンスを逃さないだけでなく、逆に上記の点を適切な形で対応することで、高評価に繋がっている場面も私は現場で多く見ています。

だからこそ、企業側の想定以上にしっかりしている印象を与えることで、評価が下がるどころか上がるように、選考のつなぎ目の部分にも意識を張り巡らせるようにしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?