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ペルソナ【GDで役立つシリーズ】

※当記事は約3分で読めます【約1,400文字】

1. ペルソナとは

「ペルソナ」とは、サービス(商品)を利用してくれる典型的な顧客像のことを指します。

年齢、性別、職業、年収、ライフスタイル、趣味、家族構成等詳細のパーソナリティを設定することで、実在する人物像を鮮明にします。

2. ターゲットとペルソナの違い

ターゲットとペルソナは似ているようでちゃんとした区別があります。

(1)ターゲットの場合

・女性
・30代

(2)ペルソナ

・女性
・35歳
・専業主婦
・東京都渋谷区が居住区
・美容に興味がある
・夜の21時以降にSNS(Instagram)を日々見ている

上記のように、ターゲットの場合、数個の条件の組み合わせによる広範囲を指すことが多いです。

一方、ペルソナは、実際のある1人のライフスタイルが想像できるレベルでの詳細設定で、サービス(商品)を利用する顧客像に当てはまる共通条件を可能な限り全て細かく洗い出します。

3. ペルソナを設定する理由

(1)   効果の最大化が狙える

①    選択と集中の最大化

ペルソナによって細かい顧客像を設定することで、ピンポイントに顧客のニーズに沿ったサービス提供やマーケティング戦略を練ることが出来るようになります。そうすることで、顧客ファーストの満足度の高いサービス展開に繋がります。

②    費用対効果としての最大化

上記、選択と集中が可能になることで、リソース及びコストを投下する対象が明確になります。結果、費用対効果の最大化に繋がります。

(2)   認識のズレ無く、着実にプロジェクトを推進できる

ペルソナ設定によって、詳細まで明確になることで、サービス(商品)の開発および販売に携わる関係者の間で、認識のズレも生じにくく、共通認識の下で、業務の進行がスムーズになります。

4. ペルソナ設定の際の注意事項

(1)   設定する情報は具体的イメージをもって選択する

ペルソナは想定で顧客像を設定するものの、事実とかけ離れると意味をなさなくなってしまいます。
また、主観で設定するのも先入観が入り混じる可能性があるため危険です。
そのため、類似した商品の顧客データや口コミなど客観的データを可能な限り集めて、事実に即した顧客像を作り上げましょう。

(2)   設定する内容の定義を明確にする

ペルソナ設定は、マーケティングにおける初期段階で実施します。
そのため、設定したペルソナが客観的に見ても同義でないと、プロジェクトの進行過程で認識のズレが生じていきます。
したがって、定量的でなかったり、複数の意味を持つキーワードを使う場合は、シンプルにわかりやすく、誰もが共通認識を持てるように注意しましょう。

(3)ペルソナ設定の検証を定期的に実施する

自社、競合、マーケット(3C)などの状況は、時々によって変わっていくものです。
そのため、顧客のニーズを常に正しく反映するためにも、自社におけるペルソナ設定も定期的にチューニングする必要があります。

5. まとめ

近年のユーザーニーズは、多様化及び複雑化しています。
そのため、サービス(商品)をニーズがある顧客に的確に届けるためには、ペルソナ設定が必須となっています。
このように、ビジネスにおいて重要なキーワードとなってくる「ペルソナ」だからこそ、就活生においても正しく理解し、適切な場面で使えるようにしておきましょう。

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