年々増え続ける莫大な利益剰余金
久しぶりの投稿です。
noteに書き始めてからもう年末になるのですね。時が経つのは早いですね。
今回は、表題の通り利益剰余金についてのお話しです。
まずは、一応最新データなのですが、財務省が発表した2021年の日本企業の利益剰余金のデータです。
ちなみにこのデータは事業規模が大きい企業は全て対象で、小さい場合は一部の企業を抽出してデータをとっているようです。
上記のデータを見て頂くと分かる通り、500兆円を超えています。
この500兆円ですが、多くの方がご存知の通り、日本のGDPに近い金額なのです。
ちなみに利益剰余金とは、
利益剰余金とは、世間で一時期よく耳にした内部留保のことです。
企業は500兆円もの利益剰余金を保有しており、これからも増加していくと言われています。
ただ中小企業も利益剰余金を増やしているかというと、必ずしもそうではなく、やはり大企業を中心に増加傾向にあるようです。
日本が生み出すGDPと近い金額を企業が利益剰余金として保有している事実は、ニュースではあまり報道されていません。
もしこの利益剰余金が給与、設備投資、研究開発などに今以上に活用されていたら、今頃日本の経済はどうなっていたのでしょうか?
もちろん、コロナ禍で経済が停滞し、企業の倒産が増加した中で、この利益剰余金があったおかげで危機を乗り越えることができた事実はあります。
それでもこの莫大な金額はあまりにも大きすぎると感じるのは、私だけでしょうか?
日銀がいくら金利を低くキープしていても、これだけのお金が企業の中で滞留し、経済の中で人間の血のようにめぐることがなければ、経済は活発にならないのは、当たり前ではないでしょうか?
これは日本人のマインドの問題でもあるかもしれませんね。
バブル崩壊、リーマンショック、阪神淡路大震災、東日本大震災、コロナといった予期せぬ経済危機を恐れて萎縮しているのかもしません。
現在、日経平均株価は3万2~3千円をキープし、為替も150円から円高に向かいつつあります。
アメリカの景気動向によると思いますが、来年の日本経済は更に活発になっていくと思いますので、この利益剰余金も有効活用し、積極的に企業価値向上につなげて頂ければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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