膝関節伸展制限と臨床ⅱ

今日は膝関節伸展可動域制限についてお話します
前回は「何故、膝が伸びてないとダメなの?」について
お話しました。見てない方はひとつ前の記事見てからどうぞ


今回お伝えしたいのは「膝関節をどうしたら伸ばせるか」です


この写真を見た時にどう考えますか?

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まず、筋力低下で曲がってるのか
関節可動域制限で曲がっているのかを
明確にして下さい


簡単です。寝ている時の膝伸展角度と立っている時の伸展角度を比べたら良いだけ☝🏽

○立ってて曲がっているが
 寝ていたら伸びている → 筋力低下

○立ってても寝ていても
 曲がっている → 関節可動域制限

#安易すぎる ??


次に膝関節に問題があるのか他の関節に問題があるのか調べていきます
#2関節筋の影響を取り除く


これも簡単、側臥位で股関節の肢位を変えて
可動域を比べるだけ☝🏽

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側臥位 股関節屈曲位

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 側臥位 股関節伸展位

#ハムストリングスの影響を取り除く


とりあえずここまでやってみて下さい、めっちゃ大事です。ある程度問題点が絞れてきます



ここから、

〜膝関節に問題がある場合の評価・介入〜

膝関節をニュートラルな位置にします
膝関節内外反を入れない!!
出来れば腹臥位が良いです

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ニュートラルな位置で徐々に膝を伸展していきます。

# 脛骨粗面を押さえながら

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伸ばした時に抵抗感を感じる所をリリースしていって下さい


主に臨床で制限因子に多いのは、
「膝窩筋」「半膜様筋」

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膝窩筋

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半膜様筋
後、半膜様筋は3つに分かれていて
ここの繊維だけは股関節の肢位の影響を
受けないんです☝🏽
#単関節筋として捉える


まとめ

1. 仮説検証作業
膝関節を触る前に本当にそこが制限因子なのか調べる

立位と臥位の違い、股関節肢位の違い 

2.膝関節ニュートラルな位置で評価・介入
 内外反させない!!



この2つを意識すると良いですよ


「臨床が楽しくなる様に」


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