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【感染症後の世界】必要なテクノロジーに関して#1 ナレッジ・オン・デマンド時代の学習

こんにちは。草場です。

感染症が加速度的に広がり、今後の影響が懸念されます。が、対応するしかないです。代表を務めているシンギュラリティラボでは、テクノロジーで社会課題を解決すべく動いております。

最新のテクノロジーの状況の情報の取り方は様々あります。私が非常に重宝しているのが、いわゆる「オライリー本」です。以下はオライリー・ジャパンのHPです。

オライリー・ジャパンは、オライリーメディアの日本法人です。オライリーメディアはティム・オライリー氏により創設された、コンピュータ関連の書籍出版、ウェブサイト作成、カンファレンスの開催などを主な業務としているアメリカの企業です。始めはコンサルティング企業として出発したみたいです。
全世界に200ほどしかウェブサイトがなかったころ(そんな時代が、、!)、オライリーメディアがWorld Wide Web に関する世界初の本 「Whole Internet User's Guide and Catalog」 を出版し、一気に認知が拡大、出版がメインになったようです。すごい。

そんなオライリーメディアの創業者ティム・オライリー氏が、感染症後の世界で必要なテクノロジーについて書いた本が「21 Technologies for the 21st Century」です。

数回に分けて、簡単に内容を振り返っていきます。ちなみになぜ21なのかは、21世紀というのもありますし、サピエンス全史で非常に有名なユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書、「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考」から取られてそうです。

始めに、Table Stakesが示されます。この意味、知らなかったですが、調べてみると、最低限必要なもの、といった意味みたいです。

1. ナレッジ・オン・デマンド時代の学習
2. コンピュータに何をすべきかを伝える(プログラミング)
3. 数学
4. メディアリテラシーと科学的方法
5. コミュニケーションとコラボレーション
6. ものを作る

一つ一つ見ていきます。

1.ナレッジ・オン・デマンド時代の学習
本によると、21世紀の学習の秘訣は、インテリジェントな機械と効果的に連携すること、です。グーグルマップはわかりやすい例ですが、今では地図の読み方を詳しく知る必要はなく、アプリの使い方を知る必要があります。
1997年にIBMのディープ・ブルーに敗れたガルリ・カスパロフは、ギリシャ神話の半人半馬の生き物にちなんで、この機械と人間の融合をケンタウロスと呼んでいます。彼は、プレイヤーが人間、機械、または両方とパートナーを組んでプレイが出来る「フリースタイルチェス」を作りました。これに関しては、「AI(人口知能)が引き起こす「ケンタウロス現象」に備えていますか?」に詳しいです。
このゲームで、人間と機械の組み合わせが、単独で行動している最高の人間や機械のプレーヤーに勝てることがわかりました。
ケンタウルスは、人間のスキルを置き換えるのではなく、人間のスキルを補強するために機械を使用しています。

これは、暦本氏が提唱しているコンセプト、ヒューマンオーグメンテーションです。人間とテクノロジー・AIが一体化し、時間や空間の制約を超えて相互に能力を強化しあう。面白いですね。以下の記事を参考にしてください。

本日はここまでです。

草場壽一
https://sinlab.future-tech-association.org/


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