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給与交渉の技術

一生懸命頑張っているのに給料が上がらないと辛いですよね。特に"今回は頑張ったぞー!"と自己評価が高かった時に何もその頑張りが給与に反映されないと不信感が募ってしまいます。それでも今いる場所でできる限り頑張りたい!と思っている方に給与交渉の技術をご紹介します。

信頼を勝ち取る

まずは上司の期待を超えられるように一生懸命努めましょう。給与交渉を成功させるカギは上司との信頼関係です。なぜなら給与交渉はその多くが自分の上司を通してマネジメントや人事と交渉することになります。そのためにも自分の頑張りを評価し応援してくれるよう、日ごろから上司との信頼関係を築くことがとても大切です。

具体的には

上司の期待値を理解し超えていく

担当業務を完ぺきにこなす

会社にとって必要だと思うことには率先して取り組む

雑務を人一倍頑張る

成果を見える化してアピールする

自分の市場価格を調査する

自分の市場価格がいくらぐらいか調査しましょう。市場価格と比較しそれと同等の給与水準へ上げてもらうケースや他社からのオファーを提示し、カウンターオファーを受ける方法などがあります。あくまで給与交渉は客観的な事実をもとに妥当性を証明し、進める必要があります。

独自のポジション取りをしておく

給与交渉を成功されるためには、今勤めている会社に「あなた」がいてほしい固有の理由があった方が有利です。その為にも今いる部署あるいはチームで、あなたにしかできないものを作っておきましょう。それは必ずしも王道をいく必要はなりません。営業部に配属している方であれば、売上1位をとるのは簡単なことではありませんが、例えば営業に関わる雑務を自動化し、その自動化ツールをあなたが管理するといった方法でも、あなたにしかできないものにすることはでき、それが会社が「あなた」にいてほしい理由になりえます。

セーフティーネットを構築しておく

給与交渉というのはセンシティブです。最悪の場合、転職せざるを得ない状況になることもありますので、その場合を想定して転職活動はしておきましょう。”今の会社がすべてではない”という気持ちでいられた方が精神的に強く交渉に挑むことができます。

許容範囲を事前に決めておく

交渉をする際は、事前に自分の希望額と許容範囲を設定しておきましょう。また、提示された金額が許容範囲を下回った場合、交渉が決別してしまった場合にどのようなアクションをとるかも予め決めておきましょう。引き下がるのか、本気で他社からのオファーを受けるのか、給与以外の部分で会社から援助してもらうように交渉を切り替えるかなどです。できるだけ多くの選択肢を持っていた方が交渉を有利に進めることができます。

交渉に挑む

ここまで準備したらいざ交渉に挑みましょう。あなたは一生懸命仕事に取組み上司との信頼関係もできています。客観的に自分の市場価格を調査し給与交渉の妥当性も証明できます。会社にあなたがいてほしい固有の理由もあります。ハードな交渉に備えてセーフティネットも構築しました。あとは勇気を振り絞って挑むだけです。最後はあなたの勇気と覚悟です。

おわりに

給与交渉というのそれを行う側、受ける側にとっても非常に負担が大きいものです。その為、ここぞ!というタイミングを見計らって行うようにしましょう。また一番最初に書いた「信頼関係を勝ち取る」ことがなによりも交渉を成功させるために大切です。その為に日頃から真摯に仕事に取り組むことが大事なのはいうまでもありません。

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