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2023年映画ベスト10

2023年映画館で鑑賞した映画は54本でした
この中で個人的なベスト10を作選んだんでコメントつきで紹介したいと思います


第10位 レッド・ロケット

「フロリダ・プロジェクト」のショーン・ベイカーが世に放つ、ドクズな中年ポルノ男優を描いた映画。

とにかく、ドーナッツ屋でバイトする女子高生とやった上にポルノの世界に誘いこもうとする主人公のあまりのドクズっぷりに、観ているこっちも笑いを通り越してドン引きするレベル

主演のサイモン・レックスが裸一貫、レッド・ロケットをご披露。
【2023年度ベストもろだし枠】映画

第9位 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

「タクシードライバー」「レイジング・ブル」のマーティン・スコセッシ最新作

スコセッシ映画では「とにかく執拗にストーキングをして暴力を振るう」役ばかりのロバート・デ・ニーロと、スコセッシ映画では「何も考えてなくてイケイケどんどん」な役ばかりのレオナルドディカプリオが遂に悪魔合体した結果、「何も考えてないデカプーがバンバン景気よく(?)先住民族オセージ族を殺していく胸糞映画」が爆誕

1920年代のアメリカのオクラホマ州で実際に起こったオセージ族が虐殺されたアメリカの暗部を描いた話なんですが、本当に何にも考えてないデカプーの凡庸な悪っぷりがすごい

そして、スコセッシ本人も出演のまさかの○○○番組でのエンディングにびっくりさせられた、【2023年ベストびっくりエンディング枠】映画

第8位 怪物

「万引き家族」の是枝裕和が監督、「花束みたいな恋をした」の坂元裕二脚本とのがコラボした作品なんですが、やれ、クィア映画だ、子役の演技がどうこう言われてますが、個人的には、教師役の瑛太のサイコパス演技がすさまじかったです。
現在の令和の小学生相手に「先生は子供頃の西田ひかると結婚したかったんだぞ」とのたまったシーンには、思春期時代、西田ひかるが結構タイプだった自分は赤面してしまいました。
あと、スーパーのガキを転ばせた田中裕子の足のかけ方も芸術的でしたね

第7位 ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り

有名テーブルRPGのハリウッド実写化作品
シリアスとコメディのバランスが丁度よい塩梅、話のスケールも、ちょいワルな為政者をちょっとこらしめる程度という丁度よい塩梅という、【2023年丁度よい塩梅】映画

そして、ラブコメ帝王ヒュー・グラントは異世界転生しても、いつもの通りの口先三寸という。【2023年ヒュー・グラントベストアクト】映画でもありまするぞ

第6位 スーパーマリオブラザーズ・ザ・ムービー

ご存知、任天堂が世界に誇るアクションゲーム「スーパーマリオ」シリーズを、「ミニオンズ」シリーズなどのヒット作を手掛けるイルミネーション・スタジオと任天堂が共同でアニメーション映画化

自分ら世代だとスーパーマリオの映画ときくとあの大失敗作「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」連想されるのだが、今回、任天堂もちゃんと製作に加わっていたおかげで、ちゃんとマリオ映画となっていたことに感心。自分は映画を見ながら、ファミコンを買ってくれなくて、スーパーマリオの攻略本を買って、脳内プレイしていたことを思い出して涙が出そうになりました。マリオ好きにはオススメの1本

第5位 窓ぎわのトットちゃん

ご存知、黒柳徹子の子ども時代を描いた同名自伝のアニメ映画化

映画館で予告編を見た際は「おやおや、今更、『窓ぎわのトットちゃん』ですか?」と笑っていたんですが、内容はあまりにも上級国民な生活をしていたこども時代の黒柳徹子の日常が、ストーリーが展開していくにつれ、軍国主義、戦争、そして死にだんだんと蝕まれるという、まさに今見るべき怖い怖いお話。【2023年ベスト舐めていてすみませんでした】映画

第4位 ザ・フラッシュ

DCコミックの最速のヒーロー、フラッシュの活躍を描いた映画

やっていることは「バタフライ・エフェクト」なんだけど、エズラ・ミラーの演技は良かったし(役者本人のやらかしはともかく)、久しぶりにマイケル・キートンのバットマンは見れたし、サッシャ・カジェのスーパーガールは魅力的だったし、個人的には大満足な映画でしたよ。興行的には大赤字だったみたいですが

第3位 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

水木しげる先生原作の「ゲゲゲの鬼太郎」プリクエル的作品で、鬼太郎の皮を被った「犬神家の一族」映画。
鉄パイプが目玉にぶっ刺さり目玉が飛び出るといった「ファイナルデッドコースター」シリーズのようなゴア描写は出てくるわ、女性だろうが子どもだろう救われない鬼畜な展開に40オーバーのわたくしも正直ドン引きし、テレビアニメの劇場版と勘違いして観に来たちびっこにとっては一生モノのトラウマになりはしないかとハラハラする内容ながらも、戦争を決して美化せず権力者に中指を立てる、そのパンクな姿勢やよしな映画でした

第2位 バービー

着せ替え人形のロングセラーであるバービーを「レディ・バード」「ストーリー・オブ・マイライフ」のグレタ・ガーウィグ監督した作品が第2位

たお話は林家ぺー・パー子師匠の顔が真っ青になるほど全体がピンクピンクしているバービーランドを舞台にバービーが男社会、映画見てマンスプレイングする男、ギターで自作の歌を歌う男などなどをとことんおちょっくる、まるで「サウスパーク」みたいな映画でした
【2023年ベストピンク(そっちのピンクではない)】映画

第1位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME3

そして、2023年ベストはMCUの人気シリーズ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の最終章

大金をかけてやっていることがほぼ悪趣味なトロマ映画ながら、ちゃんと各キャラクターに見せ場を作り、丁寧に物語を着地させた監督のジェームズ・ガンの手腕はお見事。劇場では結構ホロリとしてしまった

「失敗してもまだ人生やり直せる」とこの映画のテーマの如く、ツイッター問題でクビになりながらもちゃんとガーディアンズシリーズを完結させたジェームズ・ガン。今後はDCですごく大金をかけたトロマ映画みたいなのを作って我々映画ファン、コミックファンをドン引きさせてください。是非是非期待しています

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