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トップアスリートから学ぶ 市民交流セミナー&ファンライド <後編>

トップアスリートから学ぶ 市民交流セミナーの続き、<後編>になります。

午前中にセミナーを行った御殿場高校でハンドボール部の皆さんにお見送りいただきながら体育館を後にし、午後のサイクリングへ移動。
前日は雨予報で午後のファンライドは中止することも考えていましたが、奇跡的に天気が回復し実施することができました。

今回イベントのサポートカーはSUBARU本社よりLEVORG STIを ご提供いただきました 

速く走れなくても楽しめる、それがサイクリングの良いところ

静岡県出身で元日本チャンピオンの佐野 淳哉 選手、地元女子自転車チームHigh Ambitionの阿部 花梨 選手らとのファンライドは、御殿場市のサイクルツーリズム(自転車による観光誘致)の一環としてスポーツタウン御殿場の後援をいただき開催することができました。ご協力に感謝申し上げます。

サイクリングの楽しさは幅が広いです。
ファンライドは文字通りFUN(=楽しむ)&RIDE (=乗ること)で、全然速く走れなくても良いのです。自分のペースで走って大自然の景色を見て仲間との時間を楽しめますし、有酸素運動による健康効果が得られるところです。空気の良い自然の中でリラックスした時間を過ごすことでストレス解消にも役立ちます。
コロナの時代に入って世界的なアウトドアブームとなる中、サイクリングが世界的ブームへ発展したのも自然な成り行きだと思います。

阿部選手が乗るグラベルロードは9万円切りで、これは普及モデルとして最高だと注目を浴びます

上小林にあるわさび栽培農家さんの駐車場に集合。御殿場は高級わさびの名産地で、築地の市場や高級料亭に販売されていて、なかなか一般のスーパーやお土産の販売店には流通していないそうです。地元ではこの農家さん自家製のわさび漬けやわさび味噌が販売されているので、ご興味がある方はぜひチェックしてみてください。

御殿場市上小林にあるわさび栽培農家さんのわさび田  

昨年開催された東京オリンピックロードレースは東京の調布市をスタートして、神奈川、山梨を通り、山中湖から籠坂峠を登って越えると御殿場市を抜けて小山町の富士スピードウェイにゴールするコースレイアウト。
今回のコースは、東京オリンピック開催地のレガシーを巡る約30km。
オリンピックコース終盤のクライマックスとも言える場所をプロ選手や地元女子チーム、地元ガイドの案内でサポートカー付きで走れるサイクリングツアーということになります。途中コース沿いの主要名所にはオリンピック開催記念のモニュメントが建てられており、文字通りオリンピックレガシーを巡るサイクリングです。

御殿場市上小林のわさび農家さんをスタート
ここはオリンピックTTコースの勝負所 御殿場市にある開催記念モニュメントの前で富士山ポース

天候が曇りで富士山は部分的にしか見えませんでしたが、晴天時には毎日表情が変わる雄大な富士山を眺められるので、地元に住んでいても大自然の景色を楽しめる素晴らしいコースです。

御殿場市の上小林がある高根地区は小山町との境にあり、雄大な富士山が眺められる地域です

オリンピック タイムトライアルコースの頂上には雄大な富士山が見られます(写真は晴天時)

写真でファンライドの様子をご覧ください。

オリンピックタイムトライアルコース最大の難所 憧れのプロ選手と走るとテンションが上ります
モニュメントの使い方が色々間違っている気がしますが、佐野選手のお人柄に触れた1枚です

サイクリングの魅力の一つは、社会で普段何をしている人か関係なく、プロ選手も趣味でサイクリングを楽しんでいる人も、老若男女が笑顔になって共通の話題で会話を楽しめたり、仲間や友人が増えていくことです。
今回のファンライドでも、大げさに言えば「人生をより豊かにしてくれるサイクリングの魅力」を再認識することができました。

空気のいい大自然の中を1列で走るサイクリストたち
ファンライドの参加サイクリストをサポートカーが見守ります
ゴール地点で最終走者を迎え入れるサイクリストたち たった半日で自転車仲間の絆が深まります

人生をより豊かにしてくれるサイクリングの素晴らしさ 最後はカフェでサイクリスト同士の交流の時間を楽しむ

「高嶺の森」のカフェにて記念撮影 ここはゴルフ場、キャンプ場、コテージもある複合施設です

本場ヨーロッパでもサイクリストが休憩や集合地点で集まる場所である「カフェ」はサイクリングとセットになっていて、縁が深いものです。今回はゴール後にカフェでの休憩も入れて、参加した皆さんがサイクリスト同士で交流できる時間を多めに取りました。もちろん、それぞれのサイクリストの皆さんの話に大輪の花が咲きました。話に花が咲きすぎて、終了予定時間を大幅に上回ってしまって日が暮れてしまいましたが(笑)プロ選手も初心者のサイクリストも、自転車という共通のキーワードでお互い気軽に会話ができるこの雰囲気、最高ですね。

富士山周辺のサイクルツーリズムに感じるポテンシャルの高さ

「自転車で日本をもっと健康にし、自転車を人気スポーツにしていきたい」
そんな目標を掲げているHigh Ambitionは今後もこういったサイクリングイベントは定期的に企画・開催していく予定です。
世界遺産の富士山が大きく見えるこの地域へぜひ遊びにいらしてください。
できれば1泊していただき、ゆっくりと温泉、地元の食事やお酒も楽しめるようなツアーをもっと企画していきたいです。サイクリストが地域で飲食や買い物、宿泊など消費することで、地域にサイクリストが歓迎されるような動きに発展していくと嬉しいです。

2023年には海外からのサイクリストも多数受け入れできるようになると想定しています。世界中の旅行者が一度は行ってみたいと憧れる場所、それが富士山です。周辺のサイクリツーリズムは今後ますます発展していくと考えられます。

世界遺産の富士山とその周辺におけるサイクルツーリズム 観光資源としての可能性があります

今後も皆で創り上げる楽しいイベントを企画します

今回のサイクリングイベントを実施させていただくにあたり、駐車場をご提供いただいたわさび農家の勝又様、ご多忙の中ゲストで参加いただいた佐野 淳哉 選手、High Ambitionのメンバーやスタッフの皆さん、イベントに後援いただいた御殿場市スポーツタウン関係者の方々に感謝申し上げます。

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