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35歳の”男”づくり

*この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観、経営者の考え方などが少しでも伝われば幸いです。

社員の皆さん、明けましておめでごうございます!
この年末年始は、オミクロン株の拡大前に、、、と2年ぶりに実家に帰省したり、旅行に出かけたという人も多かったのではないでしょうか?コロナの感染拡大を懸念しつつも、やはり人が人らしく生きるために”リアルな人とのかかわり”は必要だと実感しています。バーチャルとリアルをうまく組み合わせながら、効率的なコミュニケーションと心の通ったコミュニケーションが両立できるといいですね。

さて、今日は年頭のメッセージとして「35歳の”男”づくり」というテーマで話をしたいと思います。

”男”づくりとしましたが、これは性別としての男ということではなく、ビジネスリーダーを”男”になぞらえて、35歳までにどのようなキャリアを積み、どのようなビジネスリーダーになっていたいかということを見据えながら、日々の仕事をしていきましょうという話です。

25歳の男づくり

これは、私の息子が通う中学高校の校訓です。

中等教育において高校卒業が一つの節目と考えることが多いのですが、『社会に出て独立し始めた25歳を一つの節目とみなし、そこを目指して成長をしよう』という考え方です。それは会社に入って3年位して25歳で、ようやく自分の考えや将来像がしっかりしてくると考えられるからです。
男の子の教育には、結果を早く求めて、成長を急がせてはいけない。何よりも25歳の時に、どんな大人になっていたいかを問いかける教育をしていくことが大切だ。

河合恒男著「男の子が前向きになる子育て」 (一部要約)

高校卒業時はまだ18歳ですが、この学校では社会に出たあとの25歳という年齢に照準を当てて教育をしていこうという考え方をもっているそうです。年に数回、学校の教育方針に加えて親の関わり方についても講義をしてくださり、とても参考になっています。

私は、男性も女性も、学校教育でも社会人教育でも、教育というものには全て同じ考え方が必要だと思います。勉強しろ、勉強しろとやみくもに知識を詰め込ませようとするのではなく、”自分がなりたい姿”になるために必要なことを自ら学ぼうとする主体性が大切です。そのためには、5年後、10年後にどのような姿になっていたいかを問いかけ、学ぶ意味をセットで考えられるようにしなければなりません。意味もなく学ぶことは単なる作業にすぎず、本質的ではないですし、時間の無駄にもなりかねません。何より面白くないですよね。

苦行に耐えても”男”にはなれない

優れたビジネスリーダーになるためには、多くの経験が必要であることは言うまでもありません。特に、失敗、修羅場、逆境、挫折など苦労の経験値は、その人がどれだけ学び、鍛え抜かれた人であるかという証でもあります。

しかし、苦労が苦行、つまり辛さに耐えながら仕事をしてきたという経験だけでは真のビジネスリーダーは育ちません。教育と同様そこに主体性がなければ意味がないからです。

「苦行=つらさに耐えて仕事をする」というスタンスでは、むしろリーダーシップを殺してしまうことになってしまうでしょう。なぜなら、そこには、リーダーシップの原点である「主体性」がかけらもないからです。では、主体性はいつ発揮されるのか?決まっています。心の底から「面白い」と思えることをするときです。誰だってそうです。「面白い」ことをするのですから、誰かに指図されるまでもなく率先してチャレンジする。それこそが主体性なのです。

荒川詔四著「優れたリーダーはみな小心者である。」

主体性が発揮されるのは面白いと思えることをするときです。誰かに苦労させられるのではなく、自分がなりたい姿になるまでの過程において苦労すること。この経験が真のビジネスリーダーを育てることに繋がるのです。だからこそ、どのようなビジネスリーダーになりたいか、そのイメージをいつも描きながら仕事をしてほしいと思います。

どんな”男”になりたいか、それは自分で決められる

当社の社員の多くは30歳未満。社会に出てから3~5年が経ち、自分の仕事がある程度できるようになって、将来のことを徐々に考えられるようになってきた年齢です。まさに冒頭にお話した「25歳の男づくり」の真価が問われるタイミングですね。では、さらに10年後の35歳になった時のイメージは持てていますか?

自分がどのようなリーダーになりたいか、どのようなリーダーシップをとって会社をひっぱっていきたいか、それは誰に指図されるでもなく自分自身で自由に決めることができます。身近な先輩や上司をイメージするも良し、それらを反面教師とするも良し、全く新しいスタイルを築くのもいいでしょう。また、そのイメージが日々変化することもあるでしょう。ただし、いつも自分なりの将来像を持っておくことが大切です。

「このままでいいのかと将来が不安になる」という言葉を聞くことがあります。”このまま”でいいわけがありません。自分がなりたい姿に向かって、日々成長しなければならないのですから。でもこの言葉が出る人の多くは、将来像を見出せず苦労が苦行になって成長がストップしている状態にあるといえるでしょう。

私は今年1年かけて、皆さんに自分の将来像がきちんと描けるようにしていきたいと思います。そして、それまでにどのようなキャリアを積み重ね、その過程における苦労を面白いと思えるような環境づくり、仕組みづくりを目指します。そのためには、まずどのような35歳の”男”になりたいかは自分で決められるのだということを意識してください。10年後、アーキ・ジャパンがいい”男”(男性も女性も!)で溢れる会社になりますように。。。

今年もよろしくお願いします!


あとがき

  1. 昨年クリスマスイブの夜、山手線渋谷駅到着前の社内アナウンス
    「間もなく渋谷に到着です。予報では今夜から寒波がきて週末はとても寒くなるとのことです。みなさま暖かくしてお過ごしください。私は明日はお休みをいただきます。また週明け一緒に頑張って参りましょう!」
    乗客は顔を見合わせて、えっ!?という表情を浮かべながらも笑顔に。停車駅を伝えるだけなら自動アナウンスで十分。こういう一言がほっこりさせるよね。

  2. その日の深夜、我が家に来たサンタさんは事前にお手紙でお願いした通り「鬼滅の刃」全23巻をプレゼント!いまテレビで放映しているのが9~10巻ということは、まだ半分にも達していないということ?この時点でこれだけ社会現象になっているのに、これからどうなるの??

  3. サンタさんへのお手紙に描いてある本マンガ係のマスコットキャラクターまがくんは、次男がつくりだしたオリジナルキャラクターらしい。将来漫画家になるのは難しそう、、、それ以前に誤字多すぎ。


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