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#49 死んだらどうなるのか

あなたは人が死んだらどうなると思いますか?
「死んだらどうなるかの考え方」には6つの考え方があるそうで
それはどれかではなく、混ざり合いながら存在しているとのこと。

1.他の人間や動物に生まれ変わる
2.別の世界で永遠に生き続ける
3.すぐそばで子孫を見守る
4.子孫の命の中に生き続ける
5.自然の中に還る
6.完全に消滅する

死んだらどうなるのか? 死生観をめぐる6つの哲学/伊佐敷隆弘

私はこれを見て
5.自然の中に還る
がしっくりくるかなあとか思ってました。

一方で、実家は浄土真宗で、祖父の葬儀もその形式でした。
浄土真宗の話は興味深くって、好きでしたね
仏教は、輪廻という考え方なので1が近いらしいです。

でもお盆は、4なんですって
面白いですね。

こうしてみると、
宗教すらも一つの考え方でなく、混ざりながら形を変え社会に沿って
変化してきたんだなと感じます。

結局理屈だけではなく、みんな自分の信じたいものを信じる
そこにロジカルさは必ずしも必須ではないんでしょうね。

そういう意味では
今の世の中は、ロジカル教って宗教を信仰している人が多いようにも思えます。

本書の中にも
「人間は矛盾した考え方を持てる生き物」と表現されています。
それって素敵なことだとも思います。
chatGPTではできない、矛盾をはらみながら、感じて考える
それが人間らしくってとってもいいのではとも。感じます。

また本書の後半では「主観的視点」の話も出てきます。
ここは非常に難しくわかったようなわかってないようなでした。

でも非常に刺さったのは、下記です。

哲学の場合、「料理する」というのは、「自分の経験に照らして自分の頭で考える」ということだ。「主観的視点」という言葉もレシピにすぎない。この言葉を自分の経験に照らして自分の頭で考えれば、この言葉によって表現されようとしていた思考内容がわかることもある。

死んだらどうなるのか? 死生観をめぐる6つの哲学/伊佐敷隆弘

私自身もレシピばっかり知っている料理評論家になりそうだったと
心から感じました。
レシピを学んで自分で作って実際に食べてみること
自分の目で見て感じて触れて経験していくことがいかに大事か
考えさせられました。

じいちゃんが死んだ時に感じた気持ちや想いを大事にして
噛み締めておきたいなと思いました。

矛盾しながら、感覚を大事にして
色鮮やかな人生を楽しんでいきたいです。


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