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#82 日本の居酒屋文化

タイトルに惹かれて、気づけば図書館で借りていました。

居酒屋っていいですよね。
大阪在住なんですが、大阪駅ビルにはまりもう数年がたちます。
普段も散歩が好きなんですが、散歩する中で路地に目を向けて
良さげな居酒屋がないかなって思わずみてしまいます。

また、「異世界居酒屋のぶ」「居酒屋ぼったくり」「ワカコ酒」とか
そういう居酒屋の漫画も大好きです。

なぜここに惹かれるんだろうって考えます。

昔イギリスに少しだけ住んでいたことがあるんですが、
その時に日本の居酒屋っぽいものがなくってびっくりしました。
パブはあるんですが、どちらかというとビールと食事を楽しみ
せいぜい滞在時間は一時間がいいところ。
あと、ゆっくり飲みながら話したりするのは、バーとか。

いずれにせよ、
あまり飲みながらダラダラまったり話し、ゆっくりする。
そんな場所ではなかったです。

居酒屋って改めて日本独自なんだなと本書を読んでも思いました。

感覚的には、みんなのリビングみたいな感じ。
何をするわけでもなく、そこに集まる。
もちろん話している人もいるし、携帯を触ったり話したり
各々好きな時間を過ごしており、その時間が赦されている。
そういった意味では、シェアハウスのリビングルーム的な感じかな。

それって村社会だった日本だからこそ存在しうる。
「共」の考え方の象徴ではと思ったりします。

そんな共有する感覚、みんなで味わう感覚が好きなんでしょうね。
私はきっと。
もちろん美味しい食事とお酒は大好きですが。

これからの資源が限られる世界の中で
シェアする、分かち合う、独り占めしないことってすごく大切だと思う。
共有する、シェアすることで生まれる豊かさを味わうべきだとも思う。

人恋しさを感じてみたら、赤提灯の居酒屋に入ってみるのがいいのかもしれない。


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