小さなコンプレックス

インビザライン(ナンバリングされた透明なマウスピースを段階を追って使用する歯列矯正)を始めて4年。途中転勤も重なって、通院する機会が減った事もあり、予定よりも多くの時間を要していますが確実に歯並びはきれいになっています。

歯を少しずつずらす為、マウスピースを使って食事の時間以外(22時間推奨)、ずっと続けなければなりません。

今でこそ慣れましたが、始めは歯をずっと引っ張られている様なジンジンと鈍い痛みが続きます。

我慢できない痛みではない。というか我慢しなければならない。

あと一本、目立つ歯が定位置に来れば完了です。

始めた理由は「噛み合わせ」ではなく、実はこれまで人前で笑う時、どこかで歯並びが気になって、下を向いたり、口を手で覆ったりして笑っている事が多く、金額も100万近く必要でしたが思い切って始めたのがきっかけです。

結局は「心次第」なんだと思うけど、でも「人前で堂々と笑えるようになる」事が手に入れられると思えば、お金には変えられない価値があったと思っています。

欲求は人それぞれで、今回のように歯に投資する人もいれば、「これにこんなにお金掛けるの??」と思えるものなど、人によっての価値観って違って、それがなんだか面白く、ものごとを見極める時も先入観を持たず見方を変える事って大切だと、ふと、思いました。

少なくとも、「もの」に価値をあまり感じなくなった最近では、これからの人生を笑顔で送る「心を豊かにするツール」として必要な自己投資だったと思っています。

もう少し安かったら、もっと普及するすごく良いものなのになーとは思いますが。

順調に行けば後3ヶ月で終わる予定です。

マスクを外し、堂々と人前で大声で笑う機会が来る事を楽しみにしています。


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