整体系の動画配信の見方 その4

国家資格を持っている整体師の愚行
整体系の動画を配信している施術者の中には「国家資格をもっている」事を強調している人物がいます。

これは無資格無免許者である”タダの整体師”に対し”国家資格整体師”が発信する、整体業界全体の比較による”見えない優位性(マウント)”を強調しているPRに過ぎません。

しかし、あん摩マッサージ指圧師の免許を持っている人間から見れば、同じ穴のムジナであり、むしろ国家資格を持っている整体師の方が悪質なビジネスをしている印象が強く持っていたりします。

国家資格を持っていると言う整体師にはどんな人がいる?
私が過去に見た人には、歯科医・柔道整復師・理学療法士・鍼灸師・作業療法士・臨床検査技師がおりました。

墓穴を掘っている事に気づいていない国家資格者たち
国家資格を持っていると言う主張は一見「信頼がある」「医学知識がある」「社会的信用性が高い」と、その硬い職業イメージから『なんとなくそんな真面目な人達』が先考し来店動機を高まらせている理由の一つになっているようですが、裏を返すと『国家資格を持っている』=『法律に則った行為(法令順守業務)をしています』と考えるべきなのではないでしょうか。

車の免許を持っていれば車の運転が可能であるように、免許に対する職務を全うに行っていれば「社会的信用性は高い」のですが、残念ながら整体業自体は無免許無資格者(無法者)も存在する事から。無駄にハードルを上げてしまう事で法令順守を全うしながら業務を遂行させなければならず、無免許無資格者と競争するには不利になります。結局国家資格者も違法行為やモラルハザードをしておりイメージがさらに失墜するのが現状です。

壁一面の「お客様の声」
その一つの例が前回(その3)で記した動画で見られる壁一面のお客様の声です。貼られている用紙は来店している客がすべて見える事から守秘義務違反の相当します。いくら本人に許可をもらっていたとしても、悪かった所が良くなった”症状”までさらけ出された上に、最悪院長とのツーショット写真まで掲載しているお店ともなると、
顔 性別 おおよその年齢 症状
が判ってしまいます。

結構なプライバシー侵害に値するのではないかと思うのですが、おまけにそれが集客行為(宣伝材料)として利用している事に業務上におけるデリカシーがあるのか?
こうした欠落した思考を持った整体師は、物を売る仕事ではない手技療法と言う特殊な業態において全うな仕事が出来るとは思えません。

写真で掲載された人たちが今現在も継続してリピートしているのか?
ココも疑問が残る所で大半の人がリピートしていないと考えます。来店するたびに自分の写真と目が合うのが恥ずかしくなって嫌になるため。「はがして欲しい」と懇願する可能性が高いからです。
こうした行為一つ取って見ても、国家資格がある=レベルが高い・信用信頼がある、ではない事を知っておく必要があります。

”壁一面のお客様の声”はクセが強い大将がいる居酒屋の壁に飾ってある客がワイワイしている写真と変わらないよ思うのはわたくしだけなのでしょうか。

まだまだつづくわよ


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