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好転反応が出る理由【手技道コラムNo.171】(再掲)

2017.7.27掲載
こんにちは、手技道の門田です。

先日奥多摩の御岳山に登ってきまして、「七代の滝」という滝をみてきました。

冒頭の写真がそれです。ちょっと雨が降っており、
コンディション的にはあまり良くなかったのですが、
自然の中の空気に触れて心も洗われるような感覚でした。

もともと山育ちなので、特にそう感じるのかもしれませんが、
自然は良いですね。

さて、今回は「好転反応が出る理由」という題名で
書かせて頂きたいと思います。

このコラムを呼んで頂いている方は、ご存知の方が大多数だと思いますが、
手技道の施術はとても痛いです。

その痛みをコントロールする事により、
体の回復能力を高めて症状を改善していくものなのですが、
症状によっては施術をする事により、痛みがどんどん逆に出てきたり、
すごくだるくなったりする事が多々あります。

これが表題の「好転反応」と呼ばれているものですね。

そもそも「好転反応」とは何でしょうか?

元々は東洋医学、それも鍼や漢方を使った療法の時に
起こる反応の事を言われており、「暝眩反応」と言われる事もあります。

共通しているのは、体の悪い部分に反応が出る、
その後に症状や体の状態が良くなるという2点です。

特に悪い所に症状が出るので、積もり積もって症状が奥に潜んでいる場合など
施術をする事によって一気に吹き出してしまう事があります。

先述の「好転反応」で痛みがどんどん出てきてしまった例ですね。

痛みがどんどん出てくると聞くと「大丈夫かな?」と思ってしまいがちですが、
結局は自分の内側に溜め込んでいたものなので、
遅かれ早かれ何かのきっかけで出てきてしまう可能性が高いです。

その為、出てきてしまったら、出来るだけ早めに溜め込んでいたものが
出ていくように自分の回復力を高める事が重要になってきます。

そうは言っても、辛い時にただただ耐えるというのも苦しいので、
いくつか好転反応を軽減する方法を下記に書かせて頂きます。

① 何もせず休む
意外にこれが難しい事なのですが、
自分の回復力が落ちている状態だと当たり前ですが、
回復するのに時間がかかってしまいます。

さらに横になっていても、細かい事が気になってしまって、
ちょくちょく起きては何か物事をしてしまって
結局休めていないという事がよくあります。

辛かったら、何もせずしっかり休む事も重要です。

② スタティックバックをやってみる
このコラムでも紹介しましたが、腰の痛みがどんどん出てきている場合は
スタティックバックをやる事でも改善をする事が多くあります。

膝と股関節の角度を気をつける必要がありますが、
割りと簡単に出来るのでおすすめです。

③ 痛いところに手をあてて、さする
昔から手当という言葉がありますが、実際に痛みがある所をゆっくり軽く
さすっていくだけでも徐々に痛みが引いていく事があります。

骨折やひどく捻挫をされた方が来院される事もあるのですが、
その周りの部分を「調摩」といって軽くさすっていく事で血流が改善され、
回復が非常に早くなった例もあります。

④ 軽い運動、ストレッチを行う
ストレッチを行う事で、好転反応が改善する場合もあります。
来月発送の月刊誌にもやり方が載っていますので、
参考にしていただければと思います。

⑤ 痛みのある所を温める
症状の中には冷えによって、色々な症状が出てきている場合もあります。
痛みのある所を少しずつ温める事で改善する場合もあります。

ただ、捻挫や打撲等の場合、温める事で一時的に腫れや痛みが
強くなる事もありますので、状態を見極めながら行う必要があると思います。

以上に上げた事と合わせて、一番大切な事が一つあります。
それは症状が出た時に、無理に我慢せず、
担当の施術者または信頼できる人に相談するといった事です。

「好転反応」に関しては、かなり広く認知されており、
施術に関わっている人であれば知っている確率は高いです。

その為、自分の施術に関して、こういった反応が出たらなぜ出たのか、
どういった機序で起こっているのかという事を把握しているはずですので、
相談すると必ずその事について説明をしてくれると思います。

手技道の場合でも、多くの難病の方が来院されますので、
反応に対してご相談を頂く事も多いですが、
難しい症状であればあるほど院長にも確認して、
その方の一番良い状態になるようにアドバイスをさせて頂いています。

物事が起こる事には理由があると院長は常々言っていますが、
施術に関しても同じだという事ですね。

状態によっては、どんどん変化が早い時もありますので、
出来るだけ細かく情報を頂けると、さらに詳細にお伝えが出来ると思います。

場合によっては、理由が分からない、
対処のしようがないと言われる事もあるかもしれません。

私が担当させて頂いた方でも、首が重だるいなと思って
近くのマッサージ店に行ったら首が回らなくなってしまって、
そこに連絡してもどうしたらよいか分からないと言われたいう方が
ご来院された事があります。

よくよくその方の状態を聞いてみると、以前にむち打ちをやっており、
年月が経つにつれ、痛みがなくなったので放っておいたという事実がありました。

おそらくそれが、「原遺障害」となり、
施術を受けた事で出てきてしまったのだと考えられます。

その方の場合もそうですが、原因を突き止め、
適切な施術を行う事で間違いなく改善をしてきます。

その方も数回の施術で完全に首が左右にちゃんと動かせるようになりました。
対処が分からなければ、信頼できる所に相談する事が一番早いと思います。

どちらかと言うと、手技道の施術はその人の根本を元に戻していきますので、
反応は出やすいと思います。

それを乗り越えて、元の状態に戻していく為には、やはり信頼関係が一番だと
思いますので、何か困った事がありましたらいつでもご相談下さいませ。

今回はここまで。

長々とお読み頂きありがとうございました。

ではまた。

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