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いろんな色の葉っぱがあると楽しいもんね。うちの3歳児がいいこと言う

3歳の娘と自転車でいちょう並木を走っているとき、この葉っぱが黄色くなるんだよ〜、という話をしたら、こんなことを言われました。

いろんな色の葉っぱがあると楽しいもんね。ぜんぶ緑だとつまんないよね。

たしかにー。
僕は、ただ秋だから黄色くなる、という事実を言っただけなのだけど、確かに緑一色よりも、いろんな色があったほうが楽しいかも。それなら、冬になって葉が無くなるとき、春から夏にかけてまた葉が出てくるとき、彼女がどんな風に季節の変化を感じるのか、ちょっと楽しみになりました。


子どもと一緒に街を歩くと、新しい発見がたくさんあります。

1年くらい前、保育園の帰りに「ほら!みて!まんまるのお月さま!」と言われて空を見上げたら、綺麗な満月があって、あれ、そういえば、月を見上げたのは何年ぶりだろう?と、はっとしました。

それ以来、毎日子どもと空を見上げています。
空を見上げて月を探すのはそれだけで結構楽しいですし、今日はお月さまいないね、とか、今日のお月さまは昼に出てるね、とか…月の動きにちょっと詳しくなったりもしました。
月が出ていない理由を考えるのも楽しいです。ねんねしてるのかな、ごはん食べてるのかな、恥ずかしいのかな、とか。子どもの頭のなかでは、だいたいなんでも擬人化されている気がします。


お月さま以外にも、道端や公園に咲いている花に関心を持つようになりました。最近では、うちの前の植木の花を観察してから保育園に行くことが日課になっています。

観察していると、どうもこの花は快晴の日にしか咲かないみたいだ、ということが分かりました。そしてわれわれ親子は、その花の様子に朝の気分をかなり左右されています。
きれいに咲いている日は嬉しいし、咲いていそうな天気なのに意外と咲いていない日はちょっと悲しい。曇っていて明らかにしおれている日だと、娘は朝からちょっと泣いちゃったりします。お花さん、元気ない…さすがに繊細すぎないか?あなたも花も。
今日は咲いてるかな~?と話しながら植木を見に行くのは、結構楽しい朝のアクティビティなのです。


子どもができて一番変わったのは、見えるものが増えたことです。
大人になると、ついつい目の前のことしか見えない生活になりがちですよね。でも、子どもと目線を合わせて近くを見渡すと、身の回りには綺麗なもの、楽しいものがたくさんあるんだなあ、ということに気付かされます。

いちょうの葉の色が変わるだけで嬉しい、月を見つけただけで嬉しい、花が咲いているだけで嬉しい…こんな感性を忘れずにいたいですよね。
皆さんが最後に月を見上げたのはいつですか?

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