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5/22(水)#ボードゲームAIワークショップ 座学では得られない本物の力を

来週のワークショップにファシリテーターとして参加することになった箕輪です。
昨日はその打ち合わせをしてきました。

実際にボードゲームをやり、当日の進め方を議論して、このワークショップには2つのポイントがあるなーと考えました。
今日は、そこで考えたワークショップのあるべき姿みたいなものをまとめます。

ポイント1:座学ではなく、実践で学ぶ

何を学ぶにしても、座学だけでは不十分です。
たとえば資格とかも、何も無いよりはあった方がいいですが、それより実務経験の方が重視されます。
そして仕事では普通、「何を知ってるの?」ではなく「何ができるの?」って聞かれます。

なので、何かを習得しようと思ったら、実際にやってみる、作ってみるという学び方が絶対に必要だし、そもそもこれが一番の近道です。

僕は、仕事で後輩や部下に「どうやったらテクノロジーに詳しくなれますか?」とよく聞かれるんですね。
みんなは僕が読んでる本とか、よく見てるサイトとかを教えてもらうことを期待してるのですが、僕は5年以上前からいつも同じことを言ってます。

「何か自分で作ってみなよ」

自分の頭で何を作りたいのか考え、苦しみながら実際に手を動かすことで、ただ座って講義を聞くだけでは習得できない、本当に役に立つ力を身に着けられます。

このワークショップでも、「ゲームAI」というお題について、座学で知識を学ぶのではなく、とにかくたくさん考えて、苦しんで、手を動かす、ということが体験できる内容になっているのが1つ目の特徴です。

ポイント2:本物のゲームをつくる

大抵、入門セミナーで扱う問題は、初学者が分かりやすいように講師が作った練習問題です。実際、扱う題材は簡単な方が、新しい理論の学びに集中できます。

でもこのワークショップでは、あえて練習用の簡単なゲームではなく、リアルに存在するゲームをそのまま題材にします。

これは、めちゃめちゃ難しいです。
そもそも初めてやるゲームのルールを覚えなくてはいけないし(しかもそれが○×ゲームみたいな単純なものでもなくて)、その上「ゲームAI」という新しいことを理解し、プログラムまで書かなきゃいけない。

でもこれがこのワークショップの一番の特徴だと思うのです。
だって、「初学者向け」のワークショップで、本物のボードゲームをその場で実装するなんて、聞いたことないじゃないですか。

開発力があってもなくても、ワークショップ中は結構苦しい時間を過ごすことになるはずですが、だからこそ、初心者のためにレールが用意された普通のワークショップにはない、「ひたすら考え続ける3時間」を体験できるはずです。


これまでの「初学者向け」ワークショップとは一味違う内容です。
僕自身もAIを勉強中の身なので、ファシリテーターという立場ではありながら、今回の講座を通じて、参加者の皆さんと一緒に学べることを、楽しみにしています。

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