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1年後、建設現場に人がいらなくなる

現場重機の自動運転AIを作っている会社2選

機関車トーマスが大好きだった小さいころの自分。気が付けば興味を失っていましたが、私のような経験をしている人も多いのではないでしょうか?
実はそんな働く車に焦点を当てて人生を捧げる人たちが増えてきています。
今回の記事では、シリコンバレーで注目されている建設現場のための自動運転を開発している会社を2社紹介したいと思います。


SAFE AI 

SAFE AIという会社は、「より安全で生産性の高い作業現場」を実現する。
重工業の作業現場を、ネットワークによって連動した自立型の現場へ移行させるためのAIを作っている会社です。

SAFE AIは、建設現場での重機が自分たちで動くことによって

  • 時間を20%削減

  • コストを25%削減

  • よるグリーンな環境構築

を可能にするとしています。
余談ですが、アメリカなどの工事現場などでは昼食のお弁当のごみを工事現場にそのまま埋めたりしてる事があるらしく、そういったことが無くなればよりグリーンになりそうですねw

AIM

AIMという会社はバックホウ(ショベルカー)を自動で動かす技術を開発している会社です。ショベルのアームにセンサーを取り付け、自動制御できるシステムを開発しています。


注目されている理由(儲かる理由)

  1. コスト削減

  2. 24時間365日の労働力

  3. 既存の機械に使える

これらのビジネスが脚光を浴びている理由として、上記の理由が挙げられます。世界的にも、建設現場での技術者の不足と労働力の不足が慢性化しているため、人材不足を解消する一つの突破口になる可能性が大きいとされています。
アメリカでは、一人当たり人件費だけで約4000万円ほどかかるそうで、そういったコストを考えると生産性の向上も含めて導入を検討している会社も増えています。

日本では大林組が先行して実験をしている

少子高齢化で人材不足が大きな問題になっている日本では、こういった技術はとても嬉しいものです。
大林組はSAFE AIを用いた現場での自動化実験を既に行っており、実際の現場に導入されていく日もそんなに遠くないとされています。


創業者

最後に、SAFE AIとAIMの創業者について簡単に紹介します。

SAFE AI:Bibhrajit Halder

Bibhrajit Halderは、重機メーカー大手のCaterpillar, Ford Motor CompanyそしてAppleで自動運転の技術開発を行っていた技術者が起業。
大林組やBrick and Mototarなどの建設会社から重機メーカーなど業界の大手企業からの出資を受けています。

AIM:Adam Sadilek

Waymo,Googleでエンジニアをしていた本人が起業。
元Googleということもあり、有名投資家が多く、ベンチャーキャピタルから出資を受けている。
Tesla, Apple, Microsoftなど最強のチームを作っていると囁かれる。


おわり

いかがだったでしょうか?
今回は建設現場のあり方を、次の時代へと導いてくれる鍵となる重機の自動運転について記事を書かせていただきました。
自動運転は、現在(2022年10月)高速道路などでは既に実用レベルまで活用されています。障害物のない高速道路のように、車が走る環境によって難易度が大きく変わるとされている中で、建設現場は比較的難易度は低いとされているため、SAFE AIやAIMの開発した技術が大活躍する未来はすぐそこまで来ているのかもしれません。
人材不足の解消、建設現場のコスト削減が可能になれば、よりインフラが整備され私たちの生活の安全性もより高いものになることは間違いないです。

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