見出し画像

【料理の腕が上がるレシピ本】降旗壽眞子『赤坂「まめ多」女将のおつまみレシピ春夏秋冬』

ステイホーム期間を経て、自宅で料理する機会が増えたという話をよく耳にします。
食生活を手料理にシフトしてみたら、すっかりその楽しさに開眼したという人たちも多いようです。
今こそ、料理の腕を磨いてみるのもいかがでしょうか。
そんなこの時勢にぴったりの本が、『赤坂「まめ多」女将のおつまみレシピ春夏秋冬』(A5ソフトカバー・128ページ・1,400円+税・写真/天方晴子)です。

まめ多書影

著者の降旗壽眞子(ふりはた すまこ)さんは、東京・赤坂で料理店「まめ多(まめだ)」と「まめ多3715(旧おふくろの味 ねぎ)」を構える女将にして料理人。お昼は定食、夜はおつまみ料理に腕をふるっています。
料理をすることが大好きで、日々新たなメニューを編み出しつつ店の調理場に向かう降旗さんは、スゴ技の持ち主。お店では何人分もの料理を、段取り良く次々に作っていきます。
どうスゴ技なのかというと、調理が驚くほどに「簡単」なのです。
旬の食材を生かした、目に鮮やかで美味しい料理が、すぐ作れるなんて! その技と手順をあますところなく披露していただいたのが、本書です。

料理は春夏秋冬に分け、101種掲載。
「おつまみ料理」と題していますが、どれもノンアルコールで存分に楽しめるラインナップです。
たとえば揚げものは、フライパンに5ミリほどのサラダ油を入れ、軽く傾けて揚げるだけ。
これまで「ちょっとおっくうでなかなかやらなかった」ことが、たちまち「これなら今日やってみようかな?」と思えることに変わります。

女将の料理には、無駄のない知恵が詰まっています。
◆すぐに作れる一皿
◆器づかいで演出にひと工夫
◆オールシーズン美味しい食材と、季節の食材でメリハリをつける
◆ハンドブレンダーなど時短につながる調理道具はどんどん活用
◆自家製調味料を作りおきしておく
これらを実践するだけでも、毎日の食卓がぐっと変わるのです。

まめ多_冷凍ぶどう

たとえば、本の10ページにある「冷凍ぶどうとクリームチーズの生ハム包み」。
こちらは種なしぶどうを冷凍しておき、生ハムを広げてクリームチーズをのせ、そこへ半分に切った冷凍ぶどうをのせて巻くだけ。口に入れると生ハム・クリームチーズ・冷やっとしたぶどうの食感が至福のハーモニーを奏でます。

画像3

ハンドブレンダーで作るクリームスープは、基本のスープを作ったところへ季節の野菜を加えてブレンダーでつぶします。ジッパーバッグに入れて冷凍保存すれば、いつでも手軽にスープを味わえるのも嬉しい限り。
そこからさらにバリエーションをつけて、自分の好きな野菜で応用してみる楽しみも広がります。
簡単に取り組めるから、料理のコツがみるみる蓄積されていくのです。

各季節のレシピの合間には《コラム》ページとして、「だしの使い方」「鍋使い」「食卓のしつらい」など、料理を彩るヒントも満載。
女将とっておきのレシピ本で、料理を、食を、おうち時間を楽しみましょう!

試し読みページはこちら
http://www.shueisha-cr.co.jp/reading/f/akasakamameda/

『赤坂「まめ多」女将のおつまみレシピ春夏秋冬』書籍詳細
http://www.shueisha-cr.co.jp/CGI/book/detail.cgi/0550/

ご購入はこちら
http://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-420-31069-7&mode=1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?