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サイエンス×忍者!〈梟〉シリーズ紹介

いつの時代も人々の心を躍らせる存在、忍者!
世界中のみんな大好き、Ninja!

なぜこんなにも、忍者は私たちのハートを掴んで離さないんでしょう?
超人的な技能集団でありながら、その実態は歴史の闇に葬り去られている――そのクールさとミステリアスさに、惹きつけられるものがあるのでしょうか?

小学生の頃、忍者に憧れて、同じクラスの友だちとよく修業したのを思い出します。
足音を立てないように後ろから近づく訓練をしたり、折り紙で作った手裏剣片手に公園を駆けまわったり、何時間も神社の境内の裏に隠れてみたり……(実質、ただのかくれんぼである)。
なんだか似たような修行経験を持っているという方も少なくないでしょう。

さて、“歴史の闇に葬り去られた”はずの忍者。
その忍者の一族が、ひそかに命脈をつなぎ、今も世間に紛れて暮らしているとしたら?
そんなの最高やん!!!……というのが、この〈梟〉シリーズ。

前置きが長くなってしまいましたね。
とにかく、この〈梟〉の一族の物語が、最高に面白いんです!

忍者の末裔とされる〈梟〉の一族には、「片時も眠らず活動できる」という特殊な性質があります。
そのおかげで、昼夜問わず鍛錬することができる〈梟〉は、類まれなる身体能力を活かし、時々の為政者に仕えてきました。
一説によると、その歴史は、遥か戦国時代にまで遡るのだとか。
滋賀の山奥で、人目を忍ぶように暮らしてきた〈梟〉。
ところが、何者かの襲撃に遭い、〈梟〉の住む里は壊滅してしまいます。

謎の襲撃者を追う、緊迫のバトル・アクションは第1巻『梟の一族』で! 

里を失ってから、四年。
若くして、一族のおさとなったさかきふみは、東京の大学で日本史を学ぶかたわら、〈梟〉に伝わる古文書の中身を解き明かそうとしていました。

そんな矢先、〈梟〉の力を借りたいと、いかにも老獪な男が訪ねてきます。
何でも、ある競技大会で遺伝子ドーピングに関与した人物の居所を、突き止めて欲しいのだとか。
この怪しい調査依頼を皮切りに、水面下で進む、新競技「ハイパー・ウラマ」の立ち上げ計画に巻き込まれていくことになり――。

陰謀渦巻く「ハイパー・ウラマ」編のはじまりは、第2巻『梟の胎動』で! 

そして、いよいよ「ハイパー・ウラマ」世界大会予選当日!
史奈は、陸上選手として活躍する長栖ながす兄弟とともに、〈梟〉のプライドを賭けて、戦いに挑みます。
すべては、スポーツマンシップに欠けたクレイジーな新競技の運営団体に、抗議の意を示すため。
しかし、そんな史奈らが目障りな運営団体は、江戸時代から続く因縁のライバル・いぬの一族をけしかけてきて――。

恐るべき「ハイパー・ウラマ」の実態と、狗vs.梟、究極の忍者バトルの行方第3巻『梟の好敵手』で!

【著者紹介】
福田和代(ふくだ・かずよ)
1967年兵庫県生まれ。神戸大学工学部卒業後、システムエンジニアとなる。2007年『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。大型新人として一躍脚光を浴びる。著書に『TOKYO BLACKOUT』『オーディンの鴉』『迎撃せよ』『怪物』『緑衣のメトセラ』『堕天使たちの夜会』『黄金の代償』『バベル』『ディープフェイク』など多数。


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