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【刊行直前特別連載!】鶴は戦火の空を舞った 第四章 1/岩井三四二

第四章 ヴェルダンの吸血ポンプ

一 

 ポーの飛行学校で試験に合格した英彦は、その日のうちに免許状と、操縦士をあらわす星と羽の襟章をもらった。
 数日後にはV18飛行中隊──ヴォワザンV型機を六機そなえ、敵陣の偵察と爆撃を任務とする──に配属が決まり、パリ東方二百キロほどにある、ヴェルダン要塞後方の飛行場に行くよう指示された。最前線でさっそく戦闘に加われというのだ。
 一昨年九月、マルヌの会戦で敗れたドイツ軍が後退したあと、両軍は長い塹壕陣地を築いてにらみ合っていた。敵陣に攻めかけても犠牲を出すばかりで突破できないため、両軍とも動けずにいたのである。
 そんな中、この二月にドイツ軍は突然、ヴェルダン要塞に攻めかけてきた。
 千数百年の歴史をもつ古都ヴェルダンは、東西の陸路と地中海と北海をむすぶ水路が交わる交通の要衝で、フランスにとってはドイツとの国境を守る重要な要塞がある地でもある。このときも侵攻してきたドイツ軍の支配地に突出する形で、フランス軍の前線を支えていた。
 当初はたがいに数個師団での戦いだったが、しだいに激戦となってゆく。三月以降は両軍とも数十万の兵士を投入するが、どちらも決定的な勝利を得られず、死傷者ばかりがふえる大いなる消耗戦となった。
 あまりに多数の死傷者を生むので、「ヴェルダンの吸血ポンプ」とか「にく」と呼ばれるほどだった。

 昼前に飛行場に到着してみると、発動機の爆音も人々の声もなく、あたりは静かだった。
 ポーの飛行学校の半分ほどの広さで、飛行機を格納する天幕も少ない。これが最前線かと拍子抜けする思いだったが、敵襲を受けることを考えると、前線の基地は小さくして分散するのが望ましいのだろうと思い至った。
 本部に出頭すると、中隊長だというメナール大尉に引き合わされた。椅子から立ち上がった姿は、六尺豊かどころか七尺近くあるのではないか。見上げるほどの長身である。
「日本人の義勇兵だとは聞いていたが、なるほど、本当に東洋人だな」
 と好奇心むき出しの青い目でじろじろと見られた末に、大きな掌で握手をもとめられる。握り返すと、
「フランスへの貢献に感謝する。ここでは敵前線の偵察が主任務だ。いま君の相棒となるクーディエ中尉がくる。ちょっととがった野郎だが、優秀な男だからうまくやってくれ。ああ、小隊長はいま出撃中だから、帰ってきたら引き合わせる」
 と言われた。その言葉が終わらないうちに背後で、
「中隊長、クーディエ中尉、出頭しました」
 と声がした。ふり返ると、中背ながら胸板が厚く腕も太い男が敬礼していた。髪は茶色で、おなじ色の口髭が目につく。
「中尉、ご苦労。こちらが君の操縦士となるニシキオリ少尉だ。日本人義勇兵で、日本陸軍で飛行と従軍の経験があるというから、頼もしいじゃないか。明日からすぐ任務についてもらう。質問は?」
 メナール大尉の言葉に、怒気を含んだ声が返ってきた。
「ああ? 東洋人ですか。フランス人じゃないんですか!」
 英彦はおどろいた。なんと無遠慮な男なのか。
「そうだ。ポーの飛行学校を優秀な成績で出たばかりだ。腕前は信用できそうだ。問題はないだろう」
「大ありですよ。東洋人が飛行機を操縦するなんて、信じられない。おれはこいつに命を託すことになるんですよ。フランス人に替えてもらえませんか。いくらでもいるでしょう」
「操縦士はどこも足りないんだ。ひとり回してもらうだけでも大変だったんだぞ」
「頼みます。おれはちゃんと任務を果たしたいんですよ。操縦士が優秀じゃないと偵察はつとまらない。東洋人なんていやだ」
 ふたりのやりとりは口論になっている。こいつはだだっ子かと英彦は思い、呆れて見ていた。
「仕方のないやつだな。あとはトッド中尉と相談しろ。下がってよろしい」
 中隊長に厄介払いされた中尉は敬礼して下がっていったが、その際に敵意のこもった目で英彦を一瞥いちべつしていった。
「君はまず宿舎に入れ。あとは小隊長に聞いてくれ」
 英彦も敬礼して中隊長のもとを辞した。すると当番兵が宿舎に案内してくれた。英彦は士官なので、飛行場近くの石造りの民家に一室を与えられるそうだ。
 案内されたのはベッドと浴室のある一室だった。そこで荷を解いていると、いくつもの発動機の音が聞こえてきた。どうやら出撃した飛行隊がもどってきたようだ。
 ──クーディエ中尉は正直なのだろうな。
 と英彦は思っていた。誰しも自分の命がかかるとなると本音が出るものだ。
 大多数のフランス人は、この劣勢の戦争を勝つために義勇兵という形の助けはありがたいと考えている。だから表向きは英彦に丁重に対している。しかし一方で、最先端技術である飛行機の操縦を、文明の遅れた東洋人などにまかせられるものか、という思いを心の奥底にもっているフランス人も多いのだ。
 面倒なことになったな、と思った。憂鬱なだけでなく、不快でもあった。
 夕刻近くになって、小隊長から呼び出しがあった。
「ニシキオリ少尉か。小隊長のトッドだ。もうクーディエ中尉と会ったそうだな」
 小隊長は赤ら顔にとび色の瞳、中背だががっしりした体格で腕も太く、握手には力がこもっていた。
「ええ。あまりよく思われていないようですが」
「あいつは腕はいいし面白いやつなんだが跳ねっ返りでな、困ったもんだ」
 トッド中尉はしかめっ面をしてみせる。
「とにかく、まずは搭乗機を受領してくれ。専属のメカニシアンも紹介する。そして今日のうちに慣熟飛行もこなしておけ。そのようすで初出撃の日を考えよう」
 格納用の天幕で引き合わされたのは、メカニシアン二名といくらかくたびれたヴォワザンV型機だった。メカニシアンに挨拶をし、機体の特性を聞いて──速度計がときどきおかしな値を示し、また操縦桿がやや固いという──から、初飛行をすることになった。
 いつものように入念に点検をしてから離陸し、上昇と水平飛行、下降、旋回などをひととおりやってみた。機体はかなり使い込まれて、あちこちガタが来ているという印象だったが、ふつうの使い方をする分には問題はなさそうだ。
 暗くなる前に着陸したが、新入りの飛行ぶりを見るつもりか、滑走路にそそがれる視線が多いように感じた。
 翌朝、さっそく偵察飛行の命令が下った。小隊長は作戦室──バラックの一室だ──に英彦とクーディエ中尉をよび、偵察飛行の範囲を説明し始めた。しかし、
「待った。おれはこいつと飛ぶのはいやだ」
 クーディエ中尉が小隊長の話をさえぎって主張する。
「フランス人の操縦士にしてくれ」
「おい、わがままを言うな。なにが気に入らないんだ」
 小隊長がいらついたように言う。
「腕前が信用できない。下手な操縦で命を落とすのは御免だ。替えてくれ」
「ニシキオリはな、すでに二百時間以上飛行している。そのへんの新人と違うんだ。飛行学校を出たてのフランス人よりよっぽど安心だと思うがな」
「東洋でいくら飛行してたって、こっちとは違うだろう」
「昨日、ニシキオリが飛んだところを見ただろう。安定した飛行ぶりだった。あれで文句があるのか」
「基地の上だけなら、新人でも飛べる。信用ならん」
 クーディエ中尉は頑固に言い張る。結局は小隊長が根負けし、新人の操縦士は着任したばかりでまだ教育が必要、ということにして出撃は取りやめになった。
 英彦は、口をはさまずにふたりのやりとりをただ聞いていた。東洋人がいやだと言うのが拒否の理由ならば、英彦自身にはどうしようもない。操縦士と偵察員の組み合わせを変えるのは、隊長の仕事である。
 明日にもおそらく組み替えがなされるのだろう。そして操縦士が東洋人でもいいという偵察員と飛ぶだけだ。
 その日は慣熟飛行のつづきとして、英彦ひとりで一時間ほど飛んだだけで終わった。
 メカニシアンといっしょに飛行後の機体整備をしたあと、夕食をとるために士官用の食堂に入った。
 食堂で席につくと、近くで騒々しく話をしていた士官のグループが、ぴたりと静かになった。そして英彦のほうへちらちらと視線を投げつつ、席を立った。
 戸惑いとともに、避けられた、と感じた。
 ため息をつきたい気分になりながら、キッシュと野菜スープ、何かわからぬ肉を煮たものをワインとともに食べた。そして、そういえば着任の挨拶回りをしていなかったと気づいた。クーディエ中尉との騒ぎがあったので、つい後回しになっていたのだ。
「そうか。それで失礼な新人だと思われたのか。いけねえ。うかつだったな」
 なるほど、失敗した。ではさっそく明日の朝から回ってみよう。
 しかし翌朝一番で、小隊長に挨拶をするべき者は誰かとたずねてみると、げんな顔をされた。そんな習慣はないと言うのだ。
「日本じゃそんな面倒なことをしていたのか」
「ええ、それで顔を知ってもらって……」
 小隊長は首をふった。ここでは戦死やその補充で毎日のように顔ぶれが変わるから、そんな暇はない、やめておけと言う。
「クーディエ中尉の件はな、ちょっと待ってろ。よく言い聞かせるから」
 と言って、小隊長は出撃していった。戦闘が激化して、偵察飛行もあちこちから求められていて忙しいらしい。
 やむをえずひとりで慣熟飛行をしようとして、機体を格納している天幕へ行くと、昨日とちがってなぜかメカニシアンが寄ってこない。飛行前に機体の整備状況を聞きたいのだが、あたりを見回しても誰もいない。
 ──ここでも避けられているのか。
 ヴォワザンV型機は重いので、ひとりで滑走路まで押し出すこともできない。ぜんとして機体の前にたたずんでいると、若い男がひとり駆け寄ってきた。メカニシアンの下ではたらく整備兵だ。顔立ちから、中東あたりの出身かと思われる。
「気をつけたほうがいいですよ」
 と男は言った。
「クーディエ中尉があなたを追い出そうと画策しています。クーディエ中尉は古株だし人気があるから、みな同調する気配です。いやな思いをしたくなかったら、早めに異動を申し出たほうがいいですよ」
「……みんな同調しているって、古株だからってそんなことができるのか」
「ええ、あの中尉なら」
 どうやらクーディエ中尉は部隊の最古参で、偵察員なので隊長にはなれないものの、中隊長も一目置く存在らしい。戦死や故障による事故死が続出する中で、ここまで生き延びてきただけに、操縦士の腕前には神経質になっているのだと。
「来たばかりでのけ者にされるのはかわいそうだという者もいるけど、みなクーディエ中尉には逆らえないんで、だまってます。とにかく気をつけて」
 それだけ言うと、さっと離れていった。
 ──なんだそれは。
 呆気にとられて、しばらく動けなかった。
 そんなことがあるのか。
 いや、あってもおかしくない。そもそも軍隊など、理不尽の塊のようなところだ。死と隣り合わせのぎりぎりの世界で男たちが集団生活をするのだから、感情も欲望も振れが大きくなり、それが周囲の人々とさまざまな摩擦や衝突を引き起こす。日本でもフランスでも、その点は変わらないのだろう。
 ではどうするのか。尻尾を巻いて逃げ出すのか。
「そんなこと、できるわけがねえ。何のためにフランスまで来たんだよ」
 しばらく考えた末に、英彦は機体の整備にとりかかった。とりあえずはひとりで出来ることをしておこう、と思ったのだ。
 まずは操縦桿の固さをどうにかしたいと思い、操縦桿から方向舵や昇降舵につながるワイヤーの具合を見てゆく。おそらくどこかに引っかかっている箇所があるはずだ。
 二時間ほど機体をチェックして、ワイヤーが引っかかった箇所を見つけ、やすりとスパナで修理しているうちに昼になった。その間、メカニシアンたちはちらちらと視線を飛ばしてくるものの、寄ってこない。
 士官用の食堂へ行くと、やはり英彦の周囲には人が来ない。ひとりで味気ない食事をすませると、また機体にもどって整備をつづけた。
 昼すぎに小隊長が偵察飛行からもどってきた。だが偵察結果の報告や、損傷した機体の整備などで忙しいらしく、英彦が話しかける隙がない。
 その日も暮れてしまい、英彦はひとりで夕食をとったあと、自室にもどった。時間があったので、いつもより入念に腕立て伏せや腹筋運動をしてからベッドに入った。しかし頭の中ではさまざまな思いが駆け巡っていて、とても眠れない。
「このままではだめだな」
 クーディエ中尉のおかげで、部隊すべてが敵になってしまった。なんとかしなければ、本当に追い出されてしまう。
 といって、どうすればいいのか。解決する方法は、ひとつしか思い浮かばない。
「ま、構えずに話してみようかね」
 翌朝、英彦はクーディエ中尉をさがした。格納庫がわりの天幕の中で、中尉はメカニシアンらと談笑していた。
「クーディエ中尉、お話があります」
 英彦が呼びかけると、一瞬、座が静かになった。
「おれは話などないんだが」
 クーディエ中尉は面倒そうに言う。英彦は無視してつづけた。
「なぜ飛ぶのを恐がるのですか。このままでは任務が果たせません」
 中尉の顔色が変わった。
「おれが恐がっているだと。口を慎め!」
「ならばなぜ飛ばないのですか。飛行機も操縦士もいるのに、恐がっているとしか思えません」
「おれは確実に任務を果たしたいだけだ。失敗する確率の高い飛行はしたくない」
「私と飛ぶと、失敗の確率が高いというのですか」
「そうだ」
「では試してみたら? 敵陣へ偵察に行く前に、味方の領内で飛行すればいい」
「ごめんだ。試してやはり失敗したら、そのときは命がなくなっている」
「私は二百時間以上、飛行しています。それでも生きていますよ」
「それは信用できん」
「うそをついているとでも?」
「東洋での飛行など、誰も見ていないからな」
 その言葉に、英彦の怒りが爆発しかかった。明らかに侮辱ではないか。侮辱に対して礼儀正しく接するほど自分は人間ができていないと自覚している。
「臆病者の言い訳は、やめてもらえませんかね」
 英彦の声が低くなった。クーディエ中尉は目を見開いた。顔つきが急変している。
「なんだと」
「聞き苦しい言い訳ばかりだ。飛びたくないなら飛行隊から出ていってもらいたい。昨日も今日もあんたのせいで偵察飛行ができなかった。これは軍にとって損失だ。あんたがいる限り、この部隊は一機の……」
 終わりまで言えなかった。クーディエ中尉がいきなり殴りかかってきたからだ。
 頰桁に一発くらった。体ごとうしろに吹っ飛んだが、何とか踏みとどまり、向かってくる中尉を見据えた。二発目は避けられた、と思ったら腹に一発くらった。重い衝撃が体中にひろがる。膝が落ち、前のめりにクーディエ中尉にもたれかかった。それでもぎりぎり耐えられたのは、鍛えてきた腹筋のおかげか。
 クーディエ中尉はびんしょうに後退して距離をとり、さらなるパンチを繰り出してきた。英彦がとっさにかがんだため急所には当たらなかったが、返しの左フックを頰にくらった。口の中が切れて熱く苦いものが口中にあふれる。
「頑張れ新入り。中尉はミドル級で大隊のチャンピオンだぞ」
 と面白そうにはやすやつがいる。どうやら中尉は拳闘が得意なようだ。それなら離れたらやられる。
 クーディエ中尉は左にまわりつつパンチを浴びせる。英彦は体を丸め腕をあげてパンチから身をまもりつつ、足をさばいて体を寄せていった。そして中尉の軍服の袖と襟をつかむと、その体に密着した。
 つぎの瞬間、中尉は床に転がっていた。
 英彦が柔道技のたいとしで投げ倒したのだ。周囲がおおっと沸く。英彦は起き上がろうとする中尉の腹を膝頭で押さえて動きを止め、その上に馬乗りになった。そしてもがく中尉の体を足で制御しつつ、中尉の左右の襟をにぎった。十字絞めで絞め落とすつもりだった。
 気配を察したか、中尉が英彦の腕をつかみ、引きはずそうとする。力比べとなった。中尉の力も強い。しかし英彦はかまわず力を入れて締めあげた。
「待て、そこまでだ。やめろ、やめろ」
 絞めが効きはじめ、クーディエ中尉が異様なうめき声をあげて体を強く反らせたところで、あわてたメカニシアンたちが数人がかりでクーディエ中尉の上から英彦を引きずり下ろした。
「まあまあ、中尉も落ち着いて」
「怪我のないうちにやめないと」
 メカニシアンらがふたりを引き離す。中尉は激高し、
「やつは上官のおれを絞め殺そうとした。軍紀紊乱ぶんらん罪だ。銃殺刑にしてやる!」
 と声高に文句を言っていたが、やがてなだめられて静かになった。
「試してみれば、いいじゃないですか」
 とメカニシアンのひとりが言い出した。
「ニシキオリ少尉がああ言っているんだし、まずは中尉が乗らずに、少尉だけの飛びっぷりを見せてもらったらどうでしょうか。中尉が条件を出してテストして、その結果を見てから乗るか乗らないかを決めればいい」
「そうだ。殴り合いをするよりよほどいいと思うな」
「中尉もいつまでも飛べないんじゃあ、困るでしょう」
 その場の男たちが口々に薦める。メカニシアンたちの中には英彦にウィンクしてくる者もいる。
「こいつは昨日、ずっと機体を整備していた。案外真面目なやつだ。腕もいいかもしれないですよ」
 真正面からクーディエ中尉に挑んだことで、同情と喝采をかったようだ、と英彦は感じていた。
「それで納得してもらえるなら、テストでも何でもやりましょう」
 胸の内の怒りを抑えつつ、英彦は言った。
 みながクーディエ中尉に視線を向ける。
 クーディエ中尉は険しい表情で英彦をにらんでいたが、やがて口を開いた。
「そこまで言うのなら、テストしてやる。あとはそのようすを見てからだ」
 そう言うと、英彦を避けるように席を立った。

次話に続く)

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プロフィール
岩井三四二(いわい・みよじ)
1958年岐阜県生まれ。96年「一所懸命」で第64回小説現代新人賞を受賞し、デビュー。98年「簒奪者」で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、04年「村を助くは誰ぞ」で第28回歴史文学賞、08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞、14年『異国合戦 蒙古襲来異聞』で第4回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。他に『鹿王丸、翔ぶ』『あるじは信長』『むつかしきこと承り候 公事指南控帳』、『絢爛たる奔流』、『天命』『室町もののけ草紙』『「タ」は夜明けの空を飛んだ』など著書多数。

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