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みんなの「よまにゃ」を増やす仕事!

新人・文庫編集のてんやわんやな日常をリポート

文庫編集部・新入りのS井です。
突然ですが、この写真に既視感はありますか?

公式キャラクタ―「よまにゃ」がいっぱい!

そうです! 「ナツイチ」です! 毎年夏に開催される文庫フェアで、我が社自慢の小説作品などがズラリと並びます。この本棚を何十年かけて充実させていくのが文庫編集部のお仕事です。
「でも、単行本の文庫化っていったいどんな編集をするの?」。私も配属されるまで全然知りませんでした(笑)。本文の加筆修正はもちろん、表紙のデザイン、解説原稿の依頼、帯コピー・カバー裏のあらすじの考案、引用の許諾申請……などなど、文庫本刊行までには、じつにたくさんの工程があるんです。また最近では、文庫オリジナルの書き下ろし作品も増えています。
 

書き下ろしの原稿を拝読中
世に出るのはおそらく2年後

現在、担当している作家さんは20人ほど。毎月1,2冊ペースで刊行しています。他にもSNSを更新したり、著者インタビュー記事を毎月UPしたり
(https://note.com/shueishabunko/m/mb3f1cc561755)、やることは盛りだくさん。「この本、よまにゃ!」と思っていただけるように、日々尽力しています。 


ある日のスケジュール

  • 09:30 S井の朝は遅い。野菜スムージーを飲み、一日が始まる。

  • 10:30 在宅勤務開始。昨夜の打合せのお礼メールを送ります。

  • 12:00 先輩から頂いた案内状を持って、六本木のとある試写室へ。

小説が実写化されたとき
じつは文庫編集部が作家さんの窓口になります
  • 14:30 映画の余韻に浸りながら、遅めの昼食。

この日は喫茶店でオムライスを食べました
  • 16:00 出社。1月刊のゲラをチェック。

著者さんからの加筆修正指示を確認
  • 17:00 同じく1月刊の帯コピーや、カバー裏のあらすじを再考。

「ここが編集者の腕の見せ所」とは
湊かなえ先生のお言葉
  • 19:30 今度は2月刊の本文のゲラをチェック。

  • 21:30 退勤! お疲れさまでした!

  • 22:30 帰宅。本を読んだりドラマを観たり、大半を湯船のなかで過ごします。

  • 02:00 就寝。


Free Talk

「新横浜から東京って一瞬やん」

ずっと関西に住んでいたので、面接は新幹線に乗って受けに行きました。青春18きっぷと夜行バスを駆使してたくましく生きてきた新幹線ど素人の私は、新横浜から東京があまりに一瞬で「え、もう着くやん……!?」と、ビビり散らしました。遠征組はご注意を!

これは就活で落ち込んだとき、たまたま目にしたお寺の掲示板