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photograph

1人で暗室にはいってフィルムをリールに巻く時

セーフライトの中で印画紙を出そうとしている時

印画紙を浸して反応を待っている時

現像液に浸した印画紙を裏返した時

明るい中で出来上がった写真を見た時


良い写真ってなんだろう。と考えてみる。

撮りたい写真と

撮れる写真と

撮れた写真。


モノクロ写真と相性のいい被写体ってなんだろう

綺麗にカラーで取れる時代に

モノクロで写真を撮る魅力ってなんだろう。


私の中で、モノクロはカラー以上に手探りで

現像する度に、ああでもない こうでもない  と考える。


モノクロだと感じさせないモノクロ写真を撮ってみたい。

そして、例えどんなに同じデータが重複したとしても消したくないと思う写真を撮る。

この2つが今私がモノクロ写真を撮るときに意識したいことだなと最近気づいた。



何度か現像作業をしてみて思ったが、

どうやら私はセレクト作業が苦手らしい。

幼い頃から優柔不断ではあったが

セレクト作業になるとそれが顕著にでる。

これ良い!、、いやこっちも良いな。

でも、こっちも……。なんて悩んだ挙句

結果出来上がったものを見て、

やっぱり別のカットにすれば良かったかも…。

と思い後悔する始末。

同じ写真でも

35mmの小さな枠の中で見た時と

引き伸ばされた時とで

受ける印象がガラリと変わる。


ぐるぐる考えていると、もうダメだ、わかんねぇーと

投げ捨てて、考える事を放置してしまいたい気もしてくる。

でも、この手探りで悩みまくる現状も楽しまないと勿体ないなとも思った。


悩みまくった時は、目に見える物をテキトーに

SNSのフィルターを使って

それっぽく撮って楽しむ。

すると、案外お気に入りの1枚が撮れたりする。


一概に写真が好き と言っても関わり方は色々。

商売として

趣味として

撮る側として

見る側として

撮られる側として

だから、あまり煮詰め過ぎずに、

視野を狭め過ぎずに

私のペースで関わって行こうと思う。

その中で、まずは私の思う 良い写真 が撮れるように。







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