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雑談「『もしも文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら青のりMAX』の感想」

※ちょいネタバレもあります。ご了承ください。

この度はいいねありがとうございます。

引き続き、いいねと共感を頂けたらと思います。

今回は菊池良さん、神田桂一さんの著書

『もしも文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら青のりMAX』の感想を公開します。

ということで

きっかけとしては神田さんと最初に壁打ち相手の件でお話する機会を頂いた際

何も頭に情報入れないのはダメだろうと

その時はウェブの記事も読んでまして

その際に購入したのが

こちらの『もしそば青のりMAX』です。

本当ならちゃんとシーズン①から買いたかったのですが

この『もしそば』人気ありすぎてか

今どこの本屋にも売ってなかったんですよ。

それで結果MAXはちゃんと新品の状態でAmazonに売ってたので購入しまして

今回、また1から10まで読まさせて頂きました。

内容はタイトル通りで

もしも文豪たちが焼きそばをテーマに作ったらどんな文章を書けるのか

お笑いでいう漫才文体論に近いのでしょうか。

その人のクセを抽出させたものを

別の人にプログラミングさせて

また新しいテーマであたかも本人がやったように表現する。

そのテーマがとても身近にある『焼きそば』というのも

非常に親近感があって読みやすかったです。

また恐らくですが、元ある小説をパロディに

焼きそばというテーマで展開されているので

実際、元ネタを知ってた方がいいなと思いました。

特に個人的にタイトルではジョンレノンのイマジンのパロディ『ソバジン』

はかなりくだらなかったですね笑

更にいえば、絶対にこの人は焼きそばをテーマに作らないだろうの方が楽しめました。

ゲーテとかヘミングウェイ、カフカに井伏鱒二さん

絶対、その時代にカップ焼きそばなんてありませんからね笑。

以前、壁打ちの際に菊池さんとお話した際

この『もしそば』はツイッターから始まったとお聞きしました。

1日1人書いたものをまとめたのが出版された。

ショートコント傑作集みたいなものを感じました。

更に神田さんとお笑い談義になった時に

『今のお笑いは同じように見える』というのも

改めてこの『もしそば』を読了して実感しました。

お笑いは確かに表現が似てしまいます。

漫才なら

登場する→最初に掴む→ネタに入る→オチへ向かう

とある程度のパターンがあるのに対して

『もしそば』の場合はカップ焼きそばを作るという

袋を破る→お湯とかやくを入れる→湯切りする→ソースと絡める→食べる。

という行程は一緒なのに

著者の数ほど

乾燥した大麻のようなかやくとか食べてるシチュエーションだけでも

こんなに著者が違うだけでバリエーションあるんかいと

『今のお笑いは同じように見える』という言葉が妙に納得してしまいました。

また正直知らなかった著者も調べながら勧めていくと

『この著者はこんな作品も書いてるんだ』 

というプレゼンにもなるので

次、あの人の本を買おうという方にはすごく参考になる本ですね。

出版界に貢献している部分も読んでいて僕は素敵だなと思いました。

著者の数だけ無数の表現があって面白かったです。

今後、お笑い界の課題も出てきましたけど

純粋に読むうえでは良い本と凄い方たちに出会ったなと改めて思いました。

感謝m(__)m

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