雑談『野球と漫才のしあわせな関係 無料ver』

※メンバーシップに先行公開の改訂版となってます。
ご了承ください。

本『野球と漫才のしあわせな関係』が届いた。


もちろん、塙さんの本である。


今日から塙さんの本を読み漁っていく。


そして塙さんの気持ちを本を通して考察する。


その火蓋がきってとったのだ。


その1冊目は野球の本。


何ら塙さんの気持ちと関係なさそうだと思ったが


第一章から塙さんの心情がうかがえる。


長男、次男の影響でジャイアンツファンになった塙氏。


特に野球観戦ではジャイアンツばかりを見て


江川卓が小早川に打たれた瞬間、親父に「江川は引退するかも。」とつぶやかれ


泣き叫んだ経験もあると語っている。


1番好きになった選手は松本匠史がサイボーグ009のように打って走って投げてのカッコよさから


松本のファンになるが


4.5歳の頃に初の野球観戦でベンチにスポッと体がハマり抜けなくなってしまい


初の野球観戦は兄貴たちに怒られる思い出のみか残る。


そこから若大将の原辰徳、松井秀喜とファンは移行する。ジャイアンツ愛は変わらない。


雑誌のインタビューでは松本のきっかけを語りたいが説明が面倒くさいので(ジャイアンツファンの優しさ)と答えている。


そして、江川卓の空白の1日では


「ジャイアンツファンは汚い」というアンチに「世の中てそんなものだろ。」「坂本はお酒好きなんだからコロナでも飲んだっていいだろ」と反論。


売れてテレビでコメントした事に対して

「見損ないました」とメッセージが来るが


そういう「ピュアな証拠」であってそういう人こそ生きづらいと思うからもっと「気軽に」と塙氏は当時そう考えていたそうだ。


またアンチジャイアンツに対して「お金があるから」で批判する人もいるが


「何でも環境のせいにするな」と指摘。


お笑いでも実力ない奴ほど「東洋館はお年寄りが多いから」「吉本が多いから」といって身内ライブに出たがる。


あ、漫才本ではなく野球本でしたね。途中我に返る。


その他『長嶋茂雄=さんまさん、野村克也=たけしさん』の第2章

『モスビーのものまねで大勢の人を笑わせた』第3章

『出川哲朗さんとの対談』

と残りは自身で購入して頂ければ幸いです。

ここからが私の感想です。

塙さんの人物像

塙さんという人物を読み取ると

・非常にめんどくさがり屋

・意思が固い

・自分に反対する奴は敵とみなす。

・楽観主義者

・好きなもの以外は持続力がない。

・ダウンタウン病

という風な印象を伺いました。

だから、塙さんからしては私みたいな人は小早川だと思ってる率がかなり高いです笑。

そして自分が嫌う人はバッサリ、好きな人は囲みがちの傾向でしょうね。

だから漫才協会で塙さんに嫌われてるなと思ったら

すぐに漫才協会を抜けちゃった方が良いかもしれないなが私の感想です。

ジャイアンツにしろ、サイボーグ009にしろ、強くてカッコいいものが好きと文章に書いてあるのですが

強くてカッコいいものに惹かれるのかなと。

わかりやすく言うと内藤剛志さん笑。

多分、小泉純一郎さんとか好きなんじゃないですかね。

郵政民営化にYes!かNO!か!国民に問う!

あと感じたのは恐らくこの本もインタビュー相手に対談して

その録音データをゴーストライターが書いたぽいので

出版社側も塙さんの意思を尊重して「気軽に」出版した感が否めないなと思いました。

それと僕がこの方は楽観主義なのかなと思ったのは

「世の中、そんなものか」オチが多いかな。

「ジャイアンツのYouTubeが50万人しかいないなんて信じられない!俺の中では500万人行ってもいいのに!まあ、今はテレビで野球やってないから世の中そんなものか。」

ある程度のアクションはするんですけど

バイトも中途半端に辞める事も多々在る事から

『ダメだったら次行ってみよう』みたいな

楽観主義な部分が多々あるなと。

じゃあ、そこから草の根運動でジャイアンツのYouTubeを変えてやるいう感じでもないのかなと思いました。

塙さんの弱点を語るならば「1枚1枚路上でチラシを配って自分たちのお笑いライブに来てくださいとお客様を呼び込む」みたいな

「草の根運動、雑用があまり得意ではない」

「けど漫才と野球は好きだから長い事続けてるかな」

というのはあるかと思います。

・『お笑い』に関しては良い事を言っている。

で、個人的にこの本を誰かに読んでほしいと進めるならば

ならばの話ですが

一見、ベースボール社から出してるし

野球の話が多いからお笑いの事を書いてないのかなと思いきや

第3章ではガッツリお笑いの事を書いていますし

第1章〜第4章では第3章は野球を軸に塙さんの幼少期から売れるまでのお笑いに対する認識の変化が書かれていますから。

第3章を読むだけの為に買っても大いに価値はある事だけ自分からオススメします。

ネタバレになるのでオブラートに紹介しますが

某漫才コンビの型、フォームをそのままコピペします笑

そこで自分のフォームとは何かを研究するきっかけを掴むのですが

これも幻冬舎の箕輪さんの『本人以上に憑依する』に近いものがあるのかなと。

好きなものを研究して研究して憑依して

漫才に消化させる。

そこで煽られずに一生踏ん張れるのかが成功の鍵なのかなと思いました。

だから、タカアンドトシさんの『欧米か!』の連続パンチなんて初めて見た時衝撃走りましたね。

そういう意味では「フリートーク」が「漫才」と扱われるにはフォームというのが大事なのかなと思いました。

そういう意味では改めて自分が本当に何をしたいのかを省みるには良いキッカケに繋がる可能性が見えてきました。

これからの漫才協会に関して

出川さんの対談でも漫才協会に関して語っていますが

塙さんの根っからのジャイアンツファンという事は勿論全てにおいてジャイアンツ化を考えてる

と思って間違いないかなと思います。

その結果、若手を育てても時間がかかるから元々実力ある人を呼んじゃえというので

今の漫才協会があるわけですが

ジャイアンツと相違なるものは例えば磁石さんや三拍子さんは浅草の舞台を踏んでますが

漫才協会よりも先にK-PROさんの舞台を踏んでます。

仮にジャイアンツのノウハウが効果出るとならば

漫才協会移籍後はK-PROさんの舞台は一度も踏みません。

これだったら見たい人が浅草に移動する。

こういうカラクリなら巨人式でも良いと思いますが

ハッキリいってそうはならないじゃないですか。

となると

このFA制度で何が変わるか。

今まで漫才協会にいたメンバーが繋がりを持つ事以外他ないかな。

そういう意味では人脈としてうまい事活用すればゲストに出てくれる可能性は広がると思いますが

集客に関してはいきなりドーンと増える感じではないかと。

勿論、テレビに引っ張りだこのメンバーが揃った時にはかなり集客が期待できると思うのですが

例えばそういうメンバーが揃わなかった曜日の補助案はどうなんだ?

やはりジャイアンツ論オンリーでは厳しい気がするんですよね。

となるとやり方は地域に密着するか

それこそ地道にコツコツ宣伝するの両輪でやらないとかなり厳しいのかなと思いました。

以上が私の感想で  

まだ本も残り3冊あるんでまた読みすすめては長めに感想を書こうと思います。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

芸事だけで少しでも食べていきたいです。