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今歌:春という映画の予告編がきた ドラムロールのように吹きつけ

はじめまして、またはこんにちは、あるいはこんばんは。
歌人の陸音 秀(りくね しゅう)です。
珍しい名前ですよね。
Xではyomu/kaku/egakuでやってます。
名前から分かる通り、欲張りです。

書道講師の石川先生からご助言受け、短歌の記録をつけることにしました。石川先生には改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。

明日からは、前日に詠んだ歌を列挙し、その中からひとつあるいは数首選び、振り返るようにします。
本日は、昨日どこからどこまで詠んだかわからない(鶏級頭脳な)ため、一首に絞り記録します。

なお、X投稿後編集している場合があります。また、Xには投稿していない歌もございます。さらに、色々間抜け出る可能性があります。ご容赦ください。

表題歌:

春という映画の予告編がきた

ドラムロールのように吹きつけ

こちらの歌は、Xにも投稿したものです。

ご覧の通り、書家の菊池翠光先生がしたためられた一枚をもとに詠みました。実際、昨日は春一番が吹いた日でしたね。

散歩しながら私も風にあおられてきました。

春一番とは、もとは厳しい自然への畏怖を込めた一言のようです。しかし、今ではすっかり季節の変わり目を指す、まさしく季語として定着しているように感じます。

そんな春一番ですが、今まさに来ようとしている春の予告編のようだなと感じました。受験の合否、卒業、入学、入社、異動、昇進、降格、転職、花粉症、ひな祭りそして桜。いろんなイベント、感情(一部症状)に溢れているのが春ですね。その訪れを、ダイジェストのように、シズル感を高めるかのように勢いよくぶつけてくるのが春一番だと思うのです。そう、勢いよく。勢い余って公園の木の枝が折れてたりしますが。その様はまるで映画公開までのドラムロールのように響くなと感じた次第です。

◾️前日から
これは明日から。

◾️よかった点
この歌を詠めてよかったなと思うのは、上に書いた通り期待感や勢いを表現できたという点です。

◾️反省点
一方で、ここはもっとこうすればよかった、という点もあります。それは、春一番を象徴するのに、予告編とドラムロールという2つの語句をあててしまったことです。その結果、結局何を強調したかったのか見えなくなってしまっています。ここは欲張らずにどちらかひとつに絞るべきでした。残念。

◾️明日に向けて
欲張らない。もともと31字なんだから、あれもこれもはできないのが短歌ですよね。普通の文章でも一文40〜60字と言われていますし、ワンセンテンス・ワンメッセージが鉄則なわけで。

ガイドラインはビシッとわかりやすく引く。その上で、想像の余地を残す。そんなことをやってみたいと思います。


というわけで、つらつら書いてきました。
そして言いそびれましたが、これが記念すべきかどうか別として第1回です。

明日の私、明日も楽しめ!

ありがとうございました。

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