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トレーナー講師、実習生指導を通して、私が【厳しい人】と言われた理由

病院勤務の際に、理学療法士を志す学生の実習の指導者を行っていました。
そして今はトレーナー養成校の講師も行っています。
大体の生徒には、、、、
私は厳しい人として目に映っていた(いる)と思います。
厳しいことを言っている自覚もあります。

実際に、[厳しかったです。でも今はなんとかやれてます!笑]と実習生からたまーに連絡を頂くこともあります。
このような連絡をいただけるということは、私の行ってきた指導は少なからず学生の糧になっていたのではないか?と思ってもいます。
その中で、特に伝えていたのはこの2つ。

【理学療法士(トレーナー)の素晴らしい点を伝える】
【社会に出ることは?を知ってもらう】

常に念頭におきながら指導をしていました。現在進行形でもあります。
書くことは簡単にできますが、伝えるとなったらこれは難しい。
なぜこの2つなのか?
最後までお付き合いください。

1,【理学療法士(トレーナー)って素晴らしい仕事!というのを伝える】

まずはこれ。どんな想いで実習(スクール)に来ようが、これだけは1番に伝えたかったです。実習ってやっぱりキツい、辛い、難しい、寝れない。
この印象は拭えません。

課題や仕上げなきゃいけない提出物があることに併せて、慣れない環境に1人放り出されるので、ストレスがかからない訳が無いんです。

私も群馬の専門学校に通っていましたが、秋田の実習地まで行き、5キロくらい痩せて帰ってきたのは今でもいい思い出です。笑

その実習の期間は死ぬほど辛かったです。
その中で印象に残る言葉が一つ。

【我々セラピストは何人もの人を担当するけど、患者さんにとっての担当は佐々木くんだけ。これは忘れちゃいけないよ。】

これも人の体を預かる仕事の素晴らしさだと感じています。
患者様を担当させていただきその方について頭から煙が出るほど考える。
その結果患者様の体が目に見えて良くなる。無事退院までサポートできる。良い結果を出せる。
そして、

【ありがとう】と言って頂ける。

この感動を得るために、学ぶ必要があり、実習やスクールの価値があると思っています。
だから一つの所作や言葉遣いも妥協はしない。させない。
基礎的な知識は然り。
でないと、その喜びが得られにくいのではないかと考えています。

2 ,【社会に出ることは?を知ってもらう】

理学療法士もトレーナーも社会に出たら、【一社会人】です。
初心者ではないし、お客様からしたら目に移る専門家は皆同じように見えるのが現実です。

私は目が悪く、メガネを新調するときに接客をしてもらいますが、どの人が店長なのか。どの人が入りたてなのか。正直分かりません。笑

これと一緒です。
だから、社会に出た時に自分は初心者だから。。。という都合は通用しないんです。
それを通していたら、組織には損失を与えることを忘れてはいけません。
トレーナーという仕事は比較的自由な要素は強いですが、

【最低限のホスピタリティ】は身につけたいし、その【最低限】のレベルは高いに越したことはないです。

丁寧な接客や言葉遣いのが気持ちが良いのも事実ですからね(^^)


とあんなこんなを言っていると、基本的には厳しい。。。というか、多くのことを覚えてもらう実習やスクールになるのが私の指導です。

かく言う私もまだまだ磨ける部分もあるし、未熟な部分もある。
人に言えるだけのことをやり続けようと改めて再認識できた記事でした(^^)


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