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理学療法士保有・リハビリ特化のパーソナルトレーナーが記すリハビリへの想い
パーソナルトレーナーとなった今、リハビリへの想いは何もないか?
そんなことはありません。病院から抜けたからこそ、リハビリへの想いは強くなりました。
整形外科、病院勤務どちらも経験してきた私が、その時に感じた葛藤や悔しい思いから、
先述の【リハビリプラン】への思いを語ります。
目次
1,学生の頃の理想と、資格取得後の現実
2,病院のリハビリでできること、できないこと
3,トレーナーだからできること、できないこと
4,理学療法士が目指す場所
1,学生の頃の理想と,資格取得後の現実
理学療法士の皆さん、学生の頃、どんな未来を思い描いていましたか??
・どんな方も明るく退院して送り出せるようになりたい!
・スポーツ選手と関わっていきたい!
・自分が患者様に携わることで『ありがとう』と言っていただき、やりがいを感じたい。
といった理想を思い描きませんでしたか?
学生の頃の私はそう思っていました。
実際働いてみて、その理想は現実となっていますか??
正直、100%胸を張ってYESと言えません。
実際は、、
・毎日が同じメンバー、1人あたりに満足のいくアプローチができない。1単位(20分)もかけられずにその人の治療が終わってしまう。
・資格取得後、技術が上がったかどうかも分からない。
・時には怪訝そうな顔をされることもある。
・退院後、1週間も経たずに再入院してしまう。
・[あと少し]リハビリの期間が伸びれば良いのに。。。と思うこともある。
あくまで私が感じてきた葛藤です。
これらの現実に直面したときに、理学療法士の資格の良さってこんなものじゃない。とも思っていました。
これは病院だから、整形外科だから悪い。ということでは無く、リハビリのできる環境に限界があることが問題だと考えています。
その環境で何もできなかった私も無力であったと痛感しています。そしてフリーランスになった今、それぞれの勤務での役割を俯瞰してまとめてみました。
2,病院のリハビリでできること・できないこと
【できること】
・保険診療の適応
・期限内は3割(人によっては1割、2割)の医療費でできる
・退院までのアプローチができる
・手術後すぐのリハビリの担当ができる
・他職種との連携が取れる
などなど。。。[医療機関]であることで、期限が来ない限りはいくらでもその方へアプローチができるのが医療体制として整っています。この期間に集中してリハビリや、退院までのサポートができるのが、理学療法士としての魅力を感じることではないでしょうか?
【できないこと】
・存分な改善が見られていないのに、期限が終了したら圧倒的に対応のできる時間が限られる。
・退院後、どんなサポートを受けているかが完全に把握できない。
・自宅に帰った後の生活を細かくサポートをすることができない。
簡単にはこの辺りでしょうか。
厳密には,退院後は他の施設や環境に任せる。というのが正しい表現です。
こう見ても、できる・できないがはっきり分かれます。
では次はフリーランスの場合のできる・できないを見ていきましょう!
3,パーソナルトレーナーになってでできること・できないこと
【できること】
・退院後,日常生活の改善,社会復帰へのサポート
・リハビリの時間を長く確保できる
・退院先の機能改善を可能としている
・病気,怪我を患った方の運動の機会を提供できる
・時間を確保できる分,一人に対してのサポートを厚くできる
【できないこと】
・保険診療から逸脱するので,自費診療となる
・入院中はサポートはできない
・他職種との連携は取りにくい
・術後や、経過を辿るのが難しい
と言ったところですかね。
4,理学療法士が目指すべき場所
こうして見ると、それぞれでできること、できないことが分かると思います。
病院勤務の方ができないことは、我々トレーナーができるように。
その逆も然りです。
今現在、圧倒的に足りていないのは
【退院後の生活を充実させられる。】
こっちの環境だと私は考えます。
○退院したのはいいけど、思った以上に生活がつらくて趣味ができない。
○外を歩くのがこんなにも辛いとは思わなかった。
○社会復帰まではまだまだ時間がかかるし、それをできるようにするための環境がない。
こんな方達は少なからずいるはずです。
訪問リハビリやデイサービスでもリハビリを行いますが、それでも限界がある。
でも、もっともっと良くしていきたいと思っている方達がいる。
こんな方達が1つの目標に向かって真剣にリハビリをできる環境は?
これを実現すべく、今回リハビリプランを立ち上げました。
もう1度趣味を全力で取り組みたい!
何としても歩けるようになるまで回復したい理由がある!
そんな方の本気の思いを体現できるのは、我々理学療法士です。
今の仕事に満足してる?今、患者様に100%喜んでもらえてる?
自分のためだけの仕事になってない?
どの環境に身を置いても、自分の医療職としての[役割]。
患者様に体を預けていただく[責任]は忘れてはいけません。
自分の仕事に誇りを持ってそれを全うできる。そんな未来を描き、それに向けて行動していきましょう(^^)
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