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自己嫌悪の時間

自己嫌悪に陥った僕に
自己嫌悪から手紙が届いた

『自己嫌悪ってどんな意味なの
自己嫌悪って誰のことなの』

自己嫌悪に陥った僕は
自己嫌悪に手紙を書いた

「自己嫌悪って言葉の通り
自己嫌悪って意味なんだよ」

あーあ
今日も僕は理想と現実に挟まれて
いくつもの夢を諦めてしまったんだよ

遠くに行ってしまった声が
もう 聞こえないように
遠くに行ってしまった過去へは
もう 戻れないんだよ

自己嫌悪に陥った僕を
自己嫌悪が励ましてくれる

「自己嫌悪ってどんな意味なの
自己嫌悪って 君は誰なの」

あーあ
君がいてくれるなら 
もう少し頑張ってみようかなんて

そんなこんなで僕は
独り立ちなんかできやしない

遠くに行ってしまった声が
何故だろう 今は聞こえる
遠くに行ってしまった過去が
だんだん気にならなくなってきた

自己嫌悪に陥った僕を
自己嫌悪が励ましてくれる

自己嫌悪に陥った僕は
自己嫌悪によってまた歩き出せる

イラついて書き殴ったノート
夜中に飛び出した
寒空の下 行くあてもなく
公園のベンチに座って

思い出す過去の自分と
想像する未来の自分と
止まったままの今の自分を

励ましてくれる大切な時間
励ましてくれた大切な時間

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高校時代の詩です。
当時よく投稿してたサイト、この前見に行ったら消えてました。時代の流れを感じました。

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