うごの世

雨上がりの木々の雫が
揺れて落ちて メガネを濡らす

木漏れ日はまだ夏の余韻を残して
肌を刺すように
それでいて柔らかい 白露の光

誰もいない 平日の昼間
草木と 風と 私だけの時間

雨上がりの木々の雫が
揺れて落ちて メガネを濡らす

雫が視界を歪ませて 目隠しをする
現世うつしよが見えないように 

この夢路から醒めないように

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#夏の思い出

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