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写真は思い出を雄弁に語る

とある写真が必要になり、パソコン内のデジカメ系フォルダを探していました。目的の写真は無事見つかったのですが、その際に大昔の非常に懐かしいデータにも触れることとなりました。

私が大学に入ったタイミングで持ったJ-PHONEの携帯には、まだ写真を撮る機能がありませんでした。仕事に就いて少しした頃に買い替えた二代目携帯で撮ったものが、初のデジタルデータの写真になります。

ですが、当時のデータをガラケーからサルベージして保存するという概念が私にはあまりなく、思い出の数々は消えてしまったのでした。(その後、更に携帯を新しくし2000年代後半あたりの写真からは保存されています)
……と思っていたら、めっっちゃ小さな画像ですが、なくなったはずのデータの一部がみつかりました!

かつて運営していたサイトに掲載するため、気に入った写真をちいさ~くして保存したものが出てきたのです。なんと、画像サイズは132×132ピクセル。今となってはバナーよりも小さい!
閲覧者の事を考え、画像であまり容量をくわないようにとこのサイズに変換して展示した昔のサイトの名残でした。それでも、ミニマムな画像からその時の思い出がよみがえってきたのです。

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おもちゃの「どこでもいっしょ」のスピーカーを持っていたり。

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紅茶が飲みたくて、キティちゃんのティープレスを使っていたり。

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ほぼ日刊イトイ新聞のグッズを通販して、ピンバッジをもらったり。
(これどこにやったかな?)

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通勤路の近くの夕日がきれいだと思ったり。

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夕張メロンミルクの缶ジュースを愛飲していたり。
(今はもう廃盤になってしまったようです。おいしかったのに!)

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踊る大捜査線の映画を見た後で、実際にお台場に行ってみたり。

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そういえばこんな目覚ましを使っていたり、したのでした。
引っ越しを重ね、もう手元にないもの多数。撮っておいてよかったなあ。

普段敢えて思い出したりしないことを、写真が雄弁に語ってくれる。
スマホで写真をバンバン撮れるようになった世代を少しだけ羨ましがりつつ、これらの画像を残しておいた自分グッジョブ、と誇らしい気持ちになったのでした。

画像が簡単に撮影できるようになり、プライバシーの問題なども以前より顕在化してきています。それでも、気に入ったもの、気になったもの、大切なものや人を折に触れて撮っておくことは、過去を振り返る時の大きな楽しみになるに違いありません。
近々、友人に会う約束があります。是非一緒に、写真を撮ってきたいです。

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