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備えあれば

先日ネットでおすすめされていたリュックサックを、お値段お手頃だしと購入してみました。

家には黒と紫のリュックがあり、まだ現役です。三つは多いかなと思って買ったんですが、これ、荷物の重さを感じにくくなって動きやすさが凄い!
無印良品の「肩の負担を軽くするPCポケット付リュック」、思った以上に有能だったので、黒のリュックをリサイクルショップに手放しました。イベントや旅行ではいつも一緒でしたが、年をくってから体力で補えない部分が増えたので、そこは割り切りました。

さて、新しく買ったリュックにさっそく詰め込んだのは避難道具です。
水をとりあえず一リットル(本当は二リットルあった方がいいとされますが)、懐中電灯、非常食、下着など緊急時に持って逃げたいものを詰め込んで、約五キロ程度。
これにさらに衣類(旦那の分含む)や小さいラジオなどが入った巾着バッグがあり、いざという時にはこの二つを装備して逃げます。災害が過ぎて一時帰宅できるようになったら、戻ってきて持っていくための荷物が入ったショルダーバッグも別途あります。

元々が静岡県民で、地震に対する備えをしようと色々言われて育ちました。
3.11の時には静岡にいて、電車が止まって浜松に帰れなくなりかけました。あの時珍しく携帯のバッテリーを持って整体に出かけていなければ、ツイッターが見られず情報が何も手に入らなくて、とても困ったと思います。

北海道は災害は少ないとは言え、念のためね……と避難道具を作ったら、以前ミサイルが飛んでくるという事態に出くわしました。
「逃げよう!!」と、荷物を背負って旦那と地下鉄へ全速力。
他にも十人くらい避難してきている方がいて、地下鉄の連絡掲示板には「ミサイル発射のため」と書かれてすぐに地下鉄が止まり、一瞬で日常が非日常になり。二十分くらいして地下鉄は何事もなく動き出し、我々も帰宅して旦那は出社したのですが、こういう事だっていつ起こってもおかしくないんだと再認識した日になりました。
道具自体を使うことはなかったけれど、これがあればいくらか役には立てられるだろう、ないよりましだと思えた出来事でした。

この荷物がずっと、私の姪達の世代になっても、必要になるような事が起きませんように。
現在避難先にいたり、被害に遭った家の片付けなどがある方が、一日でも早く日常の生活に戻れますように。
そう願わずにはいられない夏の日です。

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