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Ethiopian Football News (vol.13)

こんにちは、シュウです。

先日、ゲリラ豪雨で約1時間、選手たちと待機状態になりました。

雷も近くに落ちたり、鳴りまくっていたりとヒヤヒヤする状態でしたが、無事に何事もなくてよかったです。

自然の力には勝てないなと、改めて考えさせられました。

さて、今回は過去のレポート紹介ですが、自然の壮大さを感じられるものになっています。

お楽しみあれ!



2017.7.24
エチオピア滞在12ヶ月目

雨期に入り、毎日じとじととした天気が続いています。バケツをひっくり返したような大雨は、アフリカならではなのでしょうか。帰宅時にビー玉サイズの雹が降った時には、死ぬかと思いました(汗)

今月は、中間報告会があり、準備に追われる日々を過ごしました。なんとか無事に終えることができてホッとしております。学校も雨期休みに入り、しばらく活動難民になりそうですが、来期に向けて色々と準備を進めていきたいと思います。

さて今月は、中間報告会の前にエネルギーを貯めに行った任国外旅行の話から・・・。

1.ザンビア&マラウイ旅行

エチオピアに来てからちょうど一年が経ちました。ひとつの節目ということで、しばし休暇を取らせてもらいました。2 月のエジプトに続き、任国外旅行第2 弾に行ってきました。今回は、ザンビアとマラウイという中央アフリカにある内陸の国に行ってきました。

ザンビアと言えば、世界三大瀑布のひとつであるヴィクトリアフォールズがあります。 それを見にリビングストンという街へ直行しました。この時期は、ちょうど雨期が終わったばかりで、川の水量が多くとても迫力がありました。滝の近くまで行くと、しぶきが舞い上がり土砂降り状態で、カッパの意味を成さないほど、ビショビショになりました(笑)

ヴィクトリアフォールズの前で
滝壺が見えません

その後、ヴィクトリアフォールズ上流の川で釣りをして(釣果は聞かないでください)、夕方にはサンセットクルーズに参加しました。タンザニア隊員と一緒に旅行していたので、川辺に象やカバが現れても、サファリ慣れしておりリアクションが薄く、なんだかなという感じでした。本物のサファリ体験は、ハードルを上げて、タンザニア旅行に取っておきたいと思います。その他にも、バンジージャンプができたり、ヘリコプターから滝を見られたりと、たくさんアクティビティがあってどれも魅力的でした。でも、やはり一番は、ヴィクトリアフォールズの迫力!!自分が持っていた「滝」のイメージのスケールの違いに、ただただ圧倒される感じでした。

タイガーフィッシュを狙いましたが…
カバくん
ゾウさん
夕日と共に…

首都ルサカに上がり、「どうせザンビアもエチオピアみたいに何にもないのでしょ?」と思っていました。ところが、とんでもないくらいに発展していて、大きなショッピングモールがあったり、日本食がいつでも買えたりと、外資企業が入るとここまで違うのか・・・と愕然とさせられました。

もし、協力隊として、ザンビアに派遣される際は、お金とパスポートだけあれば他に荷物は何もいらないですね・・・だって、なんでも売っているのだもの・・・なんなのだ、このエチオピアとの差は( ̄▽ ̄;)汗

これは、反則!!
こんなレストラン、反則!!

ザンビアから陸路移動すること 12 時間余り・・・やっとの思いでマラウイに着きました。これも経験だと思い陸路移動を選びましたが、途中で何度、「空路にしとけば良かった」と思ったことか(苦笑)

マラウイと言えば、マラウイ湖!ということで、首都のリロングウェイに着いたその足でマラウイ湖近くの街サリマへ移動しました。マラウイの地方では、自転車タクシーが多くあり、久々に自転車の後ろにまたがり宿泊するホテルに向かいました。荷物もあって重かったのか、自転車をこぐ青年は汗びっしょり、お疲れ様でした。(笑)

チャリタク
豚肉炒めとフライドポテト


宿泊するホテルに着くと、目の前にはマラウイ湖が広がっていました。「これは本当に湖なのか?」と思うほど大きく、水平線が見えるほどでした。また、波が打ち寄せてきて、まさに海!といった感じでした。マラウイ湖は、現地の人の生活の中心なのか、身体を洗う人や食器や衣服を洗う人も多くみられました。なんとものどかに時間が流れていて、ゆっくりと過ごすことができました。

マラウイでもサッカーは人気
湖畔の子どもたち
なぜか筋肉アピール
桶田と風を感じる
フィッシャーマンたち

最貧国マラウイと言われていますが、外資企業が入っているせいか、輸入品が安く、品ぞろえも多くありました。生活のしやすさを考えると、エチオピアよりずっと良いように感じました。でも、全部を認めるのは少し悔しいので「エチオピアのコーヒーの方が 100 倍、美味しい!!」と、マラウイ隊員に負け惜しみを言い残してきました(笑)

だから、こんなレストラン、するいって!
たらふく食べました!

今回の旅行で、改めてエチオピアの良いところと悪いところを感じることができました。また、同じアフリカでも、こんなに経済の成長の仕方に差があるのかと驚かされました。貴重な経験をありがとうございました。

2.デフのサッカーチーム(Suney football club)

ある日の朝、いつも通りオフィスに向かって歩いていると、背後から「おー!シュウ!!」と呼び止められました。振り返ってみると、アディダスショップで知り合ったアディスアベバFC のオーナーをしているエチオピア人が手を振っていました。彼もサッカー連盟に向かう途中だったらしく、一緒に歩きながら最近の近況報告をお互いにしていると、「最近、デフ(耳が聞こえない)のサッカーチームを作ったのだよ」という。偶然が重なり、来期の計画を立てていた自分も「ハンデキャッパーを対象にサッカー教室をしたい」と思っていたところ・・・そう話したら、「じゃあ、今度遊びにおいでよ」という。彼は、賢い人で先見の目がある。「今度デフサッカーの世界大会があるから、アフリカ代表になって出場させたい」と目を輝かせながら話していました。雨期に入っているため、練習が中止になることが続いていますが、今度遊びに行ったら情報をアップしたいと思います。

3.中間報告会

7 月 20 日に中間報告会がアディスアベバ市内のホテルで行われました。我々の隊次は、人数が多く発表時間の確保が難しいということで、職種ごとにまとめてグループ発表の形式で行うことになりました。グループ発表になると、打ち合わせが面倒だったり、逆に個人の持ち時間が短くなったりと、思うようにいかないことも多々ありましたが、 活動報告を無事に行うことができました。緊張するかと思いきや案外リラックスしながら・・・いや、英語での発表だったため緊張しました(笑)
でも、会場の雰囲気も発表しながら楽しむことができました。残り一年、何ができるのかな、自分らしく頑張ります!!

エチオピアの同期隊員たちと
カウンターパートの人たち

※2016 年度1 次隊エチオピアメンバーとサッカー連盟から来てくれたスタッフのみなさんとのひとコマ

4.最後に

エチオピアの年明け 9 月から、アディスアベバ市内でフットボールアカデミーが立ち上がります。このアカデミーは、韓国人のジョンさんとエチオピア人のエーフレイムさんが中心となってスタートします。どうやら「アジア人のコーチ」が欲しかったらしく、知人のエチオピア人からジョンさんを紹介され、ボランティアコーチとして関わらせていただくことになりました。他にもイタリア人、メキシコ人、カナダ人のコーチもいるらしく、みんなUEFA やCAF などの世界中の指導者ライセンスを保持しています。私自身、定期的に指導できるチームを探していたのと、また、指導者の勉強ができる贅沢な環境を得ることができ、雨期明けが今からとても楽しみです。この活動がスタートしたら、随時レポートしていきたいと思います。

John & Ephraimと共に
練習予定のグラウンド

アフリカのいろんな国に行った旅行楽しかったな!また遊びに行きたいですね!!

そして、ここからTESFA Foot Ball Academyとの活動がスタートしたんだよな…

これがあったから、英語力が伸びたと言っても過言では無い!笑

ではまた!

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