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Ethiopian Football News (vol.5)

こんにちは、シュウです。

前回のEthiopian Football News (vol.4)で、たくさんのスキをいただき、ありがとうございます!その続編になりますので、お楽しみください!

※過去の記事なので情報が古いので、ご了承ください。


2016.11.22
エチオピア滞在5ヶ月目

先日、妻からの贈り物(日本食)が届き、気付くと贈り物の封をクリスマスプレゼントの如く開けて いました。つくづく家族の支えのありがたさを痛感します。久々に懐かしい味を堪能させてもらい、改 めて日本食は美味しいと思いました。
さて、今回は「Diplomatic Football Tournament の話題からスタートします。日本代表して、世界一を掛けた熱い戦い・・・頑張りました!!

1. Diplomatic Football Tournament(通称:大使館対抗サッカー大会)  

今年で3回目となる外交官のサッカー大会が11月6日、12日、13日に行われました。この大会で、日 本は2連覇しており、他国の注目も集めています。そして、今年3連覇を掛けた戦いに日本代表として参 加させてもらいました。6日の予選では、ルクセンブルグ、UN-IOM、USA、イランと試合をしました。

当日、USA戦は、相手チームが時間に現れず不戦勝となりましたが、その他の試合でも順当に勝ち星を重ね、全勝で予選リーグを1位で通過し、13日に行われる決勝トーナメントに進出しました。予選を見ていて、強そうだなと思ったチームは、オランダ、アフリカ連合、ドイツといったところでしょうか。昨年の大会で、日本が苦戦したというイタリアは、予選で敗退するという波乱があり、またオランダは決勝トーナメントに向けてプロ選手を呼び寄せるなど、大会が盛り上がってきました。

さて、運命の決勝トーナメント初戦は、AU(アフリカ連合)と試合をしました。開始数分にアンラッキーなゴールを許す展開。攻め急ぎ、前掛かりになったところにカウンターを受け失点。後半に盛り返そうと奮起したものの、残り4分にも失点を重ね、万事休す・・・0-3で敗戦。その後、AUは破竹の3連勝で見事優勝しました。エチオピアで行われたミニワールドカップ優勝の夢は、来年に持ち越しになりました。大人になってから本気で試合する機会があることに喜びを感じながらも、今回はめちゃくちゃ悔しかった・・・。王者奪還を目指して、一年間頑張りたいと思います。

ハイネケンの前で記念写真
会場の様子

2. UNESCO見学

エチオピアフットボールフェデレーションから、UNESCOの建物がいつも見えて「建物の中はどんな 風になっているのかな」と、気になっていたところ UNESCO見学会の案内がメールに来ていました。 これは何かの縁を感じ、エチオピアにあるUNESCO見学に参加して行きました。敷地の中は、エチオピ アとは思えないほど綺麗に整備されており、また外国人がたくさん働いていました。テレビで見るよう な大きな会議室にテンションが上がり、議長席に座らせてもらい記念写真を撮りました。その他にも、 大きな絵やステンドガラスがあり、アフリカの歴史を表現していると説明されました。普通に日本で生活していたら絶対に入らなかったし、UNESCOで働いている人たちにも会うこともなかったので、すごく貴重な経験をさせてもらいました。UNESCOに招待していただいた横関さん、ありがとうございました。

記念写真
なんだかそれっぽい?

3. DREAM PROJECT(活動#2)

第2回DREAMプロジェクトは、Temenjayazhe primary schoolで行いました。前回の学校とは違い、やや広めのグラウンドで、埋め込み式のゴールもありました。今回はスポーツ教室を3日間行いました。 前回、学んだことを活かし、受付方法をチケット方式に変えました。その結果、現地の先生がいなくて も生徒の確認が行えるようになり、とてもスムーズに生徒の受付ができました。

さて、今回の活動では 、陸上ドリルを行ったあとにリレーを行いました。前回までは、40mくらいの徒競走をしていました が、「もう少し仲間意識が高まるやつをやりたい」ということで、リレーに変更。その結果、リレーの最中に応援する姿やリレーで勝って喜び合う姿を見ることができました。また、この学校はグラウンドが広いので、試合の合間にボールを使って練習させ、飽きずに次の試合まで待たせることもできました 。

1・2日目は、難なく活動ができましたが、3日目の女子の日に事件は起こりました。15:30に終わって出てくるはずの生徒が来ない・・・しかも、何故か小学校3年生の40人がグラウンドにいる。この学校 にボランティに入っている隊員も「あれ?なんでだ?」といった感じ。帰りの会が遅れていると思い、10分ほど待っても状態が変わらず・・・小学校3年生たちは、鬼ごっこして遊んでいる状態。そのとき、この学校のボランティアが「まさかの7時間目かぁ・・・聞いてないな」、ということで、イレギュラーな7時間目がスタートしていることに気づきました。では、目の前で遊んでいるこの子たちは、 いったい何の授業なのだろうか・・・「あっ!エステティックスか!!!!」と、その場にいた日本人 4人でハッとしました。※エステティックスとは、エチオピアの美術・音楽・体育などの低学年が行う情操教育のことです。

噂に聞いていたが、エチオピアの体育は放置プレイ・・・まさに無法地帯化している・・・。これは酷 い、先生が見守っている訳でもなく、ただ放置され勝手に遊んでいる状態。ふと時計に目をやるとまだ 30分くらい残っている・・・「じゃあ、サッカーして遊ぼうか」ということで、急きょイレギュラーに サッカー教室がスタート!!男女関係なくサッカーのゲームがスタートしました。キャーキャー言いな がらボールを追いかける女の子たち、ここぞとばかりにドリブルを見せつける男の子たち・・・、その様子をみて、普段から運動欲求が満たされていないことがよくわかる。小学校にもたくさんボランティアが入っているけど、課題がたくさんある国なのだと改めて感じました。その後、授業が終わって予定 通り、参加する女の子たちが集まり、時間が短くなってしまいましたが、スポーツ教室を行うことができました。

サッカーは大人気!
試合後のハイタッチ!
自分だけポーズしてる…笑

4. 第8回JAPAN festival Waku Waku JAPAN  

8年前の隊員が「日本の文化を紹介しよう」ということでJAPAN festivalをスタートさせました。今年のテーマは「Waku Waku JAPAN」に決まり、ワクワクしながら準備して、ワクワクしながら当日を迎え、この「Waku Waku」という感覚・言葉を来場者に覚えて帰ってもらおうという狙いがあります。私 は、餅つきブースを担当しました。エチオピア人は、自分たちの知らないものは口にしないところがあ りますが、その他には、だるま落としのブース(約4 近くの高いさ)、足湯ブース、着物の着付けブース、日本 の写真展ブースなど、日本をふんだんに紹介するブースがたくさんありました。ステージ上では、そう らん節をはじめとするダンスや、J-ポップの演奏などで会場を盛り上げました。エチオピアに日本の文化を紹介するいい機会だったと思います。

だるま落とし
餅つき
着付け
けん玉

5. エチオピアの豆知識 ~その4~ エチオピアの「チマキ」

日本では、スムージーが流行りましたが、エチオピアではそれに似た「チマキ」というものがあります。これは、マンゴーやパパイヤ、アボガド、パイナップル、グァバなどの果物をミキサーにかけて、 ジョッキに入れて飲む飲み物です。1杯20ブルくらいなので、日本円で言うと約100円・・・安すぎる。 エチオピア人には、アボガドだけのものが1番人気です。見た目も綺麗ですが、味も絶品なので、エチオピアに来た際は是非ご賞味あれ!!

初チマキの写真
これはちょっといい所のやつ

6. 最後に

今回は、サッカー以外の話題が多くなりましたが、行事が盛りだくさんの11月で、充実した日々を送 ることができました。エチオピアの生活にすっかり馴染み、こちらでの生活を楽しんでいます。また 、11月に入り、エチオピアのプロサッカーリーグも開幕して、いよいよシーズン到来といった感じにな ってきました。次回は、エチオピアのプロリーグについても紹介できたらと思います。

最後に、11月20日に陸上界の皇帝ハイレ・ゲブレセラシェさん主催のGreat Ethiopian Runというマラ ソン大会に参加しました。マラソンと言っても10km走るだけなのですが、普段走ることのないアディス アベバ市内を走れて、とても楽しかったです。参加者は、45,000人いたということで、お祭り騒ぎでし た。現在、代表チームが解散しているので、サッカー連盟の活動がなくやや物足りませんが、自分ので きることをマラソンの如く・・・コツコツとやっていきたいと思います。

無事にゴール!
ちゃんとしてる、メダル

記事を読み返すとアクティブだなと我ながら思いますね…これからもアクティブに行動していきたい!

ではまた!

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