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Apple Watch Series 10とSeries 5のハードウェア性能の比較

数年ぶりにApple Watchを注文した。本日発表されたSeries 10。

メールボックスを漁ってみたところ前回購入したのは2019年9月で、モデルを調べてみるとこちらはSeries 5のようだ。

(初代、Series 2と連続で買って、Series 5は「久しぶりに買った」という気が当時していたが、それから5年も買ってなかったとは…)

というわけで、ひさびさに買うApple Watch Series 10が、5からどれぐらい進化したのか比較していこうと思う。

Series 1 〜 4の比較はこちら:



サイズと重量

Series 5(44mm)

  • 縦: 44 mm

  • 横:38 mm

  • 厚さ:10.74 mm

  • 重量

    • アルミニウム:36.5 g

    • ステンレススチール:47.8 g

    • チタニウム:41.7 g

    • セラミック:46.7 g

Series 10(46mm)

  • 縦:46mm

  • 横:39mm

  • 厚さ:9.7mm

  • 重量

    • アルミニウム(GPSモデル):36.4 g

    • アルミニウム(GPS + Cellularモデル):35.3 g

    • チタニウム:41.7 g

→ 薄くなって広くなっている。重量は(私が購入したチタニウムは)まったく同じだった。

ディスプレイ

Series 5(44mm)

  • 368 x 448ピクセル

  • 977平方ミリメートルの表示領域

  • Series 3より30%以上大きくなったディスプレイ

  • 感圧タッチ対応LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイ

  • 1,000ニトの輝度

Series 10(46mm)

  • 326ppi

  • 416 x 496ピクセル

  • 1,220平方ミリメートルの表示領域

  • LTPO3常時表示Retinaディスプレイ

  • 広視野角OLED

  • 斜めから見た時の明るさが最大40%向上

  • エッジからエッジまで広がるディスプレイ

  • Ion-X前面ガラス(アルミニウムケース)

  • サファイア前面クリスタル(チタニウムケース)

  • 最大輝度2,000ニト

  • 最小輝度1ニト

→ 技術仕様ページから持ってきたもので項目が揃ってない部分がたくさんあるが、解像度が高くなり、表示領域が広くなり、輝度が上がったということは言える。

Series 5から「常時表示Retinaディスプレイ」ではあったようだ。

チップ

Series 5

  • S5 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)

  • W3

    • Appleワイヤレスチップ

  • 容量32GB

Series 10

  • S10 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)

  • 4コアNeural Engine

  • 容量64GB

→ 技術仕様からそのまま持ってきたのだが情報が少ない。「容量」はフラッシュストレージのこと思われる。

S5

Apple S5は、前世代のプロセッサであるApple S4と同じApple A12の高効率CPUコア(Tempest)とGPUを搭載しており、性能の差はほとんどない。

S4とほぼ同じということで、S4のWikipediaを見てみる:

Apple S4は、Apple A12の高効率コア(Tempest)で構成される64ビット2コアのCPUを搭載している[1]。サイズが小さいにもかかわらず、Tempestは3幅のデコード・アウト・オブ・オーダースーパースカラーデザインを採用しており、以前のインオーダー・コアよりもはるかに強力なものになっている。

S4には、Core MLを実行できるNeural Engineが搭載されている。サードパーティ製のアプリはwatchOS 6から使えるようになった。

SiPには、加速度センサージャイロスコープが搭載されており、ダイナミックレンジが従来の2倍の測定が可能になり、8倍の速度でデータをサンプリングすることが可能になった。また、Metal APIを利用できる新しいカスタムGPUも搭載している。

Apple S4の後継機は、磁力計を内蔵した変型機のApple S5

→ S4から既にNeural Engineは搭載されていたのか…モーションセンサーのダイナミックレンジとサンプリングレート大幅upの話も重要。

S10

S10の詳細はまだでていない。S9より引用してみる。

Apple S9は、Apple A16 Bionicプロセッサの2つの高効率CPUコアSawtoothと1つのGPUコア、第2世代のSecure Enclave、64GBのフラッシュストレージ、1GB LPDDR4メモリなど多数の機能を実現するチップを搭載している。2023年9月12日に発表されたApple Watch Series 9, Ultra 2に初めて搭載されている。TSMCのN4Pで製造されている。
・最大2倍高速に機械学習処理ができる新しい4コアNeural Engine
・第2世代の超広帯域無線(UWB)チップ搭載

→ Neural Engineは明確に性能向上してそう。メモリについては不明。UWBはSeries 5時代にはなかった機能。

センサー

Series 5

  • コンパス

  • 気圧高度計

  • 電気心拍センサー

  • 第2世代の光学式心拍センサー

  • 加速度センサー

    • 最大32G(転倒検出対応)

  • ジャイロスコープ

  • 環境光センサー

Series 10

  • コンパス

  • 常時計測の高度計

  • 電気心拍センサー

  • 第3世代の光学式心拍センサー

  • 高重力加速度センサー

  • ハイダイナミックレンジジャイロスコープ

  • 環境光センサー

  • 皮膚温センサー

  • 血中酸素ウェルネスセンサー

  • 水深計

  • 水温センサー

→ 記述の差分が、表記揺れなのか実際の差分なのかは要精査

通信機能

Series 5

  • GPS/GNSS

  • LTE、UMTS

  • Wi-Fi

    • 802.11b/g/n 2.4GHz

  • Bluetooth 5.0

Series 10

  • L1 GPS、GNSS、Galileo、BeiDou

  • LTE、UMTS

  • Wi-Fi 4(802.11n)

  • Bluetooth 5.3

  • 第2世代の超広帯域チップ

耐久性

Series 5

  • 耐水性能

    • 50メートル

Series 10

  • 50メートルの耐水性能(泳げる耐水性能)

  • IP6X等級の防塵性能12

参考

Series 5


Series 10


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