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Object Detection(物体検出)のアノテーションツール、どれを使うか?

要件

Create MLのObject Detectionモデルの学習で使う。必要なアノテーションフォーマットとしては以下のようなJSON:

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候補となるツールがいくつかあったので、検討メモ。

IBM Cloud Annotations

Create MLもサポートされていて良さそうではあるのだけど、利用にあたってIBM Cloudのアカウントが必要だったので見送った。画像を表示して矩形で囲んでJSON吐いてほしいだけなのにちょっと大げさかなと...

RectLabel for object detection

これも良さそうではあるのだけど、基本的に要課金っぽいので、もうちょっとがっつりやりたいときにまた検討しようかなと。

(余談だがこの課金メニューは参考になった)

ちなみに"Core ML Features"というのはCore MLモデルを生成するCreate ML向けのアノテーション・・・という意味ではなく、

Automatically label images using Core ML model

Core MLモデルを使って自動ラベリングする機能のようだ。興味があるのでどういう機能に落とし込んでるのか今度見てみる。

VoTT

有名っぽいしOSSなのでこれが本命だったんだけど、結論から書くと、使い方がよくわからなかったのでやめた...

画像2

新規プロジェクトを作成する中で、Source ConnectionとTarget Connectionをつくれ、と言ってくる。「コネクション」とは...?

Azure Blob StorageとBing Image Searchをサポートしているのでそういう呼び方になっているようだ。Local File Systemを選ぶ。プロジェクト作成完了。

で...?

画像3

何をしたらいいかわからない。画像を表示して、手動で矩形で囲んで、JSONを吐き出してくれたらいいだけなのに...

LabelImg

結果これにした。

インストール手順は、仮想環境(Anaconda/Python 3.7)で、

$ pip install pyqt5==5.13.2 lxml
$ make qt5py3
$ pip install sip

あとはソースをgit cloneしたフォルダに移動して

$ python labelImg.py

でアプリが起動する。

画像4

まさに、これが欲しかった。

(追記2020.4.17)最終的にVoTTを採用

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