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11月の悪夢

小学生の、2年生時か3年生時か忘れたけど、両親が所属する何かのサークルか家族ぐるみの集団かの芋煮会へ行った。
場所は仙台の奥の方だと思う、たしか。
芋煮会をしてるときは程よい温かさでなんとなく楽しかったのは覚えている。
そこから帰りの車で少し寝て、気づいたら同市内の従兄弟(父の姉)宅にいて、従兄弟から「聖剣伝説2」を借りて帰った。

聖剣は伝説だった。
バグの豊かさで有名ではあったけど、全体のクオリティーも評判ではあった。第1話で村を追い出される幕開けもショッキングだった。
今自分が利府町を追い出されたら旅する気力も無くして生きていけないでしょう(^_^;)
菊田さんの音楽も哀愁漂ってて秀逸だった。

毎日学校からか帰ってはテレビの前に直行し、聖剣2を攻略した。

が、それが災いした。
学校から帰りテレビに直行。聖剣伝説に夢中になるあまり、部屋を温めることも思い当たることなく寒々とした。

風邪を引いた。
そこから数日、解熱まで学校を休むことになる。寒さも印象的だったせいか、なぜかその時の体調不良感は今も忘れない。
部屋を寒いままにしたことは後悔したけど、聖剣伝説2という名作にのめり込んだことは後悔していない。

今でも11月になると、あの時の寒さと聖剣伝説2を、芋煮会のくだりからの思い出す。菊田さんの名曲の数々も思い出す。逆に聖剣2の曲を聞くだけでも、11月の寒さを思い出す。

今日は暖かくして寝よう。

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