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今年の注目ゲーム

三つ子の魂百まで。まだ幼稚園に入る前からのめり込んでいたファミコン。
最近では当時の作品がリメイク、リマスター、ダウンロードコンテンツ化して現役ゲームっ子もおっさんかつてのゲームっ子も楽しめるように整備されている。
そんな中、去る2月10日に任天堂ダイレクトという情報サイトで今年注目のリメイクゲームが発表された。ラインナップが個人的に激アツだったのでぜひこの思いを共有したい。

LIVE A LIVE

一言でいうと「ヤバい」。
幕末、西部、中世等。異なる世界、異なる時代の主人公たちがどの時代にも蔓延る憎しみという感情と対峙するオムニバス形式の群像劇で、それぞれの主人公たちが画面を文字通り縦横無尽に舞って戦う新感覚のRPG。
完全リメイクでキャラボイスもついている。イラストレーターにコナンの青山さんやおぼっちゃまくんの小林さん等が関わっていて豪華なオムニバス。音楽はスト2等を手掛けた下村陽子さん。下村さんの音楽が作画も設定も異なる7つのシナリオの世界観をうまく束ねているような気がする。
光田康典さんもサウンド面で関わっている。

クロノ・クロス

一言でいうと「ヤバい」。
時間空間移動を伴う物語はとにかく頭を使う。
ホームとアナザーという2つの並行世界を行き来しながら「運命」と戦う少年とその仲間たち、いやむしろ全人類の物語。
運命は、神は、伝承はなぜ存在するのか。一人の少年のある夏の日のアクシデントをきっかけに世界がそのタブーを紐解いてゆく。前述どおり、ストーリーの読み解きは若干難しいけど、伏線とかが色々理解できるようになってくるとスルメのように噛みごたえがあってズルズルハマってしまう。私は中学生時代に一旦挫折して、20代になって話を理解してハマった。
今回はそのリマスター版としてリリース。
音楽は前作クロノ・トリガーにつづき、神の手と呼ばれた光田康典氏。ゲーム苦手とか忙しいとかトリガーとなんか違うとか、手がつけられない人はサントラだけでも聞け。オープニングののっけから人気曲「時の傷痕」が流れる。メロディの美しさにショック死しないように。

フロントミッション ザ・ファースト:リメイク

一言でいうと「ヤバい」。
傭兵の心情を描くドラマが共感を呼んでいる。
現代社会の産業構造でも下請けとか業務委託とかそういう仕事の契約形態があるが、そういった「間に挟まれる人たち」の熱意だったり苦悩だったり葛藤だったりが、設定や世界観が違えどリアルかつ如実に描かれている。
とくにフロントミッションは完全に「敵」と「味方」が分かれる軍記物語で、だからこそその狭間で思い悩む現場の若者たちの心が痛いほど恋しい。ゲーム内の地名に実在する国名、地名が使われるのでそのへんにドキドキワクワクする人もいるかも。
今回はリメイク作品で、音楽はLIVE A LIVEと同じ下村陽子さんと、松枝賀子さん。
ちなみに個人的には外伝的に発売された「ガンハザード」がアツい。


ちなみに、これ以外にヤバいタイトルが豊富だったのが今期の新作だったが、個人的にはこの3作を推したい。伝説と呼ばれた作品郡が現代でもリスペクトされて尚愛され続けるのはリアルタイムゲーマーとして幸せを感じる。
ゴールデンウイークや長期休暇は勉強・仕事なんか放り出してぜひレトロゲームに没頭してもらいたい。


ちなみに、ゴールデンウイークの初っ端、4月29日はたまたましごとでレトロゲームのイベントやります。

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