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自然に生きることについて

「私のお葬式に来なくていいから、これには来て!」
ってメレクさんに言われて、東京に飛んで行って来ました。

自然に生きることについて
アトリエ・エレマン・プレザン 佐久間さんを迎えて
■5月19日(土)17時半開場 18時開演 

すごくすごく素敵なイベントだったので、感想文をしたためることにします。

「アトリエ・エレマン・プレザン」については、
今までにメレクさんから何度か話を聞いたことがあって、彼女の並々ならぬ想いは感じ取っていました。

時々お手紙でくれていたポストカードも
アトリエ・エレマン・プレザンのものだと教えてもらって、
私自身、とても興味を持っていました。
(だって、すごく素敵なんですもの!!!)

今回、冒頭でメレクさんが

「アトリエ・エレマン・プレザンの素晴らしさについて、伝えたいんだけど上手く伝えられないから、このイベントを企画しました。イベントにすればダンス教室の生徒さんも来てくれるから。」

と言っていて、
メレクさんが今回のイベントに込めた想い、
企画した意味がひしひしと伝わって来ました。

いのちのリズムを大事にして生きること

アトリエ・エレマン・プレザンは、ダウン症の人達のプライベートアトリエ。

メレクさんは、
はじめてアトリエを訪れた時、
彼らの絵を描いている姿が、あまりに自然だったため、自分も自然に生きたいと思い、「人間も自然の一部であること」について考え始めたそうです。

アトリエの子どもたちは
いのちのリズムを大切にして生きている。

「誰だって、奥底に素敵なメロディーが流れている。
でも、それをそのまま出してはいけない社会。
奥に美しい場所を持っているのに出せない。」

と佐久間さんがおっしゃっていて、わかる・・・と思いました。

ダウン症に限らず、生きづらい人たちは、
今の社会の性質上、「いのちのリズム」を表現できない人なのかもしれない・・・。

ダウン症の人たちが共有している世界

ダウン症の子どもは1000人に一人の確率で生まれます。

日本だけではなく、どの世界にも。
極論を言うと、それは人類にとって1000人に一人はダウン症の人が必要だということ。

佐久間さんがダウン症の人たちから感じ取ったのは、
・圧倒的に優れた色彩感覚
・素晴らしい感性
・調和的・平和的な、やさしい性質
**
それらを「
人間の原液のような存在**」と表現されていて、
その価値を見つけだした佐久間さんはすごいと思った。
ダウン症の人たちの世界観の言語化。

いつだって時代をつくっていく人は
“言語化”ができる人だと思う。

人は、自然に生きられないように教育される

人は、置かれた環境に左右されます。
そして、「なるべく期待に応えたい」とする生き物。
**
・こうしちゃいけない
・こうしなければならない**

がずっとまとわりつく。

「心配」にも応えようとする。
「心配」という名の「不安」も押し付けられる。

知的能力は争う技術。
許可してもらうためには「比較の世界にいかないといけない」。
本当はのんびりしたいのに、
その人らしくいられなくなってしまう状況。

絵は、勝とうとして描くものではない。

ダウン症の人たちが描く絵は、
・気持ちいい状態
・しあわせ・楽しい・生きててよかった

など、とてもポジティブな表現。
愛情、生命力、創造性の源が込められている。

それは、ダウン症の人たち自身が、世の中のGIFTとして存在しているから。

人間には一人一人役割がある。**

人には、一人一人役割がある。
それは何だっていい。
人によって、存在すること自体が仕事だったりすることもある。
ダウン症の人たちは、まさにそう。

お金に変換できないと、認められないと思いがちな時代だけど、
大切なのは内なる動機。

一人の人が喜んでくれることに集中すること。
心の仕事に専念すること。
自分に嘘をつかないこと。
自分を肯定する。
自分の価値を認める。

才能は、共感すると溢れ出てくる。
だから、今、その人が出している状況を認める。
分からなくても分かろうとすること。
それが、エネルギーになる。

美しい時間を過ごす

「子育ての成功」は存在しない。
逆に、失敗も存在しない。
「子育てに失敗したから」「育て方が悪かったから・・・」という言葉は、子どもを傷つけるだけ。

大切なのは信じてあげること。
もっともっといける!と思ってあげること。

人が、ピークを発揮するするのは愛情感情を得た時。
押しても押しても、反発する、跳ね返ってくる生命力。

生産性の高さが問われる時代だけど、
今後生産性の高いことはAIがやってくれるようになる。

それよりも、新しい価値観を生み出すことが大切。

いいと思うことを発信したい。
ダウン症の人達の心を守りたい。
価値観を変換したい。
それにはたとえ時間がかかったとしても。

今回のイベントで感じたこと

今回の感想文を書くにあたって、
私自身が佐久間さんの考えを言語化できていないことに気がつきました。

考えが深すぎて、
メモも取りすぎて、
感情の容量がいっぱいいっぱいになってしまった。

だから、今回のまとめは誤解もたくさんあるかもしれない。
私の頭の中で変換された表現だから。


いっぱいいっぱい感じたことはあったけれど、
私は漠然と、「佐久間さんみたいな仕事がしたい」って思った。

うつくしい人たちの、うつくしい場所を守るための仕事。
みんなに届ける仕事。

そのために私は、時々比較の世界に行ったり、
お金のことをやる。
伝わりやすいように整理する。

ぼんやりとそんなことを思いました。


メレクさん、本当に素晴らしいイベントにお招きありがとう。
メレクさんのことも、もっともっとみんなに伝えたい。

メレクさんのダンスも、
アトリエ・エレマン・プレザンのように
人間の本質を伝えてくれている。

私は、メレクさんと会うたびに、レッスンを受けたり、イベントに行ったりするだけでたくさんの大切なことを感じています。

それは言葉ではなく、もっと感覚的なこと。

それを表現するために、私はもっと言葉を磨いていきたいと思いました。


なんだか、まとまりのない文章だけど
これが今の私の感情です。


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