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禅と食 ~台所の坐禅とは~

先日、曹洞宗とHISの共催の
「禅と食 ~台所の坐禅とは~」というイベントに参加してきました。

私の実家は他の宗派ですが
夫の家が曹洞宗で、どんな感じか知りたかったのと
プログラムに惹かれて、このイベントにぴったりな友人に声をかけて参加✨

お釈迦さまに見守られながら
浄い空間での時間。
プログラムは修行道場のお作法にのっとって
進められました。

「修行と修業」の違いについてや
修行道場のお話し、道元禅師の修行観
食事の前に唱える「五観の偈」という短いお経などを
教えていただきました。

禅では食事を「自分を調える修行」としてとても大切にされていて
断食はしないとのこと。

この日にご用意いただいた精進料理は
修行道場よりも豪華版とのことですが
淡味という優しいけど
それぞれの素材の味がしっかりと感じられる食事。
喋らずに静かに一皿一皿の食事と向き合っていただく。

おかわりもあるのですが
そのいただき方のお作法がまた効率的で
素晴らしい。
無駄を出さない。過剰にならないようにする。
そして、お裾分けのこころも。

食事のあとは、椅子での坐禅体験。
このところ頭も体も忙しかったので
この時間、本当ありがたかったです。
短い時間だったけど満たされて広がりました。

続けて、写経のじかん。
この日は、食事を準備する人の心得
「典座教訓」の一部をお写経しました。

ちなみに作る側の「典座教訓」
いただく側の「赴粥飯法」を
道元禅師が執筆されたのだそうです。

写経も大好き。
この集中する時間、スッキリします。

最後に、行茶。
修行道場ではほうじ茶だそうです。

今回のお菓子は、東京グランドホテルの料理長さんが
考案してくださったという最中。
中身が工夫されていて最高に美味しかった🥰
また食べたいな・・・

禅の修行は憧れの仏様のようになる(成る=成仏する)ために
日常の一つ一つ
生活そのものを自己を調えるために
行いを修めること、とのこと。

精進とはこつこつ続けていくこと。

他にもたくさんの素敵な考えを教えていただき
とっても満足な時間でした。

貴重な時間、ありがとうございました🙏


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