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RPGの登場人物達、生涯年収がヤバそう

モンスター倒すだけで金を手に入れられるんだぜ?
あれどういう仕組みなの?

物理的にモンスターが金を落とすのか、はたまたモンスターから素材を剥ぎ取って換金しているのか。
まぁ現実的に考えると後者だろうな。

RPGというのはゲームシステムの都合上、記号の塊と思っている。
最近のゲームに関してはリアルタイムに戦うのが主流だが、昔のRPGは律儀に味方や敵のターンを待っていた。

実際の戦闘はそんな事はないんだろうけど、それも一つの記号なので幼い頃の私はターン制バトルでコマンドを入力しながらも「実際はキャラクター達が動き回って死闘を繰り広げているんだろうな」と脳内変換していた。

金銭に関しても素材を換金するという手間を端折っているんだと思う。
FF12は一部の敵キャラ以外金を落とさず、代わりに素材を売却するというシステムなので他のRPGも実際はそうしているんだろう。
(ゲームによるがサブクエストなどで報酬を得るというのもあるだろうけど)

ドラクエなどの所謂「勇者が魔王を討つ」という王道な物語の場合、魔王討伐後の報酬ってエグそうだよな。物語の始まりは王様から依頼されて旅立つというイメージが強いので、凱旋後にたんまり貰えるのは想像に難くない。
尤もドラクエシリーズにおいては主人公が王族のパターンが多いので世界が平和になった後は稼がずとも暮らしていけそうではあるが。

例えばドラクエ世界の通貨は"ゴールド"だが、生みの親である堀井雄二氏によると日本円に換算すれば1ゴールド=100円らしい。
ドラクエ1で一番ゴールドを落とす敵は「ゴールドマン」というモンスターで、一体倒す度に650ゴールドが稼げる。現実世界だと65,000円だ。ヤバない?
ただゴールドマンは出現率が高くないので、次点で獲得ゴールドが高い「だいまどう」を倒しても185ゴールド(18,500円)を得られる。
もちろん強敵ではあるので相応のレベルが必要だが、すんなり倒せるようになれば10体倒すだけで185,000円という新卒の初任給ぐらいの金額が稼げる。そんで10体倒すぐらいならエンカウント率にもよるが1時間あれば余裕なので、時給185,000円。

ここで現実世界における生涯年収を考えてみたい。
要は時給 * 労働時間 * 年間労働日数 * 労働年数で単純計算すれば算出できる筈だ。

ドラクエ1の主人公である勇者は明確に年齢が設定される訳ではないが、3の主人公は16歳で旅に出ているので仮に1の勇者も16歳としよう。
実質的なシリーズ最高齢はブライという71歳のおじいちゃんなので、その年齢が戦闘が可能な上限とすると、仮に55年間モンスター討伐を生業にする場合、現実世界としての(日本の)基準とされている労働時間8時間 * 年間労働日数240日(土日祝休み、夏季冬季休暇有りの場合)を加味して単純計算したら

185,000 * 8 * 240 * 55 = 19,536,000,000

となる。やべぇな。

だいまどうを倒すだけでざっと計算して195億3600万は稼げる。
1日で148万、1週間で740万、(月の日数によるが)1ヶ月で2900~3200万ほど、年間で3億5520万の収入。税収ヤバそう。そもそも立ち塞がる敵はだいまどうだけではなく他のモンスターもいる筈だし、そこに魔王討伐の報酬とかも加わるんだぜ?
ひょっとしたら1000億も夢じゃないのかもしれない。

自分がそういう世界に転生したらどうなるんだろうか。
そもそもモンスターを倒せるのだろうか。
ある程度の力を持てたらそれで生活が出来そうだが、そこまでが大変そうだな。まずはスタート地点周辺の雑魚モンスターからか……。

まぁでも頑張ればビッグドリームは掴めそうな気がする。
皆さんも異世界転生後の稼ぎ方を考えてみてください。

おわり。


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