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僕、アルバイトォォ!!だった頃

あの人今頃何してるかな。
元気にしてくれてるといいな。

個人で仕事をするようになって、相変わらず食い扶持を探す毎日ではあるが、ふと自分が学生時代にバイトをしていた頃のことを思い出した。

今でこそ割と社会で明るめに振る舞えるし、ある程度人と話す事が出来る。しかし学生時代は今の性格と真反対で親しい人以外マジで誰ともコミュニケーションが取れなかった。故にバイトをしようにも信じられないくらい面接に落ち続けていて、ようやく人生で初めてバイトが出来たのが派遣での肉体労働だった。

無論体育会系なのでめちゃくちゃ怒られ続けてたし、ヒィヒィいいながらイベント会場の設営や倉庫のピッキングなどを行っていたが流石にキツくなってきたので、どうしようかと考えていた際にゲームのデバッグのバイトを見つける。

大のゲーム好きなのでこりゃいいぞと思いながら面接を受けるとなんと合格し、ウキウキしながら仕事に臨んだ。

これが間違いだったとも知らずに……。

というのもまずやはり誰ともコミュニケーションが取れない。
流石に賃金を頂く以上、最低限業務上の報連相は行っていたがそれ以外でのやり取りはてんで成立しない。
飯の休憩時に頑張って職場の人たちのテーブルに同席しても、会話の中に入れない。

盛り上がっている中で突然「あのっ!」と声を出し、注目を集めるも「ア、ボ、ボクモ、ソウイウコトアリマス…」と眇眇たる声量で発言をするも周りは「は、はぁ……(苦笑)」みたいな反応しかせず、さらに孤立していった。

業務を円滑に進める為には、ある程度仲良くなっておく必要があると思っただけなんだよ私は……。

デバッグの仕事というだけあって業務は各案件のチームに分かれている。上述の苦笑いしてた人たちも同じチームの面々だ。

その中に、とてもひょうきんで周りをいつも笑わせているムードメーカーの人がいた。しかし、何故か自分にだけ冷たい。休憩中ならまだしも、業務中にも冷たい。
そういう人にそういう態度をとられるのが一番メンタルにくるんやで……。

極め付けは無事案件のデバッグが終了し、チーム内で「打ち上げしましょうか!」みたいな声が聞こえてきたものの、私だけ声をかけられずいつのまにか打ち上げが行われていたっていうね。
こっちから願い下げじゃい!

最悪、最悪ね、職場でそんな扱いを受けていてもお給料をもらえるなら頑張れたんだ。だからシフトを入れるだけ入って、夜勤もして、気が狂うほどゲーム内で同じ行動をしてバグを探していたのに振り込まれた金額は雀の涙ほど。

辞めたるわこんな仕事!!
舐めやがってよぉ!!!


即バイトを辞めて、次はどこで働こう、また面接落ち続けるんかなと思っていたもののまた別の派遣会社に登録したおかげですんなりと働けるようになったという。最初からそうすれば良かったんや……。

あとはコールセンターとかビラ配りとかか。そんなに多くない。
1日だけ居酒屋でバイトしたがいざ働いてみると労働条件が全く違っていたり厨房の治安が悪すぎたので店長に長文で文句のメールを送りすぐ辞めた。無理だわ。

まぁそんな感じのバイト歴ではあるが、最後に一つだけ言いたい事がある。人によるだろうけど、ゲーム好きの方にデバッグの仕事はマジでおすすめ出来ない。同じゲームで同じことを死ぬほど繰り返していると、狂う。

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