見出し画像

9月は夏だろ

暑中(しょちゅう)とは、(実態はともかくとして暦の上では)1年で最も暑さが厳しいとされる時期のこと。

暦の上では夏の土用の約18日間を暑中というが、実際には土用が明ける立秋以降も厳しい暑さが続き、これを残暑(ざんしょ)という。残暑は9月中旬ごろまで続くことが多く、むしろ暑中より残暑の期間のほうが長い。

暑中や残暑の期間に夏バテになる人も多く、土用の丑の日の鰻など、暑さを乗り切るための種々の食べ物が夏の風物詩となっている。

暑中 - Wikipedia

要は7月中旬〜8月初旬のことを”暑中”といい、それ以降から秋分を迎えるまでの期間を”残暑”というらしい。

いや、今でも体感的には暑中だが?


あくまで時候の区切りとしてそう表現しているのは重々理解している。私が腑に落ちないのはその名前だ。7月から9月末まで大体暑中だろうよ。せいぜい残暑と名乗っていいのは10月からとちゃうんか?

万物は諸行無常、変わらぬものなど何一つない。
元号は令和に変わり、西暦はもう2024年。先人が季節や時節に名前を付けた頃の日本とはもう違うんだ。ここ10年でも明らかに気候に変動が起きているのが分かるし、旧来の呼称を保つにはもう無理があるんじゃないか?

私が小学生だったころはまだ暑中だの残暑だの言われても納得出来ていた。四季の区切りとしても、

春 = 3,4,5月
夏 = 6,7,8月
秋 = 9,10,11月
冬 = 12,1,2月

という認識でいた。
これなら9月が残暑と言われる所以も理解できる。

だが今はどうだ、

春 = 4,5月
夏 = 6,7,8,9月
秋 = 10,11月
冬 = 12,1,2,3月

としか思えない。
今やもう3月は冬だし、9月は夏なんだよ。

気象庁とかはもう新しい時節の区切り方を提唱するべきではなかろうか。
今まで使われていたものは「この期間は旧来こう呼ばれていた」と歴史の一頁として残して、これからは今の時候に合わせて再定義する時が来ているんじゃないか?多分だけど、これから先は春と秋はもっと短くなるだろうし、クソ暑い時期とクソ寒い時期がもっと伸びると思うんだ。そろそろマジで考え直してもいいと思うんだけどなぁ。

じゃないと天気予報とかで「9月に入っても残暑が続いておりますが……」みたいな発言を聞いても「いやゴリゴリ暑中やんけ!」とずっと思い続けてしまいそうだ。

以前にも3月は冬だろと憤っている記事を書いたが、私の気持ちは依然変わっていない。今や様々な社会的事象に対する認識をアップデートしていこうという動きが多いが、時候や時節に関しても新しい考えを持っていこうぜ。

おわり。


noteに書くテーマを募集しています。よろしければお送り頂けると幸いです。マジでよほど公序良俗に反していない限り対応します。ネタがないんです。頼んます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?