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図書館にて

皆さん図書館へ行ったことはありますか?

本が好きな人はよく行ったりしているのではないでしょうか

色々な資料もあるので調べ物をする時にも利用したりしますよね

僕も本日図書館を利用したのですが時間を忘れて本に夢中になるのはとても良いなとあらためて思いました

図書館という空間が好きでよく遊びにいきます

遊びに行くという表現はおかしいのかもしれませんが僕は遊びに行っている感覚です

本が沢山棚に並んでいてとても静か、その場にいる人は本の世界にのめり込んでいて真剣な眼差しです

8人掛けの大きな机では新聞や雑誌を読んでいる人が多くいました

各本棚の端に椅子が置いてあって、そこで読んでいる人もちらほら

周りに人がいると集中できない用の椅子なのでしょうか?

それとも気になる本を見つけたらすぐ読めるように棚の近くに椅子が置いてあるのかな?

最近は本屋さんでも棚の端に椅子があって座り読みができますよね

座って読めたら全部読んでしまう人がいそうですけど大半は途中でやめて買うんですかね

本屋にもそれなりのメリットがあるから椅子を用意しているのでしょう

図書館の話に戻りますが、読書スペースがあったのでそこで読むことにしたのですが10人ほど座っていました

静かそうだったので気にせず端のソファに座って読んでいたのですがフーーーッフ、フーーーッフ、という息が聞こえてきて急に集中力が切れてしまう事件が発生

突然のフーーーッフに気づいてから文章を読んでいても内容が頭に入ってこない、入ってくるのはフーーーッフ

だんだんイライラしてきてフーーーッフの正体を見つけたくなってしまいキョロキョロ辺りを見回していると

8人掛けの大きなテーブルの方からフーーーッフと聴こえてくるのがわかりました

正体は恐ろしく鼻の詰まったおっさん

それにしてもうるせー、かわいい女の子だったらこんなにイライラすることはないのだろうけど

鼻の詰まったおっさんにはどうもイライラしてしまう

しかもそのおっさんは新聞を読んでいたのだがフーーーッフのせいで新聞をめくる音にまで反応してしまいイライラが募る

この静かな空間では新聞をめくる音が大きく聴こえるからだ

本に集中できなくなってしまったので場所を変えることにした

2階は学習・読書スペースになっているのでそちらに移ることになり、お手洗いをすませてから2階に向かう

一人一人に机があり、隣とは白い板で区切られていたので気にせずに本を読む空間が用意されていた

フーーーッフに惑わされずに安心して本が読める

聴こえるのはペンの走る音くらいでとても静かだった

やっと集中して読むことができ、気づいたら2時間が経過していたのだがここで問題が起きた

フゥーーーフゥーーーというとんでもなく強い鼻息星人が現れたのだ

おいおい鼻詰まりから逃げてこれたと思ったら別のやつ来たぞ

ただ最初のおっさんとは違うのがシンプル鼻息音というところだ

おっさんの場合は自分でも気づいていたと思うが鼻息星人は自分の鼻息の音量に自覚が全くないやつだ

音痴だと気づかないのが本物の音痴だというが

鼻息の大きさに気づかないのは本物の鼻息星人である

文章を読んでも頭に入ってこない、ため息で二酸化炭素を無駄に出し過ぎた気がするよ、ごめんなさい地球

集中力が切れたので読んでいた本を借りて帰ることにしたのだが、借りるには受付でカードを発行しなくてはいけなかった

ここの図書館は来たことはあったけど借りたことはなかったので新規で作ることになり受付のおじいさんの指示のもと記入用紙に名前や住所、生年月日電話番号を書いて渡した

ランニングの時にかけるような尖ったサングラスをかけたおじいさんが記入用紙と免許証を照らし合わせている

するともう1人おじいさんが来て2人でパソコンに打ち込む作業を始めた

いや1人でできるやつ!!!!!!と思いつつも様子を見ていると

サングラスの方のおじいさんが記入用紙に書いてある内容をもう1人のじいさんに伝え始めた

住所は〇〇〇〇〇〇の何番地ね、耳が遠いからかしらんが声が異常にでかい

皆さん図書館の静けさは知っていますか?

もう全ての人に聴こえるんですよそのボリュームだと

で次は電話番号〇〇〇〇〇〇だよ  おいー!!次はじゃねーよ!個人情報ダダ漏れじゃねーかじじいども!記入用紙に書いた意味ねーだろーが!音読するためのものじゃねーんだよ!と内心では怒り爆発、辺りを見回してみると本を読んでいる人はたくさんいた

結果記入用紙の個人情報を隅から隅まで図書館中に拡散されてしまった

最後まで声量が変わらないただ一つのじじいに怒りが湧いた、ダイソンで殴りたくなったが気持ちを抑えて頷く

登録ができたのでカードを受け取りすぐに本を借りて帰ろうとすると

「返却期限は2週間だからそれまでに返してね、読み切れなかったらまた同じやつ借りてもいいんだよ」

という言葉と共に2人のじじいの顔がにっこり微笑む

その純粋な笑顔に免じて今日のところは許そう

ただ今度からは1人で受付できるようにならないと皆んなに迷惑がかかるからダメだからな

微笑んでいる自分の顔が自動ドアに反射して見えた


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