見出し画像

~面白学校のOB・OG訪問会~ イベントレポート

10月26日に「面白学校のOB・OG訪問会」というイベントを開いた。
イベントに参加してくださった方や拡散を手伝ってくださった方、ありがとうございました!

スクリーンショット 2019-10-31 21.29.48

今回のイベントの目的としては、保護者の方や学校を選ぶ学生に様々な学校の幅広い可能性に気づいてもらう事だった。

前回のnoteで書いたプランを実行する第一歩として僕の周りにいる面白い学校を出た様々な取り組みを行なっている卒業生の人達に来てもらい、それぞれの学校での経験や成長、今の取り組みの詳細などなど様々な濃いリアルな話をプレゼンしてくれた。

このレポートではその中で興味深かった事のピックアップやイベントを通して自分が感じた事を書いていく。

イベントを主催した感想

まずイベントの主催を初めてやった感想として、
「めちゃくちゃ大変」
でした笑

それは集客、コンテンツ作成、登壇者の管理、お金の管理や会場の押さえなど全てやらないといけなかったから。前回、似たようなイベントを知り合いの方に主催していただいた。その時は70人ぐらい来て、とても成功したイベントとなった。それで私は簡単にイベントに人を呼べると思ってしまった。

それが大きな間違いだった。

その背景には今まで教育業界で名を震わせてきた方々が何人か集まって、きちんと集客した結果だった。対して私は下積みも無く、僕自身突っ走って企画し、集客をやろうとしてしまった。その結果、使わせていただいた会場は100名程入るのに対し、きてくださった方は合計20名ほどに留まってしまい、腕を奮って成功とは言えない結果になってしまった。

会場

この事から反省したのは自分で突っ走り過ぎてしまった事で協力してくれる人達に「お願い」してしまった事だ。お願いでは無く、「自分ごと」化する事が必要だったのだ。そしてそのためには企画構想段階から人を巻き込む事が必要だった。

イベントの内容

イベントでは僕合わせ、5人の登壇者がいた。

・Green School 卒業生、私
・UWC ISAK Japan 卒業生、藤井太一
・海陽学園 卒業生、王昌宇
・角川ドワンゴ学園N高等学校 卒業生、佐々木雅人
・学校法人シュタイナー学園 卒業生、東出風馬

それぞれが自分の学校での体験を話してくれた。その中で学校の違いが顕著に見れた。その中でも特に面白いと感じた内容を紹介したい。

スクリーンショット 2019-11-10 13.31.47

まず最初に話したのは、私自身。グリーンスクールの経験の中で特に皆様が関心を持ってくださっていたのは授業体系の話であった。グリーンスクールの授業体系は他の学校とはやはり結構変わっており、授業の形態がプロジェクト主体でできていたり、授業毎にエコ要素を取り込む事などがユニークである。(詳しいグリーンスクールの話は前回のnoteに載っているのでそちらを参照に。)

スクリーンショット 2019-11-10 13.32.06

UWC ISAK JAPANについては藤井太一さんが話してくれた。UWCの話の中で興味深かったのはアドバイザリーという制度である。この制度は一つのチームで毎週集まり、プロジェクトを行うといったものだ。その中で太一さんは拾ってきた犬を先生の家で育てたそうだ。こういった活動を行う中でチームワークを学ぶ事ができる。そしてインターナショナルスクールの割に奨学金も充実していてお金の縛りを超えて本当に多様性のある生徒が集まっていて、様々なインスピレーションをくれそうな学校だと思った。

スクリーンショット 2019-11-10 13.32.27

そして海陽学園は学校のできた経緯の話がとても興味深かった。この学校は日本の大企業が多額の資金を入れてできたらしく、全寮制の中等教育に学んだ事を思考や行動に効率よく結びつく力を身に付ける事で次代のリーダーを育てる事が目的との事だった。そして全寮制な事もあり、規則も厳しめで一日のスケジュールも多くの時間を勉学に詰め込むらしい。この話で特に面白かったのは、大手スポンサーであるTOYOTAやJRなどへの直接的な人材流通を目的はなく、卒業後そのまま就職する人はいないという事だった。

スクリーンショット 2019-11-10 13.32.43

佐々木さんのプレゼンで聞いた話ではN高はテクノロジー、インターネットを駆使した学校というイメージだった。そして佐々木さんのエピソードでとても面白かったのは卒業式にアメリカから遠隔で出席し、ロボットで卒業証書を受け取るというものだった。こんなエピソードは他の学校ではまず聞けないだろう。そして佐々木さん自身で仲間とディベート部を創設し、設立僅か二年程で全国大会にて優秀な成績を残している。そしてN高ではこういった課外活動が盛んでその一つ一つがとても魅力的だった。

スクリーンショット 2019-11-10 13.32.58

シュタイナー学園はとにかく自然との共有を重んじてるといった感じだった。しかしグリーンスクールとは違い、テクノロジーにはなるべく触れないようにするというのは一つの大きな特徴だと思った。そしてその理由としてシュタイナーのポリシーである、情報を与えすぎない事で考える力を身に付けさせるためだ。そして現にシュタイナー教育を受けた人の思考は深いと感じるし、風馬さんも高校生の時に起業したりと思考を高め、実際に行動に移している。

このように様々な学校の違いが比較して見れたのはとても興味深かった。そして学校のリアルな部分が聞けるのはやはりこういったオフラインのイベントの強みだと感じる。さらに逆に少人数だった事もあり、多くの人が質問したり、その後の交流会で繋がる事ができたので良いイベントになったと感じる。

最後に

後日、きていただいた一人の方からメッセージをいただいた。

スクリーンショット 2019-11-10 14.14.37

これを見た時このイベントをやって本当によかったと思った。このイベントの様なちょっとした行動から人への影響を与えられる事を実感した。そしてそういった人を増やし、「皆が自分に合った教育を選べる社会」を創って行くためにもこの活動を続けていこうと思う。

そして皆さんにはその様子を応援していただけるととてもありがたいです。
ご朗読ありがとうございました!

そして活動内容についてnoteで定期的に発信できればと思います。
よろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?