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日本の教育にダイバーシティを〜今の教育で教えられていることは、生きていくために本当に立つのだろうか〜

「次に学校に行くときには桜ないんかな」という声を聞いてなんだか僕もしみじみ感じました。

自宅で過ごす1日が多いと思いますが、学生の皆さん自分の今を全力で頑張ってください。

応援しています。

教育に関する意見はいろいろとあると思いますが、その中でも僕がずーっと疑問に思っていることは

「今の教育で教えられていることは、生きていくために本当に立つのだろうか」

ということです。

今の日本の教育は、何十年も前につくられたカリキュラムに則って行われています。

1947年に制定された教育基本法・学校教育法で定められている、義務教育9年(小学校6年・中学校3年)の枠組みを基調に、1980年代から1990年代にかけて見直しが行われたものが現状の教育カリキュラムであり、それは生徒全員が同じ科目を同じペースで勉強することを前提とした画一的なものです。

いまや時代は大きく移り変わりました。

また、5Gのサービスが始まり今後更なる大きな時代の移り変わりが訪れます。

個人の考え方やライフスタイルがバラバラになっていくこれからの社会では、各々理解の進歩が異なる30人〜40人の生徒全員に同じ指導を行う学習スタイルはあまりにも効率が悪いと僕は考えます。

これからは、全員が同じペースで同じ内容を勉強するのではなく、各々が自分にとっての大切なことを自分のペースで学んでいくスタイルが求められるでしょう。

海外では、インターネットを利用して生徒が学びたいテーマを自由に学べる環境が整っています。

オンライン上で自分の好きな講座を受講できる「カーンアカデミー」などのサービスはそのいい事例だなと思います。

テクノロジーを活用した「アダプティブラーニング」によって、個々人に最適化された学習が可能な時代になっているのです。

今の日本は、人口の多い高齢者層のための政策ばかりが行われ、未来を背負う若者へのサポートが軽視されている「シルバー民主主義」の時代だと言われています。

しかし、若者達に十分な教育のサポートを提供しないとこの先の社会をより良い方向へと導いていく力を身につけつことができません。

未来のために、これからの時代に活躍できる力を獲得させることが、今の教育に求められているはずだと思います。


何が問題なんだろうなー。。。


現代日本の学校教育の問題点がどこに問題点があるのかを考えてみると、学校が「クローズ化」していることだと思っています。

当然、学校の教師は教科教育のスキルには長けているが、企業での勤務経験がない人が大半であることから、ビジネス、テクノロジー、経済、お金、政治の仕組みといったトピックに明るい人もそう多くはありません。

今を生き抜くリテラシーを持っているとは僕は思っていません。

さらには同じような教師が同じようなバックグラウンドの人達で構成されているため、学校では非常に閉鎖的な環境になってしまっています。

これを解決するためには先生を「オープン化」した方がいいと思っています。

そもそも学校は、親の教育能力にかかわらず、あらゆる子供が一定以上のクオリティの教育を受けられるようにするための公的機関でしょ?

工業社会を前提とした20世紀式の教育ノウハウが今もそのまま使われ、

「社会のルールに従えるようになることが、大人になることだ」

と教え、空気を読むことを何より重視する人材ばかりが育つようになってきています。

例えば、音楽の授業で使用される「リコーダー」。

自分で「リコーダー」って書いていて懐かしいなと感じました。。。

純粋な音楽的要素を身につけることが目的なのであれば、鍵盤楽器を習得させたほうが適切なはずです。

スマホでもタブレットでも楽器アプリの普及で価格面においても大きな差はないはずなのにあえて汎用性の低い「リコーダー」を必修化しています。

こういったことは考えたらゴロゴロ出てくるが、これこそ

「意味があるかは分からないが、とりあえず真面目に従うことが立派なんだ」

と教え込む近代教育の弊害を表すいい例だ。

こうした現状を打破するためには、教師達の多様性を広げ、子供達に社会の現実を良いところも、悪いところも教えていく必要があります。

テクノロジーのリテラシーから「シルバー民主主義」の厳しい現実まで、多様な教師から多様な現実を学んでいけるような教育であるべきだと思っています。

そんなことを思う1日でした。

皆様に支えられていることを本当に感謝しています。 これからも良いと思っていただけるような記事を書けるよう頑張っていきます。